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【映画賞】キリノワード2023結果発表!『ユニコーンウォーズ』を下して長編部門を受賞したのはこの作品だ!

2023年5月13日、個人的に勝手に気に入ってるキリノアワードが今年も発表されたので、今年はしっかり発表月中に紹介しておきます。

キリノアワードとは?
イベロアメリカ地域のアニメーション作家を対象に開催されるアニメーションの映画賞。2018年にスタートした比較的まだ新しい映画賞です。
賞の名前の由来は、世界で最初の切り絵アニメーションの制作者ともされる、キリーノ・クリスティアーニ監督の名前から来ています。

受賞作品を今年もざざっと紹介しておきます。


キリノアワード2023受賞作一覧


長編部門:『NAYOLA』

Nayola
制作年:2022年 / 制作国:ポルトガル、ベルギー、オランダ、フランス
82分
監督:ジョゼ・ミゲル・リベイロ

アンゴラでの数十年にも及ぶ内戦に、レレナ(祖母)、ナヨラ(娘)、ヤラ(孫娘)の三世代の女性が翻弄される内容を、過去と現在を織り交ぜながら描く作品。ポルトガルのアニメーション作家として活躍するジョゼ・ミゲル・リベイロ監督が、初めて60分越えの長編作に挑んだという作品です。

ライバルには『ユニコーンウォーズ』といったタイトルも並んでいたのですが見事、それを下しての受賞となりました。

短編部門:『O Homem Do Lixo』

O Homem Do Lixo
制作年:2022年 / 制作国:ポルトガル
監督:ラウラ・ゴンサルベス

ザグレブで短編部門のグランプリと観客賞のW受賞を果たしていた『O Homem Do Lixo』がキリノでも大賞を持っていきました。おめでとうございます。

アニメシリーズ部門:『Jasmine &Jambo』

幾何学的な形で構成された小柄のジャスミンと大柄なジャンボの短いアニメシリーズがアニメシリーズ部門を受賞。オシャレですよね。

学生短編部門:『Chimborazo』

コミッションフィルム部門:『Este Perro Está Raro』

ゲームアニメーション部門:『ENDLING – EXTINCTION IS FOREVER』

ゲーム好きとしては毎年ちょっと強めに気にしているゲームアニメーション部門では、今年は地球上で最後の生き残りとなったキツネ親子の物語を追うアドベンチャーゲーム『Endling - Extinction is Forever(エンドリング - エクスティンクション イズ フォーエバー)』が受賞しました。いろんなハードで遊べるので、私はSwitchで遊びたい。

ビジュアルデベロップメント部門:『Ice Merchants』

アニー賞で短編アニメーション部門を受賞していた『ICE MERCHANTS』はビジュアルデベロップメント部門を受賞しました。

アニメーションデザイン部門:『PASAJERO』

サウンドデザイン&オリジナルミュージック部門:『GARRANO』

以上、2023年のキリノアワードの結果でした。
昨年は結構重複受賞があったのですが、今年はバラけましたね。

顕著だったのはポルトガル作品の受賞が目立ったこと。
今、ポルトガルで何かが起きている!……のかな?

偏愛中の『ユニコーンウォーズ』が無冠に終わってしまったのは悔しいですが、その分『Nayola』の仕上がりが気になるところです。
日本のいずれかの映画賞で観られるチャンスがあると良いですね。


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▼2022年の去年の結果はこちら

▼ ※追記 翌年、2024年の結果はこちら。


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