【映画レビュー】まんまリメイクにも意味が乗る『ミュウツーの逆襲EVOLUTION』の感想
プライムビデオにてポケモン映画の一挙配信がスタートしましたね。
嬉しい、嬉しい。それに合わせてポケモン映画レビュー置いておきます。
ちなみに2月27日はポケモンの日でもあったりします。
『ミュウツーの逆襲EVOLUTION』のざっくりとした感想
『ミュウツーの逆襲EVOLUTION』を観てきました。
ポケモン映画第1弾「劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲」の3DCGリメイク版。監督は、ポケモン映画ではお馴染みの湯山邦彦監督に加えて、榊原幹典監督が連名……というわけで「ルドルフとイッパイアッテナ」のコンビです。タイトルにポケモンの文字がなかったり、劇場配布ポケモンがなかったりと意外な挑戦ポイントもある興行にもなっています。
本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと
まぁ、良い。
という感じ。
もうちょっと詳しい感想を書いていきます。
再現に注力するというリメイクのひとつの答え
「ミュウツーの逆襲」って完全版や続編といった作品がある作品でして、掘り下げようと思えばいくらでもできるような映画なんですが…….今回のリメイクにあたってはそこの掘り下げはほぼほぼなし。それよりも原作再現度に注力した3DCG化作でした。
“アイツー”といった存在の掘り下げや、その後のミュウツーを描いた『我ハココニ在リ』など掘り下げようと思えば、結構掘り下げられるんですが、完全ノータッチ。ひたすら極限までベーシックな「ミュウツーの逆襲」を現代にビジュアル的にアップデートさせて見せようとした映画となっていました。
いろいろ求めていた側としてはやっぱり残念にも思いますが、ちゃんと時事ネタであるレイモンドの再現とか細かいとこも再現しようとして努力は感じられますし、毎年公開作ということで制作期間も限られてる中を思うとやむなくの判断だったりするのかなぁなんてことを思ったり。
地味に感動したのがサトシやカスミに鼻の穴がちゃんとあるとこ。こういう小さな発見を思うと、実は結構違うものなのに“まんまリメイク”と思わせられた時点で有意味な作品だったのかもしれません。
そんな中でもクライマックスシーンのピカチュウの演技には大谷育江さんの技量の凄まじさを感じられて、改めて感心。顛末を知っている側にまで感動を起こさせるのだからすごいです。なんだかんだいってピカチュウが全部持っていっちゃうのはそれはそれで凄い話だよね。
予習復習にオススメ!ミュウツーの逆襲記事を寄稿してます
で、そんな『ミュウツーの逆襲』に関して、ミュウツーってどんなキャラクターなのか?というベーシックな部分を掘り下げた記事を久しぶりにFILMAGAさんに書きました。
以前“「ミュウツーの逆襲」がどうすごいのか”という記事を書いていたもののアップデート記事でもあったりします。当時の公開状況や、邦画史的な記録話に、ミュウツー自体がどんなキャラクターなのかや、近作を含めたミュウツー関連作をピックアップしてます。
近年、ポケモン映画の動きって、変則的で面白いので、今後はどんな映画で挑んでくるのか楽しみです。
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