【注目】2023年もしっかり必見!東京アニメアワードフェスティバル2023ノミネート作品発表!
年末にドタバタしていて、すっかり見逃していました。
春の恒例イベント、東京アニメアワードフェスティバル2023のコンペティション作品が今年も発表されました!
長編コンペティション作品は4作品、短編コンペティションは30作品近くがノミネート。バラエティ豊かなラインナップとなっているので、例によって長編コンペティション部門の作品がどんなものなのかを紹介していきます。
長編アニメーションノミネート作品
お祖父さんの悪魔たち(My Grandfather’s Demons)
トレーラーを観てもわかるように2Dアニメーションとストップモーションアニメーションを組み合わせた異色作。仕事で成功を収めた女性・ローサの祖父が突然亡くなったことをきっかけに、自身が育てられた家へと帰ってきて…….というあらすじの作品。
ポルトガルの監督、ヌノ・ベアト氏が初めて長編に挑んだ作品です。
アヌシーのコントルシャン部門にもノミネートを果たしていました。
私の結婚と恋話し(My Love Affair with Marriage)
背景にストップモーションアニメーションを用いたり、作中でミュージカル要素を取り入れたりと、多くの手法を取り入れながら、少女・ゼルマが恋愛や結婚、愛とは何かを考えていくという作品。
『ロックス・イン・マイ・ポケッツ』のシグネ・バウマネ監督の最新作で、実際に自身も二度結婚をしていることから、その経験に基づいた作品となっているそう。ちなみにシグネ監督はラトビア出身だけど、現在はニューヨーク在住。
アヌシーの長編コンペティションのノミネートや、新千歳での長編グランプリを獲得したりとこちらもすでに各所で健闘しています。
っていうか、今回の邦題にまだピンと来てないよ。
犬とイタリア人お断り(No Dogs or Italians Allowed)
20世紀初頭のイタリアのピエモンテの村で生まれた祖先が、生活に苦しみ、より良い生活を夢見て海外へ出るという、家族の移民の歴史を描いた作品。監督は今作が初の長編作となるアラン・ウゲットさん。今年の長編コンペでは唯一のストップモーションアニメーションです。
タイトルを和訳すると“犬とイタリア人は禁止”という意味なのですが、当時フランス人がイタリア移民を差別して、カフェのドアにぶら下げていたというフレーズなんだそう。
アヌシーの長編コンペで審査員賞や、ヨーロピアンフィルムフェスティバルの長編グランプリ、トリノフィルムフェスティバルなど各所で受賞を果たす、こちらも高い評価を得ている作品。
すでに日本ではフランス映画祭などで上映を果たしていますが、日本のコンペでノミネート入りはこれが初めてですかね。
ティティナ(Titina)
飛行船で北極点に到達するという史実を基に、探検家アムンゼンとイタリア人飛行船乗りノビルの友情と人生そして、冒険旅行を描いた作品。
ビジュアルの親しみやすさと美しさ、そして犬!
というわけで、賞レース勝ちはあまりしていないので、パッと見ほどではないんだろうなぁとは思いつつも、ルックでかなり観たいと思っているのが本作です。
長編コンペティションは以上、4作品がノミネートされました。
日本初公開作品もあったりと今年もしっかり手堅い選出。
後ほど紹介する新潟での長編コンペとも選出作品が被っていないのは嬉しくもあり、西側の人間としてはこっちも足を運ばないといけないのか……と悩ましい思いです。
ここでの上映以降一切上映されないアニメーション映画も多いだけに、今年もなんとしてでも足を運んで、これらの長編コンペティション作品をおさえておきたいところです。
開催は2023年3月10日〜13日。
お金がないけど頑張って行ってきます。
公式サイト
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