早送りで映画を観るのが流行っている?
映画を早送りで観たり、音楽をサビだけ聴きたいという人が増えているようです。
コンテンツの楽しみ方は人それぞれだと思いますので、それはそれでいいと思います。
ただ、コスパやタイパを重視することも時には必要だと思いますが、カットした分、見落とした何かがあるかもしれないことを覚えておいてもいいかもしれません。
早送りして肝心なところだけ切り取ると、常に盛り上がっているので、感情の緩急や波が平坦になっていきます。
そうなると、今よりさらに盛り上がっていないと満足できないでしょうから、ひたすらコンテンツを漁ることになるでしょう。
ある意味、睡眠なしで動き続けるようなものですから、状態異常になってもおかしくないと思います。
また、そうした楽しみ方をする人間は、自分にとって都合の良い情報だけを得ていると思います。
その傾向は、人間関係にも少なからず現れることでしょう。
人には長所と短所があり、両方を含めてその人となりになります。
早送りして観たい所だけ観る人間は、他人の長所だけを利用したい傾向があると思われます。
なぜなら、その人にとって都合が良くない短所には触れたくないわけですから。
他人を人ではなく、サービスという別の存在で認識しているのかもしれません。
そういう人は、今世をそのような人格で過ごす運命なのかもしれませんので、特に批判するつもりはありません。
しかし、そうした人間を観察していると、独りよがりで狭い価値観に縛られている印象を受けます。
そうした人間の頭の中は、僕が考えた最強の!絶対に正しい!価値観に支配されています。
ですから、新しい価値観を他人から提供されても、僕が考えた〜価値観の枠組みに無理やりはめこんで理解しようとします。
極端な言い方をすれば、レベル10の人間にレベル20の情報を伝えても、レベル10の範囲内に削ぎ落として理解したつもりになります。
そして、超過した分の情報は無視されます(笑)
しかも、その人間はレベル10が最強で間違いがないと思い込んでいるので、進歩、発展が乏しいのです。
例えば、魂の種類が4つあるという話をしているのに、なぜか「ああ、血液型のことだべ」と、内容も深さも劣化した情報として認識されることがあります(笑)
そのような人生を送っていると、価値観が広がりくくなり、交友関係も限られてきます。
そして、狭い人間関係を続けていても、嫌なところが目についていきますから、全員と仲良しで居続けることは容易ではありません。
そうこうする内に、いずれ、交友関係は限界を迎えます。
そうした生き方をしているから孤立していくのに、孤立を避けたいがために共通の話題を見つけようとします。
話題の映画を観て、同じシーンで感動し、コミュニケーションが取れたと束の間の安心感を得る。
あるいは、表面上、誰でもウエルカムな雰囲気を出すことはできるでしょうが、当たり障りのないコミュニケーションばかりになり、結果、人間関係も表面上のものになります。
けれど、フランケンシュタインのようなツギハギな人間関係を築いている人間には、本来の人同士の交流は難しいでしょう。
ですから、人生がなんとなくつまらないと感じる時は、今までと違うことにチャレンジすることをお勧めします。
あるいは、いつもと同じことであっても、何か改良できないか?と、能動的に取り組んでみるのもよいと思います。
私たちは経験するために生まれてきたのですから、生きることに違和感を感じた時はご相談ください。
何らかのお力になります。
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