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【映画賞】イギリス圏のアニメ賞!第15回ブリティッシュアニメーションアワード結果発表!

紹介し忘れアニメーション映画賞シリーズ。

イギリス圏のアニメーション賞、ブリティッシュアニメーションアワード2024の結果が発表されました。

ブリティッシュアニメーションアワードとは
2年に一度開催されるイギリスのアニメーションの賞。
1995年にスタートしたこの賞は、直近2年間のイギリスの作品で素晴らしい作品の認知度を高め、表彰する試みです。

今年のノミネート作品は以下の通りです。

https://www.britishanimationawards.com/baa-2024-nominations/

■長編アニメーション映画賞の受賞作は?

長編推しの私としては注目はやはり長編部門。
ノミネートには以下5作品が選出されました。

●チキンラン・ナゲット大作戦
●A Cat Called Dom
●ケンスケの王国
●Puffin Rock and The New Friends
●The Amazing Maurice

この5作品の中から見事長編部門を受賞したのは……


『ケンスケの王国』でした。


遭難したマイケルがある島で動物と暮らす、元日本兵のケンスケに会う長編映画です。強敵であるアードマンの『チキンラン』続編を下して長編作品部門を受賞しました。

『ケンスケの王国』は長編部門の他にも、脚本部門とオリジナルミュージック部門の計3部門で受賞を果たしました。


■長編アニメーション以外の注目作品は?

長編部門ではどんな作品が受賞を果たしたのかにも注目。
一部、注目の受賞作を抜粋しました。

□最優秀短編映画部門

最優秀短編映画部門を受賞したのは、エリザベス・ホブズ監督の『The Debutante』。ディナーダンスに自分の代わりに動物園のハイエナに出席してほしいと説得するお話。

コラージュを用いたビジュアルが特徴的な作品。
2022年の新千歳空港国際アニメーション映画祭でも上映されています。

□デザイン部門、未就学児向け部門

デザインと未就学児向けシリーズの2部門を受賞したのは、小さなフクロウのオドを主人公にした子供向けシリーズ『ODO』が受賞。

受賞も納得。可愛さもさることながら感触が伝わってきそうな見た目が素敵です。YouTubeでも観られるので、動いているところをぜひ観てみて。

□音楽部門

Best Use of Sound部門は『スメッドさん一家とスムーさん一家』が受賞。

本作は日本賞で幼児向け部門も受賞している作品。
NHKで放送されているので、観たという人も多いのでは?

□ミュージックビデオ部門

個人的に一番の掘り出し物だったのが、このミュージックビデオ部門。
今回はデスバイ・ロミーの『Late Nights』が受賞。

「なんぞこれ」って感じの90年代アニメ風のダークな映像。
結構マニアックな作風だと思うだけにこの映像が受賞を果たしたのは驚きでもあり、ちょっと嬉しいです。


こういった賞レースは知らない良作にも出会えるきっかけにもできる機会。
ひき続き、こういった世界のアニメーション賞も追って参ります。


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▼長編部門にノミネートされた『A Cat Called Dom』の記事。


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