今週の本「ヤノマミ」と呪いのUberEats
9/29(日)
日曜日の雨
前日に映画「ザ メニュー」を見たので、今日はチーズバーガーを食べに行こう!と意気込んでいたが、雨だったのであっさり意思を曲げてウーバーイーツでバーガーキングを頼む。
しばらくして、注文した夫の携帯に着信。
ジュースを溢してしまったので、ジュース分だけ返金しますとカスタマーセンターから電話。
夫のウーバーイーツは呪われているので、違う商品が届いたりと、何かしらのトラブルがしょっちゅう起こる。
実際に届いた商品を見てみると、連絡があったジュースだけではなくもう一個のコーラも溢れていて、紙袋がぐちゃぐちゃ…
結局、全額返金されたチーズバーガーセット×2をコーラではなくほうじ茶とともに食べる。まぁハンバーガーなんてちょっとくらいコーラに浸ってたほうがちょうどいいよね。
今週読んだ本「ヤノマミ」
アマゾンに住む文明に染まっていないヤノマミ族と密着した150日間の記録。久しぶりに小説以外も読みたいなーと思って図書館で借りてきた本。
こういうルポ系?は「アヘン王国潜入記」「オーパ、オーパ!!」「アジア罰当たり旅行」など夫が好きなので本棚にあって、興味はあるけどたびたび途中で挫折してきた。
でも、ヤノマミは一気に読んだ。1章がとても短くて読みやすいのと、歴史的背景が比較的アッサリしていて難しくないのと、なによりもヤノマミの生活が強烈すぎて、ページをめくる手が止まらなかった。ルポ系無理かも系女子にもオススメ。
腹が減ったら狩りに出て猿やバクを食べ、男女は森で交わり、祭りの日には幻覚剤を使い永遠と踊る。
そして赤ちゃんができて、産み落とした日は人間として育てるか、精霊としてその場で絞め殺すか母親が決める。その母親は14歳の少女。14歳の少女が自分の赤ちゃんを絞め殺すところを村の女たちは無表情で見守る。
そこには法律も通貨も仕事も存在しない。ただ森に生まれ、森を食べ、森に食べられるという生活がある。
そこにわたしたちの常識を持ち込んだらどうなるだろうか?親切心で手を伸ばし、食べ物や文化や医療や便利なモノを与える。そして少しずつヤノマミは変化していく。。
本書では、ヤノマミの暮らしに比べて私たちの暮らしってどうなの?と問題提起することもなく、ただヤノマミの暮らしとこれからを綴っているだけなところがとても好感を持てた。
雨の日にボタン一つで食べ物が家の前に運ばれてくる暮らしが多分ちょっとおかしいのかもしれないと、なんとなくわかってはいるけれど、それってどうなんだろう。と改めて感じるきっかけになった本。
ちなみにこの本の中で著者がヤノマミの生活の息抜きとして小説を読むシーンがある。その小説が「百年の孤独」。
ちょうど私も読んでいたのでタイムリー!と思ってテンションがあがった。実際、百年の孤独に登場する村とヤノマミはどことなく似ている雰囲気があり、百年の孤独だけは読むことができたそう。(ヤノマミにでてくる家系図もどことなく百年の孤独の家系図を思わせる。)
戦争が始まったあたりから急に読むペースが落ちた(つまらなくなった)百年の孤独も読み進めなれけば!