【映画レビュー】こんなに観やすいの!?『トランスフォーマーONE』の感想
想像していた以上のものが出てきました。
良い意味で。
『トランスフォーマーONE』のざっくりとした感想
『トランスフォーマーONE』を観てきました。
「トランスフォーマー」シリーズの始まりの物語を3DCGアニメーション長編作として映像化。固い友情で結ばれていたオプティマスプライムとメガトロンに何が起こったのかが描かれます。
オプティマスプライムの声をクリス・ヘムズワース氏、メガトロンの声をブライアン・タイリー・ヘンリー氏、エリータ-1の声をスカーレット・ヨハンソン氏が担当していたり、監督に『トイ・ストーリー4』のジョシュ・クーリー氏が名を連ねている点も注目です。
私はTVアニメの『ビーストウォーズ』シリーズこそリアルタイムで放送を観てましたが、トランスフォーマー自体の知識は薄めで愛着もそんなにない身。
そんな私が本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと…..
むっちゃ良くできてて面白い秀作!
でした。
想像以上に見やすくて楽しい映画になっていたので感心しましたよ。
ネタバレを含む映画の内容にもっと踏み込んだ感想を書いていきます。
『トランスフォーマーONE』のもっと踏み込んだ感想
■しっかり“画”と“動き”で魅せる魅せる!
トランスフォーマーシリーズといえば、華美な超実写シリーズをイメージする人も多いと思うのです。
かくいう私もその一人。
完全3DCGアニメ+シンプルなデザインになってグレードダウンするのかなぁ……なんてことを思ったのですが。
全然そんなことなかった!
むしろ今回もしっかり“画”と“動き”で魅せる魅せる!
3DCGは終始リッチでグレードダウンぶりは微塵も感じさせない仕上がり。むしろ色合いや光沢、デザインのメリハリがキャラクターから背景に至るまで随所に配慮が行き届いて、いつもよりも見やすいのです。
というか考えれば考えるほど親切さに舌を巻きます。
例えばこの映画は“持つもの”と“持たざるもの”の話になっているのですが、持っていない人は身体も小さいし、色もくすんでいて、なにより胸元が明らかに空いています。
動きの部分も同じで、すごく地下ならちゃんと逐一すごく降りるアクションを入れるし、未知の場所はちゃんと異質に描く。
こういう言わなくても分かるデザインを持ってくるところが丁寧で手堅いです。
■ストーリーも明快!複雑な設定もしっかり飲み込ませる!
分かりやすさは画の部分だけじゃない!
ストーリーの見せ方も上手い。
本作ってサイバトロンだとかプライムだとかスパークだとかオラクルだとか…..知らないと頭に入ってこない独自の用語や独自の世界観だらけ。
しかし、前述のように“持つもの”と“持たざるもの”の話やパックスとディーの友情の話は明快なので、人間は一切出てこないのに、自分ごととして受け入れられるし、その軸があることでビックリするぐらいポップでちゃんと“筋は分かる”映画になっています。
■最後のパックスは気になる
ここ、ネタバレになるので注意。
唯一、結構気になったのがラスト。
前日譚的にゴールが決まってる都合上しょうがないのですが、パックスがディーを圧倒した後。ディーを星から追い出すって結論を迎えるのは排外的で「どうよ」という着地になっていたように思います。
追い出さないとディセプティコンが生まれないからしょうがないんだけど、その明らかなトリガーすぎるでしょ。
そもそも前半に比べてパックスも最後に性格が変わってる気がしたけど、あれは選ばれし存在になって熱でも出てたのかな。
まとめ
というわけで、そこまでコアなトランスフォーマーファンじゃない私も諸手を挙げて「面白かったー!」と思える映画でしたよ。
そういえば、スクリーンの入り口にはこんなものが……。
一体どんな秘密の映像があるかと思いきや…….
そんなに秘密でもない映像が待っていました!
乞うご期待!
公式サイト
関連記事
noteはほぼ毎日更新実施中!
更新情報が届くので、ぜひフォローよろしくお願いします。
コアな内容をお届けする有料記事は480円の有料マガジンを購入してくださいませ。。
お仕事も引き続き募集中ですので、お気軽にご連絡くださいませ。
nejimura@gmail.com
ここから先は
アニメ映画ラブレターマガジン
アニメ映画に関する最新情報、イベントレポート、古今東西のアニメ映画作品レコメンド、海外アニメ映画事情、Tipsなどなど…アニメ映画に関する…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?