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【映画賞】第81回ゴールデン・グローブ賞結果発表!『君たちはどう生きるか』が快挙を果たす!

現地時間の1月7日(日)、今年もゴールデングローブ賞(以下、GG賞)の授賞式が発表されました。今年GG賞を制した作品は果たしてどの作品だったのでしょうか。

ゴールデン・グローブ賞とは
ハリウッド外国人映画記者協会が主催するアメリカの映画・ドラマの賞。
映画賞の中でも本命のアカデミー賞の結果を占うような非常に意味のある賞です。半世紀以上前の1944年から始まっていて歴史も長く、由緒正しき知名度の非常に高い賞。(ただアニメ部門は21世紀以降に作られた意外と新しい部門。)受賞できた作品はある程度の興収と高評価を得た作品であり
アカデミー賞受賞の期待も高まる素敵な賞であります。

今年の最多受賞は、作品賞(ドラマ部門)・監督賞・主演男優賞・助演男優賞・作曲症の5部門を制した『オッペンハイマー』が圧勝!日本でもやっと上映が決まりましたね。

作品賞(ミュージカル/コメディ部門)では『哀れなるものたち』が受賞しています。

一応、アニメーション部門“以外”の結果を一挙に紹介しますね。

最優秀作品賞(ドラマ)
オッペンハイマー
最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ)
哀れなるものたち
シネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント賞
バービー
最優秀非英語映画賞
落下の解剖学(フランス)
最優秀主演女優賞(ドラマ)
リリー・グラッドストーン(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン)
最優秀主演男優賞(ドラマ)
キリアン・マーフィ(オッペンハイマー)
最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ)
エマ・ストーン (哀れなるものたち)
最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ)
ポール・ジアマッティ(The Holdovers)
最優秀助演女優賞
ダバイン・ジョイ・ランドルフ(The Holdovers)
最優秀助演男優賞
ロバート・ダウニー・Jr.(オッペンハイマー)
最優秀監督賞
クリストファー・ノーラン(オッペンハイマー)
最優秀脚本賞
ジャスティン・トリエ、アーサー・ハラリ(落下の解剖学)
最優秀作曲賞
ルドウィグ・ゴランソン(オッペンハイマー)
最優秀主題歌賞
“What Was I Made For?”(バービー)

アニメーション作品の活躍では、最優秀作曲賞には『君たちはどう生きるか』で久石譲氏『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』でダニエル・ペンバートン氏、そして最優秀主題歌賞で『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の「Peaches」がノミネートを果たしていたのですが、残念ながら受賞にはなりませんでした。

「Peaches」はちゃんと日本語ローカライズもされた曲です。(↓)


そして、このマガジン的にはここからが本題。
個人的な本命の部門であるアニメーション映画部門の結果を紹介します。
今年のノミネート作品は以下の6作品。

『君たちはどう生きるか』
『マイ・エレメント』
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
『すずめの戸締まり』
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
『ウィッシュ』

今年は日本作品が2本並ぶというすでに十分な快挙を果たしています。


この中から見事、アニメーション映画賞を勝ち取ったのは......


『君たちはどう生きるか』でした!!
おめでとうございます。

まさかまさかのGG賞受賞!
実は、アメリカ以外の映画がゴールデン・グローブ賞の長編アニメーション部門を受賞するのは今回が初めて。ノミネートこそこれまで何度かあったのですが、受賞はできていない状況でして、まさに快挙の受賞となりました。

授賞式にこそ、宮崎監督も鈴木プロデューサーも出席はせず、受賞スピーチももちろんなかったようですが、アメリカの配給会社であるGKIDSを通して鈴木プロデューサーが声明を発表。

震災のさなかではありながらもの嬉しいニュースに感謝を述べています。


こうなってくると、今年の今後の賞レースでも『君たちはどう生きるか』の活躍が期待できます。対抗馬となる『スパイダーマン』も今回は前後編の前章ということや、続編作であることが足を引っ張ったのか無冠。アカデミー賞の受賞もかなり具体性を帯びてきました。

実は『君たちは〜』による今年の賞レースの独走が始まっているのかもしれません。


ちなみに『すずめの戸締まり』のプロデューサー陣は現地へ足を運んでいた模様。ジブリ新作の年とぶつかったのはしゃーなしですね。


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去年のGG賞の結果(↓)


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