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【イベント情報】2022東京・中国映画週間で『済公SAI・KOU ~天地降臨~』や『天書奇譚』が上映!(※追記あり)

今月の東京で開催するイベント情報です。

10月18日(火)〜10月25日(火)にかけて、TOHOシネマズ日本橋にて『2022東京・中国映画週間』が開催されます。

こちらのイベントでは毎年、日本では一般上映されていない中国の映画が多数上映されるのですが、その中にはアニメーション映画の上映も予定されています。

今年のアニメーション映画は2本!。

以下の2作品が上映されます。


10/19(水)・21(金)『済公SAI・KOU ~天地降臨~』

済公SAI・KOU ~天地降臨~(原題:济公之降龙降世)
制作年:2021年 / 制作国:中国
93分
監督:劉志江(リウ・ジージァン)

あらすじ:
城山の麓にある永寧村に住むいたずら好きな李修縁(リー・シューエン)は、母の病気を治すため英雄になろうと決意する。ところが、良い行いをしようとしてもなぜか空回りしてしまい、うまくいかず、村はその度に大騒ぎ。ある時、危険な場面に遭遇した李は自らが大英雄降龍羅漢の生まれ変わりであることを知る。  
 父である李茂春(リー・モーチュン)は金翎に惑わされ、息子を守ろうと金身(ジンシェン)を盗みとるが、却って息子に世界の救済という使命を課してしまう。金翎は李茂春から仏像を奪い取ると、金翅大鵬を復活させ、世界の滅亡を目論む。  
 李修縁は世界を救おうと全力で戦いを挑み、瀕死の怪我を負う。そして金身よりも愛が大切だと悟った時、降龍羅漢へと変身を遂げたのだった。この世の苦しみを、身をもって体験した降龍羅漢は果位を放棄したのであった。これにより、天界では降龍羅漢は1人減り、人間界では、世界を旅して人々を助ける生き仏が一人増えたのであった。

http://cjiff.net/movies.html

2021年に中国で公開された3DCGアニメーション『济公之降龙降世』がまさかの日本上映。済公を主人公にしたアクション・ファンタジー映画で、興行収入は4000万元という、ビミョーな結果を残した作品です。イベント公式サイトで使われているポスターはカッコイイ方のポスターで、いろんなアプローチのデザインが作られています。

謎の珍獣も出てきます。


10/20(木)・24(月)『天書奇譚 4K記念版』

天書奇譚 (原題:天书奇谭)4K記念版
制作年:1983年 / 制作国:中国
100分
監督:王樹忱 (ワン・シューチェン)、銭運達(チャン・ユンダー)

あらすじ:
天宮「秘書閣」の役人袁公(ユエンコン)は、玉帝が瑤池に向かったのに乗じて石龕の門を開けると、天の書を地上に持ち帰り、雲門山白雲洞の石壁にその文言を刻み込んだ。 これを知った玉帝は、天の秘密を漏洩し、天法に違反した罰として、袁公を生涯石壁天書の看守として勤めるよう刑に処した。
 ある日、袁公が山を巡回していると、白鳥の群れが卵を産んでいるところに遭遇した。袁公は魔法を使って卵を人間の姿に変え、「蛋生(タンシェン)」と名付けた。 袁公は天書を世に伝えるために、蛋生に白雲洞の石壁に刻まれている天書を書き留めるように指示した。蛋生は袁公の言うとおりに、天書を書き写した。
 これを知った三匹の妖狐は、蛋生を疎ましく思い、天の書を盗み出すと、官吏と結託して、民に災いをもたらそうと企む。 蛋生と妖狐が天の書を巡って争っていると、袁公がそこへ駆けつけ天の書を奪い返し、懐から白石鏡を取り出して妖狐を雲門山の麓で押しつぶしてしまった。
 天宮の追手からは逃げられないと悟った袁公は、天の書を蛋生に手渡し、書に刻まれた文字を心に留めておくよう言うと、天の書を神火で焼き尽くしてしまった。 玉帝の勅令により、袁公は捕らえられ、天庭で審判を受けることに。

http://cjiff.net/movies.html

こちらは中国のアニメーションにおいてもクラシック作品と言える『天书奇谭』が4K修復のリマスターバージョンで登場。中国でも2021年に劇場上映を果たし、古典作品でありながらも興収2700万元の成績を残しました。

ポップで可愛いキャラクターの見た目や動きが魅力でして、時代を感じる映像ではあると思いますが、一度は見ておいて損はないオススメの作品です。


以上2作品のアニメーション映画が上映されます。

悩ましいことにどちらも平日上映ということで、なかなか足を運ぶのは難しいとは思いますが、次があるのかわからないレベルで貴重な日本上映の機会ですので、もしご都合がつく方は、足を運んでみてください。

ちなみに実写映画では、今年7月に上映を開始し、興行収入30億元(!)を記録した大ヒット映画『月で始まるソロライフ(独行月球)』が早くも上映されるなど、直近のヒット作が多数集められているので、アニメーション映画以外も要注目となっています。

大阪民としては、こんなにレア映画上映が立て続けに実施されて、東京がホント羨ましいです。交通費、大きいぜ……。

※11月3日追記:大阪での開催が発表されました。

願っていた大阪上映が発表されました!

大阪・TOHOシネマズ梅田にて、11月11日(金)〜11月17日(木)にかけて、東京で上映された11本のうち8本が劇場で上映されます。

https://twitter.com/ChnConsul_osaka/status/1588111546739458048

ありがたいことに『斉公SAI・KOU』『天書奇譚』も大阪上陸。
無事、大阪でも観られそうです。ありがとうございます。


公式サイト


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