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【映画レビュー】“あのキャラ”の魅力に気づかされる『ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ』の感想

普段実写作品のレビュー記事を行なっていないのですが、主役が3DCGということで広義のアニメーション映画ということで、レビューやっちゃいます。

『ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ』のざっくりとした感想

『ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ』を観てきましたよ。

ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ
(原題:Sonic the Hedgehog 2)
制作年:2022年 / 制作国:アメリカ
123分
監督:ジェフ・ファウラー

https://eiga.com/movie/96283/

セガの人気ゲーム・ソニックシリーズを実写映画化した2020年の『ソニック・ザ・ムービー』から早くも続編が登場。ソニックに加えて前作のラストに登場したテイルスに加え、ナックルズも参戦。よりキャラクターが賑やかになり、アメリカでも大ヒットとなりました。果たして日本でもヒットなるか!?監督は前作に引き続きジェフ・ファウラーさんです。

ゲームのソニックはほとんど遊んだことないので、そこまで強い期待を持っていませんでした。そんな私が本作を観に行ってきた感想をざっくり一言で言うと……

快作。

良い!
良いじゃん!

思った以上に楽しく、好きになれる作品。
画面の中の実写じゃない存在の増し増しぶりに前作以上の興奮
を感じ、どちらかと聞かれたら前作よりこっちの方が私、好きです。

ざっくりではなく、もっと詳しい感想をネタバレありで書いていきます。

リアルなソニックはやっぱり上質!

上半期は某作品のせいで「アグリーソニック版観たかった〜」とか言ってたのですけど、改めて今回の映画を観て、リデザイン版のソニックを観て、その完成度の高さを思い知りました。

やっぱりこのソニック、高品質で綺麗!
実写との馴染みぶりは抜群です!

(C)PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

こんな現実に落とし込みにくい造形のキャラクターをよくぞここまで、自然に実写化したものだと、改めて感心しました。しかも今回はナックルズやテイルス、さらにはエッグマン側もより新たなマシンを投入して、CGの活躍は倍増。3DCGキャラクターが実写世界で活躍するタイプの作品での2022年時点での底力がこの映画で観られます

(C)PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

また、そんなCGキャラクターと並んでも違和感なく個性を発揮できるエッグマンことロボトニック役のジム・キャリー氏がまたさすが。もはやジム・キャリー氏もCGなんじゃないかと言うぐらいこの世界にハマっているので、「ジム・キャリー氏がすごい」と言うことも知れました。

ソニックの造形も、ジム・キャリー氏もすごいと改めて思い知った!


直球!?だけどそれができるのも見事

ここまでは前作にもあった要素ではあるのだけれども、『ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ』が見事だと思ったのが、ソニックへの新たな試練の落とし込みと、着地の仕方。

前作でめでたしめでたしを迎えたソニックでしたが、今回はどんな課題が生まれるのかといえば、家族、そして友達
『1』ではまだソニック一人だったこともあり、そんな孤独ぶりから一人で頑張ろうとするわけですが、冒険や戦いを経て、気持ちも環境も、画面上の色彩すらも鮮やかに変わっていくのが気持ちいい。

テーマとしては、新しいとは言えないながらも、それをしっかり起承転結綺麗に見せるのが見事です。

(C)PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

キャラクターが増えた分、画面的な盛り上がりはもちろんのこと、最後の最後には、しっかりスーパーソニックというパワーアップした盛り上がりを持ってくるところも『2』らしいサービス。

ベタなことをベタに綺麗に仕上げるのもほんと、プロのお仕事だと思い知りました。

ベタだけどもそれを綺麗に仕上げるのもプロのお仕事!


えっ!?テイルス可愛すぎる!?

そして、今回一番の収穫が、テイルス!
テイルスですよ!

テイルスくんが可愛すぎる!

(C)PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

存在こそ知っていましたが、ゲームシリーズをやっていないので、喋ってる姿を初めて観ました。ソニックの声こそ従来の金丸淳一さんから変更になって話題になりましたが、テイルスはゲームに引き続き広橋涼さんが続投しているそう。

この広橋さんの声がすごいハマっていて、ビジュアルと相まって、すごく可愛い!あっという間に一番のお気に入りキャラクターになり、後半はすっかり一挙一動を優先的に目で追っていました。この映画一本ですっかり推しキャラ化です。

テイルスが可愛いすぎることだけで高ポイント!


まとめ

●“実写版ソニック”としての完成度の高さを改めて思い知る!
●ベタだけど完成度が高いのでしっかり面白い!
●テイルスきゅん最高!!!

というわけで、
それほどソニックマニアじゃない私も全然楽しめる素敵な映画でした。

ギャグにたまに「合わない」と感じる瞬間もあったり、ベタ以上の新鮮味がないのは残念でしたが、十分及第点以上の映画でした。


もっとお客さんが入ってもいいと思うんですけど、早くも上映回数絞られているので、さっさと行かないと終わってしまうような状態......。
頑張って欲しいですよ。

前作でもおまけ映像でテイルスくんがしれっと出てたけど、今作のおまけ映像のサプライズもそれほど詳しくない私も「おおっ」と思わせるものになってました。

ちゃんとアメリカではヒットしてるので『3』も作られるのでしょうが、そんなでもない日本でも次回作がちゃんと上映されるといいなぁ。


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