スピと科学と越えられない壁
現代では、科学教といっても差し支えがなさそうな程、科学的根拠が重視されています。
科学を物質/体と考えたら、体主霊従という言葉がわかりやすいでしょう。
一方、霊は目に見えない存在と考えるとわかりやすいでしょう。
俗にいうスピリチュアルや霊は物質ではないため、科学では存在しないものとみなされています。
同時に、霊能力や氣功、東洋医学的な作用によって難病が治るといった現象も、科学的根拠がないとして、否定されます。
つまり、体主霊従の世では科学が優位に立っている価値観です。
ですが、私の氣功の例に限らず、世の中には科学では解明できない現象が少なくありません。
科学で説明できないことは存在しないのではなく、霊的な現象は現代の科学レベルでは解明できない。
霊的な物事が科学の優位に立つという価値観に変わっていくのでしょう。
これが、霊主体従の世の中。
存在しないと無視するのではなく、霊的な物事が存在するという前提で、それらを解明できるよう科学レベルを上げていく。
年号が令和に変わってから、そんな世の中になっていくようです。
これだけを読むと、時代が進化するように感じる人がいるかもしれません。
ですが、実際のところ、霊主体従は中世以前の価値観です。
ですから、進化というよりもズレていた価値観が本来の価値観に戻った。
そんな風に捉えることもできそうです。
では、体主霊従の世の中の価値観や科学は間違えていたのか?
必ずしもそうではないと思います。
エセ科学があるように、エセスピリチュアルもあります。
霊主体従の世の中では疑問視すらされなかった儀式などが、本当は効果があまりない。
つまり、霊的な物事を盲信しなくてもいいという知見を科学は広めてくれました。
また、医学において、外科や疫病といった急性の症状に関しては、多くの命が救われました。
私たちがこうしてSNSを介して関われるのも、PCやスマートフォンのおかげでしょう。
そういう意味では、霊と科学の良いとこどりをしていけたら良さそうです。
現代の科学で解明できない霊能力に限ってはそれなりに信じても良いでしょう。
しかし、わけのわからない儀式や行為の信憑性については、科学的知見を用いて、あまり信じすぎない方が良さそうです。
まずは、霊能力者とインチキ霊能力者を区別することを科学に期待しています(笑)
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