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3DCGアニメと手描きアニメのハイブリッドぶりが異常な『おおかみこどもの雨と雪』

2021年7月のnoteのテーマとして、“2D&3DのMIXが見せる地図のその先”というテーマを設けて細田守監督作品もといスタジオ地図作品に注目した月にしようと思っていたのですが、肝心の書きたいと思っていた話を残せていなかったので、8月に踏み込んじゃってますが、今更ながらその話をします。

スタジオ地図ってどんな会社?

私の個人的なスタジオ地図作品に対する印象は、もはや実験的とも言えるアニメーションの新しいことを、大衆向け映画で大々的にやってしまうスタジオだということ。

今年の『竜とそばかすの姫』もまさにそんな映画でした。

今回は海外のアニメーションクリエイターを率先して製作陣に取り入れるなど制作体制から、世界スケールで活躍するアニメーション制作会社でないとできない状態で制作に挑みました。

加えて、これまで『サマーウォーズ』などで描いてきた3DCGと手描きアニメーションをいかに融和するかの答えとして、ネットの世界と現実世界を分けて描く手法をさらにアップデートさせたものを見せてくれました。

ただ3DCGと手描きアニメーションの融和という点では、個人的にはもっと金字塔的に感じている細田守監督の作品があります。

それが、『おおかみこどもの雨と雪』です。

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一見3DCGとは縁が薄そうな題材の本作が、どう3DCGと手描きアニメーションを駆使しているのかを紹介します。

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