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アリエクでレバーレスを買った話 後編+改造編

前回は、RTU Mini Hitboxという謎のレバーレスをアリエクで注文したところまでです。noteで公開してるのでよければ見てください

発送~到着

前回の話を書いてから1日経って発送されたようです。注文から1週間ってところでしょうか。

紛争は開始したくない

その後、概ね順調に輸送されたようで、発送から6日後、発注から数えると13日程度で届きました。

意外とちゃんと追跡記録が見れる

オレンジ色のテープでガチガチに梱包された状態で到着。特に箱が潰れているとかはありませんでした。

配達はヤマト運輸でした

中はこんな感じ。

プチプチとマシュマロ型の梱包材という構成。最小限という感じだけど中身に問題はなさそう。

内容

B1-MINI-PCと並べてみました。大きさはそんなに変わらないけど、ボタンはちょっとだけ大きい。

縦幅がでかいように感じるが、LCDとタクトスイッチが上に出ているので使用する部分のサイズ感は変わらず

他にはUSB-Cケーブルとスイッチを引き抜くための工具、本体を開けるレンチなんかが付属物でついてました。ちなみに紙マニュアルはなく、購入時にPDFでアリエクのメッセージ機能で送られていました。

RTU Mini Hitboxの製品詳細

ここで各部位を細かく見ていきましょう。

LCD

LCDは各種モードの表示(SOCD等)と自分が今押しているボタンを表示してくれます。この押しているボタンを表示する機能が結構便利で、どのくらい押したら反応するかをこのレバーレス単体で見ることができます。後述するスイッチの改造でかなり助かりました。

LCDの画面が若干傾いていてちょっと気持ち悪い

タクトスイッチ

上部にあるタクトスイッチはちゃんとしたキートップがついているので、押しても痛くならないのはかなりポイントが高いです。ただ、スタートとセレクトがボタン群の真ん中にあるのでちょっと使いづらいです。まあ慣れだとは思いますが。

ボタン

ボタンはGamerFingerを使っていて・・・あれ?これおかしいぞ

キャップを外すと直接基盤に刺さったスイッチが

ここでとんでもない勘違いをしていたことに気づきました。
てっきりGamerFingerを使ってると思いこんでいましたが、スイッチは基盤に直で刺さっており、GamerFingerの"キートップ"を使っているだけでした。よくよく考えてみればGamerFingerを使って高さ2cmで済むわけがありません。

ちょっとがっかりしましたが、キートップ自体はしっかりしていて弾き入力をしても特に吹き飛ぶことはなさそうでした。ただ、ボタン自体に高さがあるため、好みがわかれそうな感じです。

あと、ボタンが少し大きい関係でボタン同士の距離が近いです。よく言えば同時押しがしやすい。悪く言えば誤爆しやすい。

スイッチは普通にデフォルト銀軸なので、ボタンとしてはストローク結構長めです。

全体のクオリティ

全体的にビルドクオリティは高めですが、中身のプラスチックに小さい傷などは入っていました。ですが特に気にしなければ使用に問題はなさそうです。ただし底は金具がむき出しなので直接机には置けません。100均で売ってるやつでいいのでゴム足をつけることをおすすめします。

あと、小さめレバーレスの宿命なのですが、手のひらの置き場がないため、机置きではかなり操作がつらいです。私はキーボード用のリストレストを手前において使っています。

改造編

というわけでここからは自分が使いやすいように改造していきます。

スイッチ改造

まずボタンはUSBが壊れたB1-MINI-PCからスイッチを移植していきます。改造スイッチの詳細は以前のnoteを見てください。

前回と同じくTTCと銀軸のキメラスイッチは方向キー4つと、スト6のパリィとドライブインパクトボタンの計6個に割り当てました。それ以外は銀軸にワッシャーを入れたシンプルな改造スイッチを使っています。暴発が嫌なので。

キートップ改造

基本的にはこれもB1-MINI-PCと同じで、Oリングも同じものを使えます。ただしGamerFingerのキートップはかなり高さがあるため、Oリングが3つ必要になります。

軸は若干太いがOリングが伸びるので問題なし

ただ個人的にはグニっという感触が気にいらないため、移動キーはワッシャーにしようと思っています。残念ながらワッシャーはB1-MINI-PCのもの(内径5mm)は流用できないため、内径5.5mmのワッシャーが必要かもしれません。


EX.ボタンの高さ変更

2日ほど使用したところ、特に操作は問題なかったのですが、今までよりも少しボタンの高さがあることで腱鞘炎の手前みたいな症状が出てしましました。

というわけで、何かボタンの高さを変える方法がないか探したところ、同じSinoarcadeで売っているPUNK WORKSHOP用のキートップが流用できそうな感じでした

左がGamerFinger、右がPUNK WORKSHOP 直径の違いは1mm弱

値段も10個で1800円程度で、もしハマらなくても諦めがつくし、なんなら今後PUNK WORKSHOPのレバーレスを買ったときに予備ボタンとして使えます。
ただ、アリエクで頼むと届くのに1週間~2週間かかるのがネックです。あと、変える必要のあるボタンは12個なので、アリエクで売ってるのは1ロット10個の商品なので2ロット分を買わないといけません。

というわけでバラ売りでかつ日本で売ってるとこないかな~~~とダメ元で探したのですが、ありました

価格もかなり良心的で、1個単位で買えるため非常にありがたかったです。
ただ、在庫をあまり持っているわけではなさそうなので、色を統一しようとすると難しいかもしれません。

ちなみに購入して2日後には届きました。ありがとう叢雲商店。他にもレバーレスやアケコン関連のニッチ目な商品を取り扱っているようです。

届いて実際にハメてみるとバッチリでした。

若干浮いてるように見えるが、特に使用には問題なし
新旧ボタン比較
紫色のボタンの左がPUNK WORKHSHOPで右がGamerFinger

画像で比較するとあまり変わらないように見えますが、実際はPUNK WORKSHOPの方はボタンのフチに向かってなだらかなカーブを描いているため、触ると低さを実感できます。GamerFingerの方は分厚さを感じ、カクカクとした印象です。

なお、ストロークの改造もしたのですが、Oリングを3個かませるとスイッチが反応しなくなります。Oリング2個+ワッシャー(内径5mm)2個で一応ギリギリを攻めれますが、元々のストロークが短いためそこまでやらなくていいと思います。

その他

LCDの傾きを直そうと思い裏蓋を開けてみましたが、基盤部分には簡単にはアクセスできなそうだったので断念しました。

裏を簡単に開けられる部分まで開けたところ

最後に

というわけで、諸々改造が終わった後の画像がこちらです。

一番右下だけGamerFingerを残した

ストリートファイター6で、ドライブインパクトという反応が重要なボタンを右下のボタンに設定している関係で、一個だけGamerFingerを残してあります。小指を咄嗟に伸ばすだけでインパクトが撃てるので今のところかなり気に入っています。
配色的なところで言うと選択肢がなく色を選べる余地がなかったのがちょっと残念ですが、性能自体には満足です。

改造しない前提でも、元々のビルドクオリティ自体が結構よくコンパクトにまとまっており、銀軸12個+Gamerfingerのキートップ12個とLCD付きのレバレスで1万2000円ならかなりお得な買い物だったと思います。今は1万8000円に戻っていますが、それでも省スペースレバーレスの選択肢としてはかなりありかなと。これからメイン機として使っていきます。

アリエクで初めて買い物してみましたが、追跡が思ったよりしっかりしており、拍子抜けするくらい問題なく届いてしまったので、特にネタにすることはありませんでした。また利用しようと思います。

少し話は変わりますが、どうやらPUNK WORKSHOPが14ボタン版のレバーレスを開発中のようなので、気になっています。

それでは今回はこんなところで。

ここまでお読みいただきありがとうございました。


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