明るい夜に出かけて
ずっと読みたかった作品。ついに読みました。
ラジオが好きな高校時代の友達が読んでて、
いつか読みたいなと。
ラジオ好きという補正なしでも面白かったです。メインキャラの4人が個性があって良いんすよね。いつでもドラマ化できそう。テレ東深夜とかで
接触恐怖症が原因で晒された元ハガキ職人富山くん
才能がアリアリだがクラスで浮いてる佐古田ちゃん
あまりメール採用されないラジオ好きの永川くん
バイトリーダーで夢を追う「歌い手」の鹿沢さん
忍者になって巻物を取りに行くアルコ&ピース
ラジオが好きな人ってなんかダメなところがあるんですよね。私もそうです。なぜかラジオを聞いてる時だけその事を忘れられる。彼らにもどこか欠点があり、ラジオを通じて繋がり、成長していく。読んでると青春を感じ、心が熱くなります。とにかく読んでみてほしい。
本の中でもラジオの改編期があるんですよ。だからアルピーANNがこれからどうなるのか知っている私からすると、読みながらとても複雑な気持ちになりました。アルピーANNが本当に終了する時、彼らは何を思うんですかね。
個人的に富山くんと佐古田ちゃんが羨ましかった。面白い事が考えれて、メールが採用されまくるんですよ。めちゃくちゃ羨ましい。才能がない人は才能を欲しがります。永川くんの気持ち痛いほどわかりました。
私も富山くんと同じで、アルピーANNに影響されてラジオの制作スタッフなりたいと思ったので、めちゃくちゃ感情移入しました。ラジオって明るいんですいよね。音声なのに。深夜なのに。閉鎖的な空間なのに多くの人が同じ時間を共有している。不思議ですよね。私も終わらないラジオ番組、作ってみたいです。
「ひとり」でいたいのに、誰かと繋がりたい
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