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祝!シッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門最優秀長編作品賞に『ぼくらの7日間戦争』!

こんにちは。
アニメ映画ライターのネジムラ89です。

海外の映画賞での日本アニメ映画の快挙の話。

シッチェス・カタロニア国際映画祭2020結果発表!

スペインで毎年開催されるシッチェス・カタロニア国際映画祭(以下、シッチェス映画祭)が2020年10月8日〜18日にかけて開催されまして、各種受賞結果が発表されました。

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シッチェス映画祭は、アニメーション部門がありまして、これまでも日本のアニメーション作品が、いくつも受賞してきている映画祭なのですが、今年のアニメーション部門にも多くの日本作品がノミネートされています。

というわけで例によって長編アニメーション部門のノミネート作品をまずは紹介。

・HELLO WORLD
・LAVA
・ルパン三世 THE FIRST
・THE OLD MAN MOVIE(VANAMEHE FILM)
・ぼくらの7日間戦争
・BEAUTY WATER

以上6作品。

6作品中、3作品が日本作品。
他3作品はアヌシー国際アニメーション映画祭のコントルシャン部門にノミネートされていた作品たちが登場。

シッチェス映画祭が3大ファンタスティック映画祭の一つに数えられるような、ジャンル映画を対象とした映画祭なだけに、どちらかというと一線級の市場で戦う映画よりも、その下で戦っているような作品が選ばれます。

『ルパン』『HELLO WORLD』がジャンル映画側なんだー......というところから、世界での日本のアニメ映画の在り方が、かいま見えますよね。

シッチェス映画祭アニメーション2020年アニメーション賞を『ぼくらの7日間戦争』が受賞!

そんな中、見事アニメーション部門にて最優秀長編作品賞を受賞したのが、村野佑太監督の『ぼくらの7日間戦争』でした!
おめでとうございます!

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ぼくらの7日間戦争
制作年:2019年 / 制作国:日本
監督:村野祐太

『BEAUTY WATER』以外は全部鑑賞しておりますが、『ぼくらの7日間戦争』が受賞したのも納得。個人的には『HELLO WORLD』が好きすぎるというのもあるんですが、『ぼくらの7日間戦争』には、最近のSNS問題や同性愛、政治的癒着、移民問題と、昨今の課題が詰まっている映画なので、そういったところも評価されやすいというのはあると思います。
中でも移民の問題はヨーロッパは日本以上に大きな課題ですしね。

それにしても、スペインの映画祭なんだからもっとスペインの映画が出てきてもいいのに......と思うのですが、なかなか強力な自国タイトルが出てこないのが悩みどころという感じでしょうか。応募作の国制限はないはずなんですけどね。

日本作品のシッチェス受けが良いのは、むしろ競争率的に有利だから日本が鴨にしてるのでは......という見方もできそうなので、ノミネート作品のラインナップはしっかり毎年チェックしていこうと思います。

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