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タクシーの配車係さんはたいへんの話

タクシーの配車室には「○○の交差点に1台」っていう電話がしょっちゅう入る。だけど、交差点への配車依頼って難易度がかなり高め。

・交差点のどっちの角?
・もうそこに立ってる?タクシーは待てないよ?
・他のタクシーが通ってもガマンして待っててね?

このへんがクリアにならないと乗務員さんも向かってくれない。そもそも交差点から5メートル(クルマ1台分)は駐停車禁止。

https://twitter.com/dajiitube/status/1234991265982205958?s=21

だよね。時間帯や交通量、交差点の大きさによっては配車しても…ダメだよね、ホントは。

「来ればわかるよ!」お客さんの気持ちもよくわかるしごちゃごちゃ細かいこと聞きたくはないんだけど、迎えに来てくれる乗務員さんも人間なので「乗務員さんの納得」ってとってもだいじ。乗車後のサービスにも乗務員さんのお気持ちが大きく作用するので、その「納得」のために奮闘するのが配車係です。

ただ奮闘=上記の質問って、実際に乗務員として無茶な配車依頼をさばいてきた経験が無いとピンと来ない。思いつきもしない。万が一思いついても「来ればわかる」と思っているお客さんには言いづらかったり。乗務員の経験がない配車係さんがもしも出来ていたら拍手モンだし、出来なくて当たり前。このむずかしい「感覚」の部分は乗務員さんから教えてもらわないとなかなかわからないものです。教えてあげて。やさしく。コミュニケーションのチャンスです。

日本全国の乗務員さんと配車係さんが笑顔でお仕事できるといいなと思った、元配車係であります。ヘッダーの画像は「安全運転しよう」というメッセージ。こわい。

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