「ビジネスケアラーたちよ!資本主義の中心でケアを語ろう」1回目。
ビジネスパーソンも仕事のことだけ考えて生きてるわけじゃない、いろいろあるんだよ、そろそろ隠すのやめてみんなで話して学ぼうよ、いうことでneighborで飲み会をすることにしました。
今回は1回目、
「親のお金の管理とモヒート」
を開催。
参加してくださったみなさま、おつかれさまでした!
不動産コンサルタントの田中歩さんが「ビジネス一筋・順風満帆・無問題」風の殻をぶち破って語り出してくれたことで、全員ぶち破ってあっという間の3時間でした。
今回は「親のお金の管理」という、面倒臭い話題でした。
認知症のお母様を介護しながら誰も頼ろうとしないご高齢のお父様に、すっかり手を焼いていた田中さん。相続などの事務手続きは持ち前の手腕を発揮してぱっぱっぱと運べても、ご両親とのやりとりは、理路整然とはいきません。
お父様に歳なりの不始末があるたびにバトルを繰り返しながら、弱点を突いて説き伏せ、遺言書と任意後見契約に同意してもらうわけですが「親のプライドを傷つけながらこんな風に進めている自分って一体、なんなんだろう」とふと疑問に思ったそうです。
弟さんと結束を強めてさまざまな「事件」を乗り越えながら疲弊していくなか、ぽろりとSNSにこぼした本音を友人が拾い、neighborに届けてくれました。
それが今回の飲み会のはじまりです。
管理しようとすればするほどこわばる親に頭を抱え、助け合うはずの兄弟とも微妙な信頼関係で、それ以前に子育てもアップアップ。自分が老いたらどうなるんだろうとすでに不安。参加者の抱える多様な事情も噴出しました。
でもね、よくよく聞いていくと、これらは全然「個人的な問題」じゃない。
意外と誰もがおんなじ事態に直面しているんですよね。(だからむしろ笑える。綾小路きみまろの原理)
で、解決するための答えが欲しい。(わたしも欲しい)
でも残念ながら、ないよ。1つの正解なんて。
ヒトが違えば全部違うから。
冷たいようだけど「みんなそれぞれの事情でがんばれ」なわけで。
そこで大事なのは、
ひとりで抱え込まないで情報共有すること。
自分のリアルな経験は、そのまま誰かの学びになるから。ハウツーなんてないですけど、考え方やモノの見方を学ぶと視界がぱっと開けます。
さらに、聞いてもらうことで気づくことがたくさんあります。いろんな角度から意見が飛び出すからね。介護の話をしていたはずなのに「それって子育てを奥さんに丸投げしてたからじゃないの?」と指摘され「そこ!!やべーそうかも、、、」とかね。
学びとデトックスがいっぺんに体験できる時間でした。
楽しくないとやってられない。
楽しいと、やってられるわ!
第2回は「誰が親の面倒を見るんだとジントニック」です。
詳細は後日、neighborのHPにて告知します。お楽しみに!