ポケモンSVから「わかりやすいUI」を考える。
概要
2022年11月18日に発売された「ポケットモンスター スカーレット・ヴァオレット(以下ポケモンSV)」、シリーズ初のオープンワールドを主軸とした作品で、ゲームフリーク・任天堂史上最大の売上を記憶している。壮大なワールドな上、バグやカクつきが起こりつつも最後のストーリーの展開の仕方に衝撃をうけたユーザーが多いであろう。
今回はこの作品において使いやすいUI・使いにくい&改善してほしいUIについて(ネタバレ抜きで)ユーザ目線で考える人の目線で書いていきたいと思う。
なお本作が楽しくて少し補正がかかっていることを踏まえて御読頂きたい。
今作のUI
最初にポケモンのUIについて振り返ってみよう。
ポケモンSVでは主に
・フィールド画面
・バトル画面
・メインメニュー
・キャンプ画面
・ロトムフォン etc…
となっている。
はじめに基本的なUIとしてメインメニューについて見ていく。
メインメニュー画面
左寄せカラムが手持ちのポケモン+移動用ポケモン。
右寄せカラムがメインメニューフォントの大きさはポケモンの名前とメインメニューと一緒であり、バランス良く感じられるようになっている。
色を全体的に統一することによってごちゃごちゃしていないなというのが印象的に残る。アイコンをいれることによって、より初心者にもわかりやすくなっていることもとても良い感じ。
ポケポータルはインターネットに接続したり通信しながらやるものであることから地球に輪がついているマークにすることによって、とてもわかり易くなっている。UI面ではとても親切に感じられると思う。名前だけだとネットワーク機能かどうか、わかりにくい部分もある。
単色にすることによって、色盲をもっている方に対しての調整もしやすくしているのかなと感じられるところもあります。
前述のしたことが逆にわかりにくくしているのではという考えもある。
フィールド画面
連れ歩きしているポケモンが左下に表示され、右下に地図が表示されている形。Nは北を表しており現在位置を表していることがわかります。
この地図に関しては、全体地図から見たプレイヤーの現在位置がわかりやすくないと感じられるところがあるため、改善できるポイントもあることが伺えます。
キャンプ画面
左側に操作方法をいれることによってなにができるのか、わかりやすくなっていると思う。
文字のサイズは小さめなのでもうちょっとデカくしたりするのも悪くないと思う。
バトル画面
視線が下の方にむきやすくことから、選択画面を集中している点が良い。
ただ技の説明などといったものが中央下にあるためにわかりにくい。
ロトムフォン
今作のロトムフォンは、マップ・ポケモン図鑑・自身のプロフィールが見れるようになっている。
マップのアイコンが青色で、森や草原を表す緑色ではないのが、直感的にちょっとわかりにくいかもしれないと感じた。
図鑑は本を表しているが、図鑑に登録されたポケモン一覧をどう見るかが視覚的にわかりにくいなと思った。
他作品で似たUI・色使いを見た。
他のオープンワールドゲームの中で似ているUIデザインだと筆者が思ったのは、UBIsoftの「The Crew2」だ。色使いなどが似ており、今回のゲームもUBIsoftの影響をひょっとしたら受けているのではないかと思っている。黄色と赤のラインなど、欧州風なスタイルも取り入れてUIのデザインにしていると感じた。
考察
舞台をカロス地方(北フランス|X・Y)、ガラル地方(イギリス|剣盾)みたいに欧州らしさと、スペインを統治していたハプスブルク家の色鮮やかさを用いたのではないかと考察する。赤色と紫色を使ったのは太陽の色・高貴な色であったことからであろう。それを惹きつけられるような色使い、もしくは邪魔しない色使いになっていると考える。
考察まとめ。
直感的にわかりやすくことがとても必要だと感じる。ロトムフォンの使い方説明などがあるが、図鑑からポケモン図鑑や、プロフィールが見れるようになるといったものは初心者にとってはわかりにくいだろう。メインメニューに関してはインターネットでの通信交換・冒険・ふしぎなおくりものの受け取りに関して、ポケポータルという独自名で伝えるのはちょっとわかりにくいのではと感じた。それを助長するためにアイコンをいれているが、認識している色と違う点(マップなど)があったのが惜しいと思った。
最後に
今回のポケモンのUIに関しての個人的な見解はどうでしょうか?
ポケモンの楽しくて補正がかかりまくっており、褒めているポイントも多いが、わかりにくいところがあるのが惜しいと言える。それ以上にゲームの最適化をどうにかして、ゲームのUXをどうにか改善して、楽しくポケモンライフを送れるように祈るばかりだ。