読了:「カッコウの卵は誰のもの」 東野圭吾
こんにちは。Ayanoです。
最近、本を読む時間が減ってくばかりで、焦っています。
読書って単に本を読んでるだけじゃなくて、ちょっとした瞑想状態に入るじゃないですか。
心が宇宙空間みたいなところに、解放されるような感じ。
あの状態から現実に戻ると、なんとなくスッキリする気がしています。
そんな最高のひととき。あ〜もう少し捻出したい、、、。
初っ端から悩みをちらつかせてしまいました。失敬。
さて、今回の本は、私が東野圭吾ファンになってしまったきっかけの一冊。
文庫が出ていたので即座に買いました。
最初に読んだのが高校2年の時なので、10年くらい経ちます。
最初に読んだ高校生の時は、実は毎日朝から晩まで部活に明け暮れて、本なんてまっったく読んでいなかったのです、、(なんということ)。
とはいえ、「図書室で本借りてきた!」とウキウキとしているクラスメイトが羨ましくて、その子にお勧めの本を聞いたのがこの本との出会いでした。
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トップスキーヤーの緋田宏昌(ひだひろまさ)は、娘であり同じくスキーヤーの風美(かざみ)を自分の子だと思って育ててきた。
しかし妻が亡くなった後、ある新聞の切り抜きを発見した。それは新潟で新生児が誘拐されたという記事だった。
パニックになりながらも調べ進めていくうちに、自分の妻には出産記録がないこと、流産していたことを知ってしまう。
緋田はその事実を隠し続けていたが、ある日新潟からある男が訪ねてきた。
そして娘に送られた脅迫状と乗る予定だったバスの事故。
度重なる事件のあと、父は娘に本当のことを打ち明けようとするが、、。
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あれ!めちゃくちゃ複雑な関係すぎん?
と思ってしまうくらい、クライマックスは情報量がたくさんです。笑
追い付いていけるか心配でしたがなんとかセーフ!
(もはや高校生の時これをちゃんと理解できてたのか不明)
さすがって感じの物語構成でした!これだから東野圭吾は面白い。
物語よりも何よりもまず、風美のクールさがカッコ良すぎる!笑
自分とだいぶ歳の離れた大人相手に、喧嘩腰の返し。最高です。
生まれもった才能を開花させるさせないは自由だけど、どんなに才能があろうと、やっぱり底知れない努力は必要なんだなと身の引き締まる思いで読みました。
宏昌が罪を背負うと覚悟して事実を話そうとするシーン、こっちもドキドキしてしまった、、、これを読むと親の気持ちが少しだけ分かるような気がする。
私の父も普段は口数は少ないけど、口に出さない分意外と考えてるのかな、なんて。
あれ、久しぶりすぎて感想まとめ方をど忘れ。
東野圭吾作品で、もひとつインパクトに残ってるのが「恋のゴンドラ」。
ゾッとした記憶があります。またいつか読みたいな。
では、ここら辺で。
今日のnegoto:「ハイキュー!!ショーセツバン、笑い転げながら読んでる」