新・『ソリチュードタウンの死神』のなんだかんだ①
お久しぶりです。ネイティです。
2023年5月20日〜5月28日まで舞台に出演しておりました。
空想嬉劇団イナヅマコネコ
『ソリチュードタウンの死神』
無事に誰一人欠けることなく、終演まで駆け抜けることができました。
キャスト、スタッフ、関係者の皆様、
そしてご来場の皆様、
誠にありがとうございました。
6/30まで初日を撮影・編集した映像配信をレンタル販売しております。
再びご覧になりたい方、
今更知って気になる方、是非に。
■再演
今回の公演は2019年5月に上演した作品の再演です。
今回はteamMistyにて、再びアリッサ・コレットを演じさせていただきました。
準主役であるエフィ・コレットの母。序盤で謎を残したまま消滅し、終盤でその謎を回収して最高潮を提供する役回りです。出演シーンが少ないだけに、台詞の一つ一つが重要になります。
当時の役とか公演に関してのノートを残しておりましたので、こちらはご参考までに。
■アリッサ・コレット再び
初演と同じ役とはいえ、考えや感じ方が当時から変わったことで、役作りも改めてやり直しました。
私はまず、役作りにおいてわかりやすい言葉でテーマを決めます。今回は「強さと笑顔」。
(初演のときもテーマを決めていたはずですが、当時のメモを紛失したので正確にはわかりません)
「強さ」はビジュアル撮影(ブロマイドやパンフレットに掲載するための衣裳姿の撮影)のときに決めました。私の撮影はteamWindyのアリッサ役であるまついゆかさんの後でした。その際、作演出の岡本さんから「まついさんのアリッサは優しい感じだけど、ネイティのアリッサは強いね」と言われ、私もしっくり。
「笑顔」は台本を読んで台詞を覚えるうちに、自然と明るく笑顔を見せるようなキャラクターになったため、そのように決めました。
まついさんのアリッサは本当に「慈母」といえる心優しき母親となってましたが、私のアリッサはいつも元気で明るい「肝っ玉母ちゃん」となりました。
■追加シーン
アリッサをより印象付けるためとのことで、初演から変わってアリッサの出るシーンが追加。
(霧の街のカイルとグランの会話に途中から加わるところ。初演では2人だけで終わっていた)
そのことで、私の中で以下の疑問が生じました。
①アリッサが霧の街から消滅する理由をヘルないしオルクからどこまで知らされたのか?
(それによって霧の街のカイルに対する気持ちが変わるため)
②アリッサが消滅することが決まった時点で、霧の街にカイルが存在するのはどういうことなのか?
①は岡本さんに確認し、「カイルがミアの死神であることも知ってるし、エフィがミアを殺害し死刑が決まったことまで知らされている」とのことでした。
②については、ミアの記憶はエフィに撃たれた時点で終わっているが、即死ではなく危篤状態が続いていた(警官殺害未遂の時点でエフィの死刑執行が確定した)、という解釈でいきました。
追加シーンでアリッサが登場した際に開口一番「えっ!?」と驚いてるのは、消滅してると思っていたカイルがまだ存在していたためです。
長くなりそうなので、続きは次回。