上手い奴の話が聞ける奴ほど上手くなれる
アドベントカレンダーも残すところあと5日程というところで初登場です。ネイティと申します。
簡単に自己紹介をさせていただきますと、まあまあ長いことK-Shoot mania(以下ケーシュー)というゲームをプレイしている者です。
4年前、私が高校1年生の時ですね パソコン部に入部いたしまして、そこで先輩から「音ゲーに興味はないかい?」と青春モノのクサい漫画の如く誘われたのがケーシューとの出会いでした。
そっから高校生活をケーシューとバイトに捧げ、所属していた音ゲーマーグループでたまに活動していることをアピールしていたら████さんに声をかけていただいて、TP100に所属する事になりました。████さんにはほんと感謝しかないです。ホントに。
それでは本題に移りましょう。テーマはズバリ、上手い奴って普段何意識してやってんのということを僭越ながら私ネイティを例として書いていきたいと思います。
文章に関しては知識も経験も全くないので分かりづらいとは思いますがどうぞ最後まで読んでってください。
その0:そもそも
いきなりケーシューというゲームからは離れてしまうのですが1つだけ言わせてください。ケーシューに限らず全音ゲーマーの皆さん
焦っていませんか?
というのも人生において「焦り」という状態は本人に対して全く良い効果をもたらしません。焦って転んだ、焦って早とちりしてしまった、焦って好きでもない奴と付き合ってしまった、そんな焦りによる失敗は誰にでもあると思います。音ゲーにおいてももちろん例外ではなく、ケーシューで例えるなら焦ると早ニアが出たりつまみが外れたりします。
ただ、プレイ中の焦りは実はそんなに気にすることではありません。ランカーだってつまみを外すこともあります。ここで言っているのは上達を焦る事です。
「最近ケーシュー始めたけど周りのやつが上手すぎてやめちゃった」
「あとちょっとで20(最高難易度)初クリアなんだけどなあ(ゲージ50%スコア8000000)」
「早く上手くなりたいんだけどなんかいい20無い?」
はっきり言って焦りすぎです。
周りの人が上手いのは当たり前です。その上手さの裏には気の遠くなる努力か、もしくは並外れたセンスが隠れています。
苦労して20をクリアしたとしても、とんでもないニアやエラーの量だと仮にも上達とは言えません。
ケーシューは楽曲パッケージが豊富ですから、高難易度以外にもたくさんの譜面があります。せっかく無料で何回でも遊べるのに20しか目に入ってないのはもったいなさすぎです。このゲーム良くも悪くもどの譜面にも個性があるので、やればやるほど上手くなる、もとい捌ける譜面が増えるということを分かっていただければと思います。
その1:流れ
ようやくプレイ中の意識の話になるのですが私が多分一番意識してる流れについてお話します。
「流れ」とはつまりどういうことかというと、この鍵盤の入りだと次の指の動かし方はこう…… この配置だと次の配置を取る手の置き方はこう…… といった見えた配置を捌く一連の動きのことを勝手にそう呼んでます。
例えば上の画像の左側のような鍵盤が流れて来たときに3個目ぐらいまで見て、ああこれは階段が続くんだなと分かれば指は滑らかに動かせばいいんだと分かります。同様に右側のような鍵盤(所謂大宇宙)だと交互に押せばいいので、見るレーンを真ん中で分割してどっちにチップが来てるのかを見ればいいと分かります。
片手操作でも同じで、画像の左側なら指はCとDに置いとけばいいし、右側なら出張から片手が始まるので手をBCLRに置いとけばいいと分かります。
ここで読んでる皆さん、えっそんなこと?って思いませんでしたか?
そう!"そんなこと"なんです!
この流れという意識は言うなればプレイスタイルの引き出しです。
その0で記述しました通り、いろんな難易度のいろんな譜面を触って流れてくる譜面に対する自分なりの流れを作っておけば、大体の譜面は捌けるようになります。それが世にいう地力!……だと私は考えております。
ちょっと高難易度な配置でも例を出します。
こういう鍵盤こそ流れが作りやすくて、一見すると同時押しだらけでとても見づらいですよね。でも大宇宙の例のように左右で分割すると、ABレーン側はくの字+FXチップが2回とAB同時押し、CDレーン側はFXチップ+くの字が2回と少し間隔をあけてCD同時押し、あとは左側のFXチップを取ってほぼ同じ動き、とこんな感じで流れが作れます。
尤も、その流れの動きができるように練習は必要ですが何も見えていない状態で練習するよりは捌けるようになりやすいと思います。
是非 「流れ」 意識してプレイしてみてください。
その2:ボタンの押し方
ボタン、どうやって押してます?
今更何を言うかと思われるかもしれませんがボタンの押し方って結構大事なんですよ。意外と意識したことない人って多いと思います。私も最近になって意識するようになりました。灯台下暗しというやつですね。
結局何が言いたいかというと、配置ごとにボタンの押し方を分けてますか?もっと詳しく言うなら手の動きとか力の強さとか……「流れ」と同じように押し方の引き出しはありますか?ということです。
ちょっと文面では説明しづらいので例を出しながら説明していきたいと思います。
本家(SDVX)に実際ある配置を簡略化したものです。まともに押そうとすると手の動きがわかりにくく、FXとBTで分業したほうがいいとか考えるかもしれません。
ここで使えるのが勝手に命名しました、ロングノーツ意識です。
こんな感じで一つ一つの同時押しをロングノーツのように処理することで横認識(簡単に言えば同時押し意識)が上手くできるように感じます。
実はこのロングノーツ意識、精度を取りたい時にも使えます。
チップと呼ばれるノーツにはクリティカル、ニア、エラーの3種類の判定があります。同じくロングノーツにはクリティカル、エラーの2種類の判定があります。当たり前ですね?体操ができそうなぐらいには。
バカバカしいと思われるかもしれませんが人間の脳ってのは実に単純です。流れてきたチップをあたかもロングノーツのように処理する事によって、判定が減ったと勘違いして力を抜いてプレイすることができる……気がします。ニアが出るときは出るんですけどね。所詮意識です。でもしないよりはましだと思います。
所謂両トリルという奴ですね。途中でリズムが崩れやすい配置です。これに限らず普通のトリル、特に片手トリルが苦手な人は少なくないと思います。
ここで意識していることは、鍵盤の方向に合わせて手首ごと動かすという意識です。名前は付けてませんすいません。
やり方もそのままで外側(AとD)を押すときは手首を外側、内側(BとC)を押すときは内側に動かすというもので、結構捌きやすくなります。
難点を挙げるとすればプレイしている姿が多少不格好になることぐらいでしょうか。上達のためなら気にしないですよね?
紹介できる程度まで意識してるのはこの程度なのですが難易度に合わせたボタンの押し方を考えるようになってから少しだけ上達したと思います。
伸び悩んでる方、特に精度面をどうにかしたい方、今一度「ボタンの押し方」について考えてみてはいかがでしょうか。
……さて、いかがでしたでしょうか(クソブログ回避)
長々と書き連ねましたがあくまでこれは私という人物の一例に過ぎません。大タイトルに書きました通り、上手い人からどうして上手くなったのかをきちんと聞けて自分に対応させられる人ってのはすぐに上達すると思います。そうじゃない人もケーシューというゲームに目を付けた時点で計り知れないセンスの持ち主だと思います。確かに周りの人たちは自分じゃ敵わないぐらい上手く見えるかもしれません。私だって今でもああこの人にはどうしても追いつけないなと思うこともあります。
だけどそこであきらめないで欲しい!君が早熟か晩成かなんてわからないんだから。人それぞれの上達のしていき方を見つけて楽しむことが一番大事ということを忘れないで!
以上、ネイティでした。
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