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驚愕!『ちえりとチェリー』の中村誠監督最新作『星は巡る(仮)』の製作陣が豪華すぎる!?

先日、論座にアップされた叶精二さんによるストップモーションアニメーションに関する記事が更新されました。

先日放送・配信がスタートされた秦俊子監督による『オイラはビル群』や、村田朋泰監督の最新作『こぐまのユーゴ』など、最新の日本のストップモーション作品をレポートする記事なのですが、注目はその締めくくりで話題になっている、中村誠監督の話題。

なんとこちらの記事で話題になっている通り、中村誠監督の最新作として『星は巡る(仮題)』が制作されていることが発表されたのです。
2年後の完成を目指しているそうで、2023年の公開が期待できそうです。

作品についてや、絵コンテやコンセプトアートなども公開されているのでそちらのビジュアルは、ぜひ元の記事を読んで欲しいのですが、今回発表された製作陣がアニメ界のアベンジャーズというかジャスティスリーグというか、異様なほどに豪華だったので、改めてどういった製作陣が揃っているのか紹介しておきます。

そもそも中村誠監督って何者?

まず“そもそも”中村監督が誰なの?って人のために紹介すると、日本のストップモーションアニメーション作家として有名な監督の一人。

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代表作はやはり、2015年に公開された『ちえりとチェリー』
東日本大震災を経て、被災地の未来を願う思いを込めて創られたとされる感動作。本作に登場するチェリーのボイスキャストには、なんと星野源さんが務められていたりと豪華なキャストが揃っています。

スローシネマとして、地道に地方などで小規模な上映会を進めていた作品なのですが2018年にはイオンシネマにて全国上映も果たしました。

ストップモーションアニメーションは動いている姿を観てナンボなところもあるので、ぜひ予告編の映像を観て頂けたらと思います。

そしてそして、中村誠監督といえばもう一つ言及しておきたいのが、あの新生『チェブラーシカ』を制作したのも中村監督。

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『チェブラーシカ』といえば、最近は日本のYoutubeチャンネルが半閉鎖状態になっていたりと、いわくつきの状態ではあるものの、中村監督が制作したものに関しては、ロシアのアニメーション作家でも巨匠と言えるユーリ・ノルシュテイン監督をはじめ、ロシアのオリジナルスタッフも参加した由緒正しき日露共作作品。真正面から『チェブラーシカ』をリブートする誠意ある作品でした。

『ちえりとチェリー』の同時上映短編である『チェブラーシカ動物園へ行く』は現在鑑賞困難な一本なので、観る機会があったらぜひ逃さぬようにお勧めします。

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Youtubeチャンネルを閉鎖に追い込んだ例の『チェブラーシカ』も動物園ネタなんですが、それのことじゃないので、一応注釈として言及しておきますね。中村誠監督とは関係ないので、その辺りの話はこちらを参照。

このように、現在進行形で日本のストップモーションアニメーション界でも貴重なコンスタントに長編・短編を発表できている監督が中村監督なのですが、今回発表された新作では、さらに中村監督の他にも“すごい”メンバーが参加していることが発表されたのです。

『星は巡る(仮題)』に参加しているクリエイターたちは何者?

まずは脚本。
前述のように『チェブラーシカ』でロシアのクリエイター陣と共作された際にも参加されていたユーリ・ノルシュテイン監督が名を連ねているそうなのです。

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ユーリー・ノルシュテイン監督といえば、ロシアアニメーションを代表する監督の一人。短編作品を集めた特集上映がパッケージングされて全国上映されるぐらいの御人でして、ノルシュテイン監督とのタッグというだけでもすでに、「えっ!?まじで!?」とビビり倒すほどなのです。


しかし、今回はさらに脚本に名を連ねている方がもうお二方いるのです!

まずは台湾の監督、ソン・シンイン監督
ソン・シンイン監督といえば、2017年(日本は2019年)に公開した『幸福路のチー』の監督。

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これまた傑作なのですが、実は本作の日本語吹き替え版の演出を務めたのも中村誠監督。まさか、そこからの伏線で、共作が実現するとはビックリですよ。

そしてもう一人が、映画監督の酒井麻衣さん
『はらはらなのか。』『ウィッチ・フウィッチ』などを監督しているお方なのですが、実は映画だけでなくドラマやMVの監督もしており、実は個人的にヘビーリピートしたジェニーハイのMVや、きゃりーぱみゅぱみゅのMVも酒井さんのお仕事と知ってびっくり。

2018年に中村誠監督主催の試写会で、酒井麻衣監督がゲストとして参加されたことがあるようですが、まさかそれも伏線になっていたとは......!

ロシア・台湾・日本......とそれぞれが全然違う映像作品を制作されてきた面々の力が集約された作品がいったいどんな内容になるのか。
もはやメンバーの時点で必見です。

加えて、コンセプトアートに名を連ねている方もすごい!
イラストレーターの上杉忠弘さんが参加されているというのです。

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画像引用:https://amzn.to/3vC2hF6

上杉忠弘さんといえば、『コララインとボタンの魔女』のコンセプトアートを務め、第37回アニー賞美術賞を受賞しているという御方。
その後も『ベイマックス』『リメンバー・ミー』などディズニー作品のコンセプトアートに参加したりと国際的に活躍しています。

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前述の叶精二さんの記事でも、コンセプトアートがチラッと映っているのですが、それがすでに綺麗でうっとりしてしまうほどなので、これがどういった映像になるのかは楽しみです。

おそらく今後は続報が色々発表されるとは思いますが、かなり“マチガイナイ”メンツがすでに揃っているので、警戒度:大でアンテナを張っておくことをオススメします。

先日の細川晋監督と中村誠監督のトークイベントでは、中村監督は全然そんな気配を見せていなかったのに、まさかこんなどでかい隠し球を抱えていたとは......それにもびっくりだよ!

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