【映画レビュー】初体験視点!『ザ☆ウルトラマン ウルトラの星へ!!』の感想
上映がひと段落したタイミングのレビューですまない……。
『ザ☆ウルトラマン ウルトラの星へ!!』のざっくりとした感想
円谷映画祭2024にて『ザ☆ウルトラマン ウルトラの星へ!!』を観てきました。
1979年に1年間かけて放送された全50話の“アニメーション”のウルトラマンシリーズ『ザ☆ウルトラマン』。放送開始から45周年を記念してHDリマスター化。ブルーレイBOXがリリースされるのに伴い、第47話~第50話までの最終回4部作が、一本の長編となりました。今作はそんなBOXの映像特典なのですが、この度イベント上映となりました。
本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと……
という感じ。
今回初めて「ザ☆ウルトラマン」に触れたのですが、良い経験ができました。
内容に踏み込んだもっと詳しい感想を書いていきます。
『ザ☆ウルトラマン ウルトラの星へ!!』のもっと踏み込んだ感想
■めっちゃ「宇宙戦艦ヤマト」ライクなんですね
本作を知っている人には今更なのでしょうが、根本的に『宇宙戦艦ヤマト』に影響を受けているであろうことが明らかな内容にびっくり。
TVアニメシリーズはたくさん話数があるのでそんなに気にならないのかもしれないですが、こと本作で取り上げる最終エピソードが、主人公たちの戦艦が地球を旅立ち、他の惑星に赴いて人型宇宙人と戦うという内容。
体裁に加えてキャラクターや各所の意匠などに類似性を感じるので、この最終エピソードだけ取り上げると余計に“顕著に似ている!”と感じられました。
ただ、似ていようがなんだろうが話はちゃんと面白い。
個人的には怪獣との戦いをどうアニメーションで描くのかを楽しみに臨んだけど、その部分は正直なところそんなに今観て面白いと感じなかった一方......
ひとつの筋である、ウルトラマンジョーニアスの正体が誰なのか?という話の掘り下げ方が面白い。
ジョーニアスであることをみんなが察しだしたり、ここぞのタイミングで明かすことができない理由が生まれたり、最後の最後で「なぜ正体がウルトラマンと明かしてはいけないのか」が語られたりと、長編であり完結編らしい起承転結が成立していて見事でした。
ちゃんとこの一本で「ザ☆ウルトラマン」面白いと思えたのは良かったです。
■新録ナレーションありがたし!
こうして気兼ねなく本作を楽しめたのも新録のナレーションがあったからこそ。
本編が始まる前にムツミ隊員役の島本須美さんによる新規ナレーションでのこれまでのエピソードのダイジェストが用意されているのですが、全く知らない側としてこういった演出に出会うと、やっぱり
ありがと〜。
助かる〜。
という気持ちになります。
そもそもこの長編自体はボックスの映像特典なので、本来この長編を観るのは『ザ☆ウルトラマン』を知っている人を想定しているはず。それなのに、わざわざ初心者向けの映像パートを用意してくれるのは優しいです。
もしかしたら元々円谷映画祭での上映を想定してた映像なのかな。
まとめ
というわけで「ザ☆ウルトラマン」ビギナーとしては、
「こんな面白い作品なんですね」と分かる良体験でした。
怪獣との戦いこそ惹かれる部分はなかったのですが、一方で最高なのは巨大なジョーニアスが人間サイズの敵のボスをグーパンするとこ。
あれ、ほんと好き。
ガンダムの富野監督が手がけた部分らしいですが、大画面で味わえて嬉しかったです。
おまけ
入場者プレゼントの「イベント色紙復刻デザインカード」。
1980年頃にウルトラヒーローショーで販売されていたウルトラヒーローサイン色紙を、手に取りやすいミニ色紙サイズで復刻したものです。
サインは裏面。
ちゃんと読めない異星の文字なのが面白いですね。
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