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今日のこと。

どうも、こんにちは。楽しい休日を過ごしたNeji(ねじ)です。

毎日が今日みたいだったら、いいな。

「とても、いい感じの今日」でした。
妙に幸福すぎないところが、実に良かった。ずっと、こんな「穏やかだけど、楽しみが見つけられる日」が続くと良いな、と思います。

・・・いやいやいや、まだそんな歳じゃないぞ。

昨日の夜から、今日を振り返る。

よく、覚えています。
昨日は、寝付いたのが、ちょうど0時過ぎ。
0:02の時計を見た後、ストンと眠りに入りました。まず、そこが良かった。

そして、今朝起きたのが9:12。
こんなに熟睡出来たのは、久しぶりです。なにせ、寝起きが爽快だった。
この時点で「今日は良い一日になるな」と感じました。幸福なヤツだ。

起きた後、ちょっと体操やら掃除やらをして、「お腹が減ったな」と思い、散歩がてら喫茶店へ。「もし、喫茶店でなにか思いついたら」と思い簡単なノートとペンを持っていったものの、コーヒーとトースト、小さいサラダを食べたら「何かしよう」なんて殊勝な気持ちはどこかへ行ってしまい、ただのんびり周囲の客の雑談なんかを聞き流したりして、小一時間を過ごしました。なんか、みんな可愛い。

その後、ちょっと買い出しを済ませながら帰宅。
最近、主食にしているゆで卵を茹でることに集中しました。
「は、ゆで卵?」と思ったアナタ。・・・甘い。ゆで卵をナメちゃあいけない。
簡単な事、だからこそ、失敗が許されない。もし失敗なんぞしたら「自分は、ゆで卵すら満足に茹でられないのか・・・!」と、打ちひしがれること必死。簡単な事こそ、失敗した時の傷が深まるのだ。
ということで、渾身のゆで卵。毎日やっているので、さすがにコツを掴んできました。まず、お湯が沸騰するまでが7分。その間に、卵の底に鋲を指して、見えないくらいの穴を開けておく。それから湯が沸騰したタイミングで5つの卵をザルに乗せて「せーの」で湯に入れる。それからタイマーできっかり7分計り、7分が経ったらザルを上げ、流水が注ぐどんぶりの上に卵を流し込む。これを2回繰り返す。これで、ちょうど1パック分、1日分のゆで卵が出来上がります。
ちなみに、最近は「ゆで卵占い」というものに凝っています。考案したのは、何を隠そう私です。このゆで卵作りを毎朝やって、最初の1つ目を一番に食べる。そのゆで卵が理想的に出来ていたら、その日は調子が良い日。失敗していたら、その日は調子が良くない日。けっこう当たりますので、みなさんも、良かったら、ぜひ。

ちなみに、今日は「ゴキゲンなゆで卵」が出来たので、気分は上々でした。

そして、午後。なかなかに重要な、質量のある時間でした。

「配色の教科書」。
いま、読んでいる本です。今日も、第三章をじっくり読みました。
この第三章では、近代の画家たちが紹介されています。
・・・衝撃を受けました。正直、これまでの人生で「画家」「絵画」というものをほとんど知りませんでした。そして、ひどく誤解していました。
画家というものは、研究者であり、科学者であり、実験者である、ということを、今日はじめて知りました。恥ずかしい。

色彩は科学であり、画家は科学を追求するために描く。ということ、らしいです。
信じられない。私はてっきり「画家というものは、感性とかインスピレーションに則って思うがままに振る舞う自由業」と理解していました。
実際には、画家とは学徒であり、探求者、なんだそうです。歴史を学び、先人を研究し、論文を読み理を追求し、そして自分が見出した解釈を表現する。そういった職業なんだそうな。・・・おそろしい。
もし、私に第二の人生があるとしたら、画家か音楽家を名乗りたい。

補足ですが、今日この素晴らしい本を通じて私が知った画家の中で一際惹かれたのが、ターナーです。

チチェスター運河

・・・いや、この本に載っている「チチェスター運河」は、もっと強烈に黄色い。私は、この黄色に感動したのだ。
絵画って、凄いんですね。写真以上のものを表現できるんだ。繰り返しですが、そんな事を私はこの歳まで知りませんでした。バカな奴だなぁ。
ターナー。人生で一度は本物を観たい。

そんな、素敵な一日でした。
その後は「自分の日常」に戻り、食事、お酒、YoutubeやNetflixを散策、と自由時間を謳歌しました。
この中でも、Youtube。世俗的だと軽視するなかれ。ここでも、面白い発見がいくつもありました。
まず、今日はいままでの自分だったらまず見ないであろう「落語」を見てみました。たまたまオススメに出てきた「六代目円楽」の一席。
これまた恥ずかしながら私はあまり学がなく、江戸・明治の風俗というものがどうもピンと来ないもので、そのため古典の演芸というものにも距離を感じていました。
ですが、そんな私でも、この落語は共感を感じることが出来た。人情、というものが柱になっている世界観を見て、はっと「ああ、今の自分は、殺伐とした世界で生きているんだ」と実感しました。ビジネスの世界は命がけ。人情はとうの昔に切り捨てています。そんな「切り捨ててしまった自分」を見てしまいました。・・・自省。

とても、清々しい気分。

このnoteを書いている今、眠りに入る前の数十分。とても良い気分です。
この瞬間のために今日を費やしたとして、十分満足が行く、そんな気分です。

どうした、これまでの自分からは考えられないようなことを言うじゃないか。歳をとって、丸くなりだしたんだろうか。

だったら、歳をとってみるのも悪くないもんだ。

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