2022年!第76回毎日映画コンクールのアニメ部門結果発表!『竜そば』も『ポンポさん』も下して選ばれたのはこの2作!
実は日本アカデミー賞よりも面白いと思っている毎日映画コンクールの今年の結果が発表されました。
毎日映画コンクールってなに?って人は以下の記事をご参照くださいませ。
意外と尖った評価で受賞作品を選出してくれる印象のある毎日映画コンクールですが、今年も「まさかそれ!?」という作品が選出されました。
というわけで
第76回(2021年)毎日映画コンクールの結果を例によってアニメーション部門に絞って紹介していきます。
アニメーション映画賞・大藤信郎賞ノミネート2022
まずは今年のノミネート作品の紹介。
日本の長編・短編がいっしょくたに審査される賞となっているので、長編・短編の注目作が入り乱れる状態となっています。
長編作品では、ヒット作『竜とそばかすの姫』に加え、ヒットの規模こそそこまで大きくないにしろ話題作となった『映画大好きポンポさん』や『漁港の肉子ちゃん』『アイの歌声を聴かせて』などが並んでいます。
新千歳空港国際アニメーション映画祭で初お披露目となった『幾多の北』も入っているところは流石ですね。
短編では『不安な体』や『骨嚙み』といったしっかり海外でも評価を受けている作品がノミネートされています。
第76回(2021年)毎日映画コンクールアニメーション部門の結果!!
そんな強豪ひしめくノミネート作の中から見事、アニメーション映画賞を受賞した作品は、なんと『岬のマヨイガ』でした。これはびっくり!
名だたる話題作を差し置いて、どちらかといえばそこまで強い支持は獲得できなかった印象の『岬のマヨイガ』が選出。
東日本大震災に対する「ずっとおうえん。プロジェクト」の一環ということもあり、絶妙な配慮を意識しながらもしっかり震災“後”を描いていたり、キワさんの昔話パートでは、ポスターからは想像できない強烈な作画アニメパートが存在していたりと、地味でありながらも良い仕事をしていた映画でした。
『蛍火の杜へ』や『こんぷれっくす×コンプレックス』など地味ながらも良い映画を評価してきた毎日映画コンクールらしい結果だったのではないでしょうか。
そして、実験的で個性的かつ芸術的なアニメーションに対して贈られる大藤信郎賞。こちらでは、短編のストップモーションアニメーション作品の『プックラポッタと森の時間』が受賞しました。
『劇場版ごん』の八代健志監督が屋外にて、自然の中で暮らすプックラポッタなる小人のような存在を描いた屋外でのパペットアニメーションです。
新千歳空港国際アニメーション映画祭にもノミネートしていて、その際に私も観たのですが、プックラポッタは癒し系と思いきや、外来種絶対許さないマンとして西洋タンポポを仕留めていく一面があったりとユニークです。
今年もしっかり堅実な賞っぷりを発揮した毎日映画コンクール。
これからも日本アカデミー賞に負けじと、我が道を歩んで欲しいです。
_______________________
関連記事
『岬のマヨイガ』の私の感想。↓
去年の毎日映画コンクールの結果↓
_______________________
noteはほぼ毎日更新実施中!
更新情報が届くので、ぜひフォローよろしくお願いします。
コアな内容をお届けする月額480円の購読マガジンもやってます。
購読者増加中!ありがとうございます。
過去のアーカイブも月間ベースでご購入いただけます。
買い切りの方で買ってくれても嬉しいです。
お仕事も引き続き募集中ですので、お気軽にご連絡くださいませ。
nejimura@gmail.com
ここから先は
読むと “アニメ映画” 知識が結構増えるラブレター
アニメ映画に関する最新情報、イベントレポート、古今東西のアニメ映画作品レコメンド、海外アニメ映画事情、Tipsなどなど…アニメ映画に関する…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?