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第49回アニー賞全部門結果発表!2022年の受賞作一挙紹介!
アニメーションのためのアワードであるアニー賞。
現地時間で3月12日の夜についに受賞作品が発表されました。
アニー賞とは
数多く存在するアニメーションに特化した賞の中でも、名のある大きな賞の一つ。主催は世界各地に支部を持っている国際アニメーション映画協会(ASIFA)。“アニメ界のアカデミー賞”と称されることもありますが、良く言えば華々しい賞であり、悪く言えばアメリカ寄りの賞というニュアンスが込められいるのでは?と思っています。
先月、ノミネート作品一覧を紹介しましたが、改めて今回発表された受賞作品を一挙に紹介していきます。(★が付いているのが今回の受賞作)
公式サイトで結果を追いたい人はこちらを参照して下さいませ。↓
Best Feature(長編アニメーション作品賞)
・ミラベルと魔法だらけの家
・あの夏のルカ
・ラーヤと龍の王国
・SING / シングネクストステージ
★ミッチェル家とマシンの反乱
Best Indie Feature(インディペンデント作品賞)
・竜とそばかすの姫
★Flee
・漁港の肉子ちゃん
・映画大好きポンポさん
・The Summit of the Gods
Best Special Production(特別製作作品部門)
・For Auld Lang Syne
・La Vie de Château
・Mum Is Pouring Rain
★Namoo
・ウィッチャー 狼の悪夢
Best Short Subject(短編アニメーション部門)
★Bestia
・Easter Eggs
・MAALBEEK
・Night Bus
・Steakhouse
Best Sponsored(コマーシャル賞)
★A Future Begins
・Fleet Foxes - Featherweight
・The Good Guest Guide to Japan
・Tiptoe & The Flying Machine
・ワンダヴィジョン - 1話「公開収録でお送りします」オープニングシーケンス
Best TV/Media - Preschool(未就学児向けTV/配信作品作品賞)
★Ada Twist, Scientist Episode: Twelve Angry Birds
・マペットベイビーズ Episode: GONZO-RELLA
・ODO Episode: Doddle Song
・Stillwater Episode: Crossing Over / Kind of Blue
・Xavier Riddle and the Secret Museum
Best TV/Media - Children(子供向けTV/配信作品作品賞)
・ふしぎの国アンフィビア シーズン2/20話『明かされる真実』
・カルメン・サンディエゴ シーズン4/4話『ヒマラヤ救出作戦』
・ダグの日常 5話『自然の声』
★プリンセス・マヤと3人の戦士たち第9章『太陽と月』
・みんなのアメリカ〜私たちが社会をつくる〜 1話『Active Citizenship』
Best TV/Media - General Audience(大人向けTV/配信作品作品賞)
★アーケイン 6話『壁が崩れ去る時』
・Bob's Burgers シーズン11/17話 『Fingers-loose』
・ラブ、デス+ロボット シーズン2『氷』
・スター・ウォーズ:ビジョンズ『The Duel』
・トゥカ&バーティ シーズン2『The Dance』
Best Student Film(学生作品賞)
・A Film About A Pudding
・HOPE
・I Am A Pebble
★Night of the Living Dread
・Slouch
Best FX for TV/Media(アニメーション効果賞TV/配信作品部門)
★アーケイン 8話『水と油』
・悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニア シーズン4/9話『決着のとき』
・プリンセスマヤと3人の戦士たち第9章『太陽と月』
・ひつじのショーン クリスマスの冒険
・トロールハンターズ:ライジング・タイタンズ
Best FX for Feature(アニメーション効果賞長編アニメ部門)
・竜とそばかすの姫
・ミラベルと魔法だらけの家
・ラーヤと龍の王国
★ミッチェル家とマシンの反乱
・ビーボ
Best Character Animation - TV/Media(キャラクターアニメーション賞TV/配信作品部門)
★アーケイン 9話『怪物をつくったのは…』
・ラブ、デス・ロボット シーズン2/6話『聖夜の来客』
・Namoo
・Ultra City Smiths 4話『The Little Baby Hand Pinky Grip』
・みんなのアメリカ〜私たちが社会をつくる〜 1話『Active Citizenship』
Best Character Animation - Animated Feature(キャラクターアニメーション賞長編アニメ部門)
★ミラベルと魔法だらけの家
・あの夏のルカ
・ラーヤと龍の王国
・ボス・ベイビー ファミリー・ミッション
・ウィッシュ・ドラゴン
Best Character Animation - Live Action(キャラクターアニメーション賞実写作品部門)
・フローラとユリシーズ
★シャン・チー/テン・リングスの伝説
・ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結
・トゥモロー・ウォー
・Y: The Last Man
Best Character Animation - Video Game(キャラクターアニメーション賞ゲーム作品部門)
・Disney Wonderful Worlds
・It Takes Two
・Kena: Bridge of Spirits
・Madrid Noir
★ラチェット&クランク パラレル・トラブル
Best Character Design - TV/Media(キャラクターデザイン賞TV/配信作品部門)
★アーケイン 2話『解明すべきでない謎』
・Batman: The Long Halloween Part One
・キッド・コズミック シーズン1/1話『キッド・コズミックと指輪の力」
・プリンセス・マヤと3人の戦士たち 第9章『太陽と月』
・Yuki 7 1話『They Called Her Number Seven』
Best Character Design - Feature(キャラクターデザイン賞長編アニメ部門)
・あの夏のルカ
・ラーヤと龍の王国
・ロン 僕のポンコツ・ボット
★ミッチェル家とマシンの反乱
・ビーボ
Best Direction - TV/Media(監督賞TV/配信作品部門)
・ふしぎの国アンフィビア シーズン2/20話『明かされる真実』
ジェン・ストリックランド、ケイラー・スピアーズ
★アーケイン 9話『怪物をつくったのは…』
パスカル・プラウ、アルノー・デロード、バース・マウノウリー
・Crossing Swords シーズン2/6話『Tent Pitching』
ジョン・ハーバティン、ブラッド・シェーファー、イーサン・マラク
・ヒルダと山の王
アンディ・コイル
・プリンセス・マヤと3人の戦士たち
ホルヘ・グティエレス
Best Direction - Feature(監督賞長編アニメ部門)
・竜とそばかすの姫 細田守
・あの夏のルカ エンリコ・カサローザ
・ミラベルと魔法だらけの家
バイロン・ハワード、ジャレッド・ブッシュ、チャリーズ・カストロ・スミス
★ミッチェル家とマシンの反乱
マイケル・リアンダ、ジェフ・ロウ
・FLEE
ジョナス・ポエール・ラスムーセン、ケネス・Ladekjær
Best Music - TV/Media(音楽賞TV/配信作品部門)
・Blush ブラッシュ
Joy Ngiaw
・ヒルダと山の王
ライアン・カールソン
★プリンセス・マヤと3人の戦士たち 第9章『太陽と月』
ティム・デイビス、グスターボ・サンタオラヤ
・Mila
フラビオ・ガルガノ
・おうこくのめいたんていミラ シーズン2 /15話
アムリサ・バズ、マシュー・ティシュラー、ジーニー・ルリー
Best Music - Feature(音楽賞長編アニメ部門)
★ミラベルと魔法だらけの家
リン=マニュエル・ミランダ、ジャーメイン・フランコ
・あの夏のルカ
ダン・ローマー
・ラーヤと龍の王国
ジェームズ・ニュートン・ハワード、ジェーン・アイコ
・ビーボ
リン=マニュエル・ミランダ、アレックス・ラカモワール
・映画えんとつ町のプペル
小島裕規、坂東祐大
Best Production Design - TV/Media(美術賞TV/配信作品部門)
★アーケイン 第4話『進歩の日』
・ワニ少年アーロの冒険
・ラブ、デスロボット シーズン2『氷』
・プリンセス・マヤと3人の戦士たち 第9章『太陽と月』
・Yuki 7 1話『They Called Her Number Seven』
Best Production Design - Feature(美術賞長編アニメ部門)
・竜とそばかすの姫
・ラーヤと竜の王国
・ロン 僕のポンコツ・ボット
★ミッチェル家とマシンの反乱
・ビーボ
Best Storyboarding - TV/Media(ストーリーボード賞TV/配信作品部門)
★アーケイン 6話『壁が崩れ去る時』
・インビンシブル 8話『WHERE I REALLY COME FROM』
・キッド・コズミック 5話『キッド・コズミックと大勝利』
・ラブ、デス・ロボット シーズン2 /3話『ポップ隊』
・ザ・ゴースト&モリー・マギー 7話後編パート『All Systems No』
Best Storyboarding - Feature(ストーリーボード賞長編アニメ部門)
★ミラベルと魔法だらけの家
・ラーヤと龍の王国
・スピリット 未知への冒険
・アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!
・ビーボ
Best Voice Acting - TV/Media(声優賞TV/配信作品部門)
★アーケイン
エラ・パーネル
・ワニ少年アーロの冒険
マイケル・J・ウッダード
・ケンタウロスワールド
パーヴェシュ・チーナ
・DCスーパーヒーローガールズ
キンバリー・ブルックス
・トロール・ハンターズ ライジング・タイタンズ
チャールズ・サクストン
Best Voice Acting - Feature(声優賞長編アニメ部門)
・ミラベルと魔法だらけの家 ステファニー・ベアトリス
・ミラベルと魔法だらけの家 ジョン・レグイザモ
・あの夏のルカ ジャック・ディラン・グレイザー
・ラーヤと龍の王国 ケリー・マリー・トラン
★ミッチェル家とマシンの反乱 アビ・ジェイコブソン
Best Writing - TV/Media(脚本賞TV/配信作品部門)
★アーケイン 9話『怪物をつくったのは…』
・プリンセス・マヤと3人の戦士たち 第4章『スカル』
・マペット・ベイビーズ 319話『 Gonzo-Rella』
・The Mighty Ones シーズン2 /5話後編パート『Berry's Pet Threat』
・トゥカ&バーティー シーズン2/2話『Planteau』
Best Writing - Feature(脚本賞長編アニメ部門)
・竜とそばかすの姫
・FLEE
・あの夏のルカ
・ラーヤと龍の王国
★ミッチェル家とマシンの反乱
Best Editorial - TV/Media(編集賞TV/配信作品部門)
・ふしぎの国アンフィビア シーズン2/20話『明かされる真実』
・ワニ少年アーロの冒険
・ラブ、デス・ロボット シーズン2/3話『ポップ隊』
・トムとジェリーinニューヨーク
★ホワット・イフ…?8話『もしも…ウルトロンが勝ったら?』
Best Editorial - Feature(編集賞長編アニメ部門)
・ミラベルと魔法だらけの家
・FLEE
・あの夏のルカ
・ラーヤと龍の王国
★ミッチェル家とマシンの反乱
今年のアニー賞のまとめ
Gratitude readings are off the charts!!! 📈📈📈📈📈📈💥 Thank you x ∞ for these Annie Award wins. We love you more than we can say! pic.twitter.com/QRZXTPqNVw
— The Mitchells vs. The Machines (@MitchellsMovie) March 13, 2022
というわけで31部門を一挙に紹介しましたが、ディズニー3作が並ぶ作品賞長編部門をはじめとして計8部門受賞という大暴れっぷりを『ミッチェル家とマシンの反乱』が見せてくれました。かなり圧倒的な結果となっています。
長編以外では『アーケイン』の活躍が目覚ましかったことも要注目。
なんと9部門制覇という、『ミッチェル家』を上回る活躍ぶりです。
映画ではなくNetflixで配信されているシリーズ作品ですが、オススメです。
Best Writing 💫
— Riot Games (@riotgames) March 13, 2022
Best Voice Acting 💫
Best Character Design 💫
Best Character Animation 💫
Best TV/Media - General Audience 💫
Best Production Design 💫
Best Storyboarding 💫
Best Direction 💫
Best FX 💫@arcaneshow aced the #AnnieAwards! Thank you for a night of magic 🪄 pic.twitter.com/kNIWabhoEz
残念ながら日本作品はノミネートこそ果たせど、受賞はならず。
まぁ、アメリカの賞ということで割り切っていきましょう。
しょうがないです。
ただ、ジューン・フォーレイ賞(アニメーションの芸術と産業において重要で篤志的な影響を与えた人に授与される功労賞)を木下蓮三と小夜子さん夫妻が受賞しています。おめでとうございます。蓮三さんに関しては、すでに亡くなられているのですが連名での受賞となりました。
The June Foray Award is now being presented by Charles Solomon to Renzo and Sayoko Kinoshita #asifajapan #hiroshima # pic.twitter.com/jeaEqjwPOW
— AnnieAwards (@AnnieAwards) March 13, 2022
(2022年3月14日18時追記)
ウィンザー・マッケイ賞に鈴木敏夫さんが受賞されていることを見逃しておりました。
日本からは監督陣の選出が多かっただけにプロデューサー枠での選出はレアですね。
他には日本生まれのディズニー系アニメーターであるルーベン・アキノ氏やコンピューターを使ったアーティスト、リリアン・シュワルツ氏が選出されました。リリアン氏は一時期、日本にも従軍看護師として滞在していたそうです。いずれも日本に縁のある人物なのが不思議な感じがしますね。
以上、そんな感じのアニー賞でした。
ではまた来年。
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