2024年銘柄分析② タスキHD第3Q決算分析(証券コード166A)
2024年銘柄分析②、株式会社タスキホールディングス(166A)(以下「タスキHD」)の第3Q決算分析になります。
※本記事は個別株の銘柄分析であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。個別株への投資は自己責任ですが、本記事が投資検討の一助となれば幸いです。
○はじめに
タスキHDの事業内容、業績および今後の見通し、投資対象としての魅力等については、過去に紹介(以下リンク先)していますので、是非ご確認ください。
○概要
(1)通期業績を上方修正
M&Aしたオーラの業績を反映し、今期業績の上方修正が発表されました。今期残り2か月を残しての上方修正なので、今期業績について大きな下振れはなさそうです。
(2)業績
第3Qは3社の連結業績となり、進捗率は約60%。第4Q偏重のため、期初計画どおりとのことです。売上高のYonY増減率は素晴らしいですね。
QonQ売上高はタスキは増加、新日本建物は微減。経常利益の減少は統合費用等があり、今期は仕方ないですね。
(3)販売件数と棚卸資産
販売件数と棚卸資産ですが、各事業ごとの項目が追加されて、資料が非常に見やすくなったのが素晴らしい!会社をより知ってもらいたいという意思を感じます。
棚卸資産残高はかなり増えていて、オーラ分を除いても増加しているので、その部分はポジティブです。
一方で、これまでメインだったタスキIOTの件数と資産が前月比から減っているのが少し気になります。高単価案件にシフトしつつあるということでしょうか。
パイプラインの状況ですが、これは明らかにダメなんじゃないですかね。タスキの上半期のKPIの状況は良かったので、むしろ95件を上回ってくると思ったのですが、第3Qはかなり失速してます。今期の業績は良くても、来期の業績にひびいてくることになります。決算説明動画でもさらっと流していましたが、前年度比を上回っていればOKという考えなのでしょうか。。
(4)SaaS事業
「TASUKI TECH LAND」の導入社数は順調。「TASUKI TOUCH&PLAN」も外部販売を開始し、来年度以降のSaaS事業の収益貢献も期待されます。
○今後の株価
現在の株価については、日本全体の株価が下落基調にあるため、タスキHDについても思ったように伸びていませんが、市場全体が落ち着いてくれば、きちんと評価されていく銘柄だと思います。事業自体は間違いなく旺盛で、富裕層中心の事業であることから、最近実施された利上げの影響もほとんどないとのことですので、会社を信じて株式もホールドしていきます。
○最後に
投資に絶対はありませんが、タスキHDへの投資については、損する可能性
が低く、株価もかなり成長していくことがが予想されます。個別株への投資を検討されている方は、本記事が検討の一助となれば幸いです。
本銘柄については、引き続き四半期ごとに分析を進めていきます。
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