【注目】アヌシー国際アニメーション映画祭2022!コンペティション結果一覧
2022年6月13日〜18日にかけて、世界的にも特に大きなアニメーションの祭典、アヌシー国際アニメーション映画祭がフランスのアヌシーで開催されまして、ついにフィナーレを迎えました。
今年も多数の新情報や新作がお披露目される場となっていたので、今後も改めてこのnoteでも紹介して参りますが、ここではコンペティション系の受賞作品を一挙に紹介して参ります。
日本語対応されてませんが、公式サイトはこちらです。(↓)
ここからはマガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」の購読者(月480円)、もしくは単品(198円)でこの記事をご購入いただいた方向けの内容です。
マガジン購読で月20記事〜の更新が読み放題になります。
過去記事はアーカイブのマガジンを購入しても読むことができます。
■長編コンペティション・クリスタル賞
要注目の長編コンペティション部門。
ここでの受賞作が、のちの一年間のアニメーション賞の顔になっていくことが多いわけですが今年の受賞は『Le Petit Nicolas - Qu'est-ce qu'on attend pour être heureux ?』。
児童文学『プチ・ニコラ』を原作に、原作者らのエピソードや『プチ・ニコラ』自体をアニメーション化もした長編作品。水彩タッチのビジュアルが素朴で味わい深いです。ここでのお披露目が最初なので、まさかクリスタル賞を受賞する作品だったとは!と驚かされる一本となりました。
長編部門の他、ノミネート作品は以下。
日本の『岬のマヨイガ』や『グッバイ、ドン・グリーズ!』は残念ながら受賞を逃しました。
■長編コントルシャン部門クリスタル賞
そして長編ではもう一本、コントルシャン部門。
この部門は2019年より設立された、個性的な長編作品で、観客に課題を生み出してくれる挑戦的な作品が対象となる部門ということで、こちらはちょっと変わった作品が選出される部門です。
今年のコントルシャン部門の受賞は、山村浩二監督の『幾多の北』!
大賞届かず……というケースが多かったのですが、一番大きな賞を持っていった感じがありますね。
2012年4月〜2014年12月まで山村浩二監督自身が手がけた、雑誌「文學界」の表紙イラストがありまして、そのイラストをベースとしたオリジナル作品。音楽には『サティの「パラード」』でも、クレジットされていた故人のウィレム・ブロイカー氏の名前が今回も登場しています。
今年のコントルシャン部門のノミネート作品は以下です。
ちなみに私の感想はこんな感じ。(↓)
■短編コンペティション・クリスタル賞/フランスTV短編賞
短編部門はハンガリー・ルーマニア作品の『Amok』が受賞。
監督はBalázs TURAI氏。
新千歳空港国際アニメーション映画祭あたりでの上映を期待したいです。
ちなみにFrance TV Award for a Short Filmも受賞したので、本作はW受賞作品となりました。
■長編部門の他の賞
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?