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HutePad R16とHaute スイッチの簡易レビュー

こんにちはHautePad収集家のねいあんです。
今回もHauteレバーレスの紹介をしていきたいと思います。

注:僕らのHaute42がなんだか知らない間にCosmoxというブランド名に変更になりましたが、いまだにアリエクにHaute42名義のショップがあったり、Cosmoxの名義もあったりでよくわかりません。本文中でも多分表記がブレると思いますが許してください。

では目次をどうぞ。


概要

Haute Pad R16

最近CosmoxからHautePad R16というレバーレスが新発売されました。

特徴としてはT16を少し薄くして、ボタンを小さくし、フチ部分に傾斜をつけることによってスライド入力をしやすくしたというもの。あとは搭載されているスイッチの性能がT16で採用されているKailh choc V2の赤軸より少し良くなっています。(全体ストロークは変わらないが、作動点が早い)

赤軸との比較

Haute スイッチ

同時期にHaute用にカスタマイズされたキースイッチも販売されました。スペックとしては、Kailh choc V2のカスタマイズスイッチであるところのGhostによく似ています。作動点、全体ストロークの長さは全く一緒で、押圧だけが唯一異なります。(Hauteスイッチの方が10g軽い)

Hauteスイッチ 作動点1.2mm、全体動作2.8mm

どちらも気になったため、勢いで購入することにしました。

この時はセール+クーポンでちょっとお得でした

ちょっと前にHaute製品Amazonでの取り扱いが始まりましたが、R16とHauteスイッチについてはまだ販売されていない様子(6/18時点)。そのため、購入するためにはアリエクを使うか、他の代理店を使う必要があります。私はいつものようにアリエクを使いました。

冒頭で述べたようにアリエクにはHaute42とCosmoxのショップがあり、R16についてはどちらでも販売しているため、そのとき安い方で買うといいと思います。(今回はCosmoxの方が安かったので、そちらで買いました。)

店舗によって微妙に価格が違う

レビュー

基本は以前のT16のレビューを見てもらうことにして、以下T16と異なるところを書きたいと思います。

T16のレビューは以下から↓

内容物

付属物は、説明書、接続用USBケーブル(L字)、タクトスイッチカバー(赤・黒)、予備スイッチ1個、スイッチ取り外し用の工具、滑り止めシール(大きめ8個)と、いつもと大きな違いはありません。
人によってはL字のケーブルは結構ありがたいかも。

箱から出したところ
右上の青いやつがHauteスイッチ

サイズ

全体的な印象はT16とそれほど変わらず。いつも通り底のねじ頭が少し尖っているため、滑り止めシールを貼らないで置くと机が傷つきます(一敗)。
縦横のサイズはT16とほぼ変わりません。ただし、ボタンカバーは上入力のキーを除き約20mmの小さいボタンカバーに変わっています(T16は全て約25mmボタン)。唯一違う部分として、高さが少しだけ低くなっています。(公称12.8mm→10.0mm)
ただ、元々薄かったため、薄くなったメリットはそんなに感じられず、逆に更にたわみやすくなった気もするため、ちょっとデメリットが勝っているかなとも思います。ゴム足が8個付属してますが、うまい具合にバランスをとってやらないとめちゃくちゃたわみます(机に置く場合)。
この辺は、他社で金属プレートを入れて補強しているレバーレスもあるため、個人的には導入して欲しいなと思う次第。
ただ、現状でも普通に使う分には問題ないです。

Tサイズ比較 上がR16 下がT16

ボタンレイアウト

特徴として、上キーの左横にあったボタンがなくなり、代わりに左手側の小指にボタンが新規につけられています。このボタンの配置は賛否あるでしょうが、個人的には非常に邪魔。何かアサインしておくとめちゃくちゃ誤爆するし、アサインしてなくても左小指側にボタンがあるのは結構ストレスです。なので私は速攻で埋めました。
あと、上記のボタンが追加されている影響と、ボタンのサイズが小さいためか、レイアウトが全体的に真ん中に寄っています。ただ、あまり気にはならないと思います。
私の場合、これはT16を使ってた時からなのですが、右手の親指で上キーを押してしまうことがあるため、ボタンのサイズを小さいものに変更しました。

ボタン

肝心要のボタン部分。ここはちょっとだけ詳しく説明します。
まず、フチの傾斜。いかにもスライド入力がしやすそうな気がしますが、これ、別に入力しやすくないです。なぜか。

お分かり頂けるだろうか

答えはボタンを押し込んだときにフチの最も高い部分と水平になるようにボタンの高さを設定してあるためです。R16搭載スイッチの全体ストロークは3.2mmなのでその分がそのまま出っ張ってしまいます。加えて、ボタンはいつものhauteのもの(G16などで採用されているボタン)なので角ばっており、スライド入力は別にやりやすくなかったです。
スイッチについてですが、デフォルトでついているKailh choc V2 crystalは、全体ストロークがほかのKailh choc V2シリーズと変わらないこともあり、明確な違いは感じませんでした。一方、作動点は短くなっているため、ワッシャーやOリング等で全体ストロークを短くすることによって、使えるスイッチになるとは思います。

Hauteスイッチ

期待していたHauteとKailhがコラボして作られたHauteスイッチです。
Ghostとほぼ同じスペックですが、押圧の違いから、多少軽い感触はあります。今までGhostを使っていた人は違和感なく使えるかと思います。

改造

というわけで全体を見たところで早速改造していきます。
ほとんどTシリーズと同じ改造になるので、詳細はそちらの記事をご覧ください。

Hauteスイッチ

スイッチの改造はGhostと同じく、軸にワッシャーを1つ入れるだけでとても使いやすいスイッチになります。あと、Ghostスイッチは開ける際、ツメ部分がやたら破損しやすいですが、これは今のところ破損せずに済んでます。そこは大きなメリットかなと思います。

ボタン

デフォのCrystalスイッチを引っこ抜き、改造したHauteスイッチに換装します。かなり固く刺さっており、引き抜くにはちょっとコツがいります。個人的にはスイッチの上下を挟んで、てこの原理で少し手前側に引くのを意識すると抜けやすいと思います。
抜けたら、ボタンカバーを取っ払い、PunkWorkShopボタンに変更します。また、Oリングを2つかませることでストロークを小さくできます。

以上で改造は終了です。
改造後の画像がこちら

上キーは右手の親指が当たってしまうので20mmボタンに変更

ちなみに左手の小指部分と上(M1、M2)は、スイッチを外して元々ついてたボタンカバーの側面を両面テープでぐるっと巻いて固定することでメカクシキャップの代わりにしました。
公式で販売して欲しいですねメカクシキャップ。

改造後の使用感

改造して3週間くらい使ってますが、特に何も文句はありません。というか改造したT16とあまり使用感は変わりません。
フチがある分、スライド入力しやすくなるかと思いましたが、PunkWorkのボタンがなだらかな形状をしており、元々スムーズにスライド入力ができるため、特段利点があるとは思えませんでした。
R16の個人的な結論としては、T16持ってるなら別に買わなくていいけど、左手の小指にボタンが欲しい人や、狭いレイアウトがいいという人は買う価値があるかも?といったところでしょうか。

Hauteスイッチについては、Ghostとほぼ変わらずに違和感なく使えます。
が、スイッチ1個あたりの価格が約120円とまぁまぁ高いのと、今のところ日本で購入することはできなさそうなのがネックになるかと思います。一時期Ghostも品薄になってたり、Amazonだと90個単位でしか販売してなかったりで手が出しずらいこともあるので、そういう時はHauteスイッチを使うといいんじゃないかと思います。

終わりに

以上、R16とHauteスイッチのレビューでした。
元々、サブ機が欲しいと思っていたので、買って後悔はないし、モノに不満はないためメインで使い続けるつもりですが、思ったよりもT16から進化が感じられなかったのが残念と言えば残念です。あと、新ブランドにした割には、製品が出るペースが遅いかなという感じもします。(元々のペースがおかしかったといえばそれはそう)

しかし、この前EvoJapanに参加したのですが、ちょいちょいHauteレバーレスを使っている人を見かけました。また、スト6の海外大会なんかを見ると、Hauteレバーレスを使って活躍している選手をよく見るようになってきました。
今後も認知度は広がっていって一大ブランドになりそうな気配があります。
Hauteは、これからも色々なレバーレスの選択肢を出してくれそうなので、変わらず注視して行きたいと思います。

あ、あとレバーレス関連で言うとFK2を予約しました。(予約開始初日に)
元々7~8月出荷だったのが9月下旬出荷になってしまい残念ですが、ラピトリレバーレスで、価格含め機構も素晴らしく色々頑張ってると思うので楽しみです。
届いたら、こちらもレビューしようかと思います。

それでは。


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