夢をよくみることについて
夢は、就寝時と覚醒時の二つの意味があると思います。
今回は前者について書いていきます。
前者は生理学的にいうとレム睡眠時に生じます。
そして、夢を多くみるのは、睡眠時におけるレム睡眠の割合が増えていることになります。
つまり、熟睡できていない状態だと考えられます。
ちなみにですが、東洋医学的には多夢という病証があります。
また、多夢になっている状態として、次の二つが例として挙げられます。
肝血虚については先日書きました。
では、心血虚になるのはどんな要因があるのでしょうか?
いくつかありますが、本投稿では陰液不足、神志の影響がわかりやすいと思います。
陰液は、血と津液と精を意味しており、体を構成するこれらの物質が不足していると陰液不足になります。
神志の影響とは、おおまかにいうと精神活動全般で、感情の大きな動きやストレスみたいな感じです。
ストレスで胸の辺りが苦しくなったり、モヤモヤするのは、東洋医学的には心に関連していると考えられているようです。
一方、夢は天からのお告げということもあります。
もしそうなら、夢を見ることはとても重要なことでしょう。
一説によると、古代のシュメール人は夢の内容を神からのメッセージのように重視していたそうです。
ちなみにですが、陰陽師の鑑定の中にも夢診断がありました。
*現在は執り行っていないようです。
その診断結果を拝読すると、何らかのメッセージが含まれていたと思います。
同時に、メッセージが含まれていなかったシーンもありました(笑)
ですから、夢と一言でいっても、天からのお告げの時もあれば、重要ではない夢もあります。
つまり、天啓をしかと受け取れるよう、余計な夢を見ないようにしておくことが重要。
ノイズを消し、音をクリアに聴き取れる状態にしておく。
そんな感じでしょうか。
不眠と同様、多夢も望ましい状態ではありません。
肝と血を補うなど、睡眠の質を高めましょう!
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