【映画レビュー】絶望ペンギン映画『ハッピーフィート2踊るペンギンレスキュー隊』の感想
「※この記事は過去にアメーバブログで投稿した記事の再編集版として無料公開としております。
https://ameblo.jp/nejimakikoibumi/entry-11125460048.html
年末には魔物が住む......とはよく言ったもので、それは2011年の年末に現れた恐ろしい映画でした。
その名も『ハッピーフィート2踊るペンギンレスキュー隊』ですよ。
『ハッピーフィート2踊るペンギンレスキュー隊』のざっくりとした感想
ハッピーフィート2踊るペンギンレスキュー隊
制作年:2011 / 制作国:アメリカ
監督:ジョージ・ミラー
2006年のアカデミー長編アニメ映画賞を受賞していたりと高い評価を獲得していた『ハッピーフィート』の続編であり、あの『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を始めとした『マッドマックス』シリーズのジョージ・ミラー監督作品でもあります。
あのジョージ・ミラー監督の作品だから、すごい映画が出てくると思うじゃないですか。
この映画、全然ダメでした。
『ハッピーフィート』シリーズって、3DCGつくられたペンギンがまるで人間が演じているかのように歌って踊る姿はやっぱりすごく、当時としては見事だったのは確かなのです。ある種の映像革命感がありました。
ですが、この映画、全然それが活きてない!
リアルな映像のくせに話が稚拙なのですよ。
脚本とかが本当にテキトーにつくってるのかわからないですけど、まったく筋とか展開を考えてなくて、ここまで映像美とその他に差がある作品も珍しいと思います。
その他にも、
クリスタルケイさんは声優ヘタクソだし(歌は本職だけあって良いけど)、
オキアミのキャラクターはリアルなせいでやたらキモいし(バナナマンのお二人なのは今となっては豪華だけど)、
人間の登場が最終的になんの意味も持たなかったりするし、
登場キャラクターが急に馬鹿になったり、かと思ったら急にしっかりしだしたりコロコロ変わるしで......
今作は特に問題が多すぎます。
主人公のエリックくんを当時まだ幼かった鈴木福くんが演じていて、作中で
こんなの酷すぎるよ!
と叫ぶのですが、もしかしたらこの作品のことを訴えていたのかもしれません。
今となっては、オーパーツとでもいうようなどうかしてしまっている時代の産物として、私の中のでは危険な映画となっている『ハッピーフィート2踊るペンギンレスキュー隊』。もし観られる機会があれば、十分に警戒の上ご鑑賞を推奨します。
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