【新作映画情報】なぜそれを映画にした!『カメの甲羅はあばら骨』がアニメーション映画化!
毎年年に何本か、「なんだよそれ」ってアニメ映画が発表されるんですが、まさにそんな一本の上映が今年の秋に控えています。
2022年10月に『カメの甲羅はあばら骨』が上映されることが発表されました。ポスターと予告映像はこんな感じだ。
いや、もう気持ち悪いというか、
みんな意味がわかんないですよね、多分。
この企画、実は元となる書籍がありまして、川崎悟司さんによる同名著書『カメの甲羅はあばら骨』をベースにアニメーション映画化したもの。
この本は、“人体で表す動物図鑑”という副題が表している通り、動物の人体構造をまま人間だった場合に置き換えて表現するという、奇抜な発想の書籍となっており、今年の年初時点での累計発行部数は3万部というヒット作となっていました。
私は読んではいなかったものの、幸いこの書籍の存在自体は知っていたので、この映画の発表があった際には、「なるほど、登場人物がそれぞれいろんな動物の構造を携えている世界観の話なんだな」と理解できました。
絵面的にはどうかしていると思いますが。
直近でも『映画ざんねんな生き物事典』の映画化もありましたが、本作もその流れに近い動物生態系ヒット本映画とでもいうのでしょうか。こうして似たジャンルが続くと、邦画業界的には今“これが熱い”みたいなのがあるのかと想像してしまいます。
ちなみに今回『カメの甲羅はあばら骨』では、TOHOの幕間で上映されたショートアニメ『貝社員』を手がけたモリ・マサさんが初めて長編作の監督を担当します。
『映画ざんねんな生き物事典』では『紙兎ロペ』のウチヤマユウジ監督が抜擢されているのとも、やけに近い流れを感じますよね。こっちはイオン系列の映画なんですけど。
そして脚本は『チーム・バチスタ』や『みんな!エスパーだよ!』など数多くのドラマの脚本を手がけてきた田中眞一さんがアニメーション映画に初登板となります。
すっかりドラマ畑の方がアニメーションの脚本を務めるのが珍しくなくなってきましたが、田中さんはアニメとの相性はいかほどなのかにも注目です。
そして映画に先駆けてこの夏休みシーズンには、池袋PARCOで『「カメの甲羅はあばら骨」展』の開催が決定。原作図鑑に登場する動物人間たちのフィギュア、海洋堂制作の実物大カメ人間、その他体験型のインタラクティブ展示が実施されるそうです。
うまくイベントから集客の流れへ持っていけると良いですけど、東京でしかやってくれないのかな?
どういう層を狙っているのかは謎な一方で、しっかりヒットタイトルの映画化ではある今作がどういう結果を残すのか楽しみです。そもそも一体どんな映画になるのか、想像がつかないし、十中八九気持ち悪いだろうという予想を良い意味で裏切って欲しいですね。
逆を言えば公開前からここまで気持ち悪いルックな作品も珍しいんだよ!
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