AIartの話
先日アメリカの美術展でAIが生成したアートが最優秀賞を獲ったときいて(反応はめちゃくちゃいろんなのがありますね)
「え〜おもろ〜」と思ってこのMidjourney(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Midjourney)を早速インストールして遊んだらハマっちゃっていま毎日なんしかの絵を生成しています。
先日プライベートアカウントの方で作った「東京をクリムトに描いてもらった」(https://twitter.com/maprenene/status/1566000875197255680?s=46&t=use66rfsQouEWYzEJ9otJQ)
というのが想定よりかなり良くできたので、面白くなって毎日色んなpromptを入れてどんなものができるのかとやっているのです。
この2枚は「シンデレラのガラスの靴、ペールブルー、結晶化した、ハイヒール、自由、解放」というような文言を入れて生成してもらいました。
ガラスの靴のなかでもそのガラスの方はスニーカーなのか、パンプスなのかサンダルなのかなど細かいとこまでつめてあげるといい感じになりやすいです。
「きれいなおくつ」みたいなふわっとした指示だとなんかぼやぼやした無個性な輪郭のない油絵みたいなものが出来上がるだけで、意図したものとは全く違うものが出来上がり「ほらやっぱAIだめじゃね?」ってなるんだと思います。
そこを想像力と過去のヒット作、クライアントがどんなものを欲しがっているのかみたいなのを考えるのが人間のクリエイティビティだと改めて感じています。
で、面白いのは先日作ったこの画像。
テーマは
「ダンサー、雨の中で、輪郭を強調した、虹」みたいな指示を出しました。
おなじ指示でも違う雰囲気の絵が出てきて、しかもひとつは「雨の中で」というお題に付随して「外で踊っている?」という要素を付け足してきたのです。かしこーい!
2枚目のダンサー・イン・ザ・レインはもっとビビッドに虹が現れてます。
どちらかといえば舞台か映画の演出として降っている雨に虹色のスポットライトが鮮やかに輝いていて、1枚目とはまた違った仕上がりです。
ちなみに人物デッサンは基本狂ってます。
合わせようと思うとそういう指示をいれなければいけないのですが、個人的にアニメ絵や写真を求めているわけではないのでこういうとっちらかりつつも躍動感を優先した図案が出てくるのは楽しく、あんまり正しさは重視していません。
新しい驚きとひらめきが楽しいです。
で、私の基本フィールドである宝石のAIart.
異様に精度高くないですか?
結局AIを使おうが自分で書こうが、自分の中にあるものしか具現化できないということに気づいて早々辛い気持ちになっているところです。
つまるところどんなものでも勉強とインプット、適切なアウトプットが必要なんだな…と実感しながら今は美術品の文献を読み漁ったり他の人の指示をコピペしてトライアンドエラー繰り返しています。
いつかAIアートベースでペインティングして絵を描いたりできたらいいな〜
可能性もたくさんあるので楽しみです。
Nene