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【映画レビュー】もう一歩の工夫が欲しい!『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』の感想
※この記事は2019年にアメーバブログで投稿した記事の再編集版として無料公開としております。
https://ameblo.jp/nejimakikoibumi/entry-12489503858.html
『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』のざっくりとした感想
『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』を映画館で観てきましたよ。
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それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫
制作年:2019年 / 制作国:日本
62分
監督:矢野博之
原作者やなせたかし先生の生誕100周年記念作品であり、劇場版アニメシリーズ第31作目となる劇場版アンパンマン最新作。ボイスキャストには女優・榮倉奈々さんとお笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞんさんとあらぽんさんがゲスト声優で参加しています。監督は昨年に引き続き矢野博之さんが続投。
脚本には「ポケットモンスターきみにきめた!」や「映画プリキュアスーパースターズ!」を務めた米村正二さんがアンパンマン映画に帰ってきました。
割と今年は良い!みたいな評判も聞いていたので期待していってみたのですが、本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと・・・
凡作。
という感じで可もなく不可もなくといった身も蓋もない感想に。
ざっくりではなく踏み込んだ感想を書いていきます。
正攻法アンパンマンに感じる物足りなさ
課題を抱えたゲストキャラクターがアンパンマンや仲間たちとの出会いで、課題を解決していくという、例年の流れを汲んだ王道映画アンパンマンでした。
今回のテーマは“献身”。
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アンパンマンらしいテーマでメッセージこそ素晴らしいとは感じたのですが、コキンちゃんがキーキャラクターとなる工夫こそあれど、話運びは想定内の出来ばえでちょっと残念。
筋自体がしっかりしているから、子供向けの優良作ではあるとは思う一方で、『ゴミラの星』や『いのちの星のドーリィ』のようなキャラクターのパンチ力もなければ、『ブルブルの宝探し』や『すくえ!ココリンと奇跡の星』ほどのストーリーの気の衒(てら)い方もないので、ほかのアンパンマン映画に比べると起伏が少なくて「この話の流れ、前も観たなぁ・・・」に落ち着いてしまうのですよね。
できればハズしに向かってくれた作品の方が嬉しいんですが、何作もやってるとなかなか難しいもんなのかな。
例年通りで起伏のないかなり“いつもの”アンパンマン映画
アンパンマン映画の貴重な水着回
唯一サプライズといえば海のシーンがある点。
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誰得の情報か分かんないですが、一応報告しておくとバニラ姫とコキンちゃんの水着パートがありますよ。コキンちゃんは水着の方が露出が減るムーミン方式。パン一門は、水に弱いので、メロンパンナちゃんは水着ありません。
水着シーンあるよ
まとめ
●いつものアンパンマンらしいといえば手堅い
●逆をいえば例年通りから逸脱せずマンネリ感強め
●水着回
というわけで、毎年アンパンマン映画を追っている身としては、残念な気持ちの方が強かったアンパンマン映画でした。
今年、唯一良かったなぁーと思ったのが、スクリーンを後にするキッズの中に「アンパンマンありがとー」って言いながら退場するキッズが居た事。
これがあるから、未就学児向け映画は現場に行くのをやめられません。
結局はキッズが楽しかったならそれでいいのです。
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