新千歳空港国際アニメーション映画祭2020長編コンペティション部門ノミネート作品発表!
こんにちは。
アニメ映画ライターのネジムラ89です。
今年も新千歳空港国際アニメーション映画祭の季節がやってきました。
個人的な注目はやはり長編コンペティション。
長編コンペティションでは、世界から応募された長編アニメーションから何本かが選出されて上映されます。世界の注目作や日本の秀でた作品が、結果的に限定だったり先行だったりとした形で上映される貴重な機会となるので、個人的にはアニメ好き、映画好きには必見の企画となっています。
で、そんな長編コンペティションのノミネート作品が発表されました。
今回はそんな、長編コンペティションのノミネート作品を紹介していきます。
Beauty Water
Beauty Water(성형수)
製作年:2020年 / 製作国:韓国
監督:Kyung-hun Cho
韓国のネット上でヒットとなったWEBアニメシリーズ”Tales of the Unusual”の人気エピソードを元にした現代ホラー。簡単に整形美人になれる不思議な液体を使った平凡な女性に起こる悲劇を描いたというCGアニメーション作品です。
アヌシー国際アニメーション映画祭のコントルシャン部門にもノミネートされた注目作品です。
My Favorite War
My Favorite War
製作年:2019年 / 製作国:ラトビア、ノルウェー
監督:イルゼ・ブルコフスカ・ヤコブセン
冷戦時代のソ連支配下のラトビアを舞台に、監督の少女時代を描いたドキュメンタリー作品。監督は10年も前から脚本を書いていたという力作です。身近でない国の歴史を体験できるという意味でも学びの多い作品です。
こちらもアヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン部門にノミネート。そしてグランプリを受賞している作品。
Kill It and Leave this Town
KILL IT AND LEAVE THIS TOWN
製作年:2020年 / 製作国:ポーランド
監督:マリウス・ウィルチェンスキー
ポーランド発。コラージュやルーズリーフに描いたりと独特の演出のアニメーションが魅力の制作期間11年という力作。哀愁漂う街を舞台にしたどこか幻想的な作品です。
こちらはアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティションにて、審査員特別賞を受賞している作品。
鑑賞した際の感想として、こんな記事も書いております。
Empress of Darkness
Empress of Darkness
制作年:2020年 / 制作国:日本
監督:ニック・ディリバルト
カナダ出身、福岡在住のニック・ディリバルトさんが、4年の歳月を経て、全編一人で手描き制作したという長編アニメーション作品。悪の根城から逃げ出した主人公アルファの逃走劇が描かれます。
えっ!?これ日本の作品なの!?と思わせられるビジュアルに驚きますが、日本作品という事になってますが、日本だと鑑賞方法がなかった一本。待望の劇場公開となる一本でもあります。
鑑賞後の感想については以下の記事をご参照下さいませ。↓
Bru & Boegie: The Movie
Bru & Boegie: The Movie
制作年:2019年 / 制作国:南アフリカ共和国
監督:Mike Scott
『Bru & Boegie』という南アフリカ発の短編アニメーションシリーズが、劇場版として登場。
南アフリカ共和国初の2D長編アニメーション作品!......らしいのですが、公式サイトで“瞑想的”と紹介されている本作は想像以上にスピリチュアルな一本となっている模様。
これ劇場でも上映するらしいんだけど、本当に大丈夫なのか?という仕上がりなので、作品の質云々以上に、根本的に要警戒な挑戦作になっています。
鑑賞後の感想については以下の記事をご参照下さいませ。↓
以上、5作品がラインナップに並んでいます。
今年は劇場上映&オンライン上映の2軸体制!
今年の新千歳空港国際アニメーション映画祭は恒例の劇場上映に加えて、なんとオンラインでも同時開催されます。
わざわざ北海道まで行かずとも楽しめるらしいのですが、あくまでも一部作品のみ。作品によっては、現地に足を運ばないと観られない作品もあるようです。
存分に全作品を楽しむというのであれば、やはり劇場へ足を運ぶべしという感じでしょうか。
ちょっと悩んでいましたが、今年も北海道に行こうかと思います。
みんな、北海道で会おうぜ。
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