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「負けない投資×3年で2倍」銘柄分析2024⑤チェンジHD(3962)
2024年の「負けない投資かつ3年で2倍が狙える銘柄~第5弾~」は、株式会社チェンジホールディングス(3962)です。事業内容、投資対象としての魅力に触れ、負けない理由および3年間で2倍が狙える可能性を解説します。(令和6年9月29日時点のデータをもとに作成 株価1,258円)
※本記事は個人見解による個別株の銘柄分析であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。個別株への投資は自己責任でお願いします。
○事業内容
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株式会社チェンジホールディングス(以下「チェンジHD」)は、「Change People、Change Business、Change Japan」をミッショ ンに掲げ、「生産性をCHANGEする」というビジョンのもと、「人×技術」で日本の生産性を飛躍的に向上させ、人口減少下の日本を持続可能な社会にするため、ビジネスモデル・業務プロセスのデジタル化及びデジタル人材の育成支援などの事業を展開しております。
特に、デジタル人材の育成支援や業務プロセスの革新及びデジタル化を担う「NEW-ITトランスフォーメーション事業」、DXによる地方創生の推進をミッションとする「パブリテック事業」の2つの事業を柱としています。
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具体的な事業では、ふるさと納税の「ふるさとチョイス」が有名です。ふるさと納税に詳しい方は、ご存じの方も多いかと思います。
ここからはチェンジHDの投資対象としての魅力を解説します。
○投資対象としての魅力①~負けない投資~
(1)DXは今後も需要旺盛なジャンル
デジタル後進国といわれ、人口減少、少子化にともなう労働人口不足に直面している日本にとって、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進は避けて通れない課題であり、事業全体として引き続き需要が旺盛なジャンルです。
(2)PERは約11倍と割安、ROEも10%を底に安定。
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上場企業のPERは15倍以下が割安とされており、PER約11倍は、業種別PER平均(情報通信業)のプライム市場約23倍と比較して、割安感があると言えます。(「日本取引所グループ 規模別・業種別PER・PBR(連結・単体)一覧 2024年8月」より)
また、一般的にROEが10%を超えている場合、経営効率がよく投資価値のある企業であるとされており、チェンジHDのROEは上場以来10%を下回っておりませんので、より効率的に利益をあげていると言えます。
(3)財務性も良好
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チェンジHDはグロース企業に該当しますが、財務面でも安定しております。自己資本比率は約48%で、直近の決算短信では約277億円もの現金および現金同等物を有しており、流動負債だけでなく、固定負債の規模を考慮しても、かなり安定していると言えます。
○投資対象としての魅力②~2倍が狙える投資~
(4)これまでの圧倒的な成長力
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チェンジHDは上場して以来、右肩上がりに成長に続けており、今期業績予想も素晴らしいものとなっています。
例年弱さがみられる第1Qですが、持分法適用会社の再評価益計上による利益積み上げにより、すでに上半期の計画は達成されたということで、通期計画達成も視界良好ではないでしょうか。(ただし、直近2年は計画の下方修正あり)
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柱である地方創生領域、ふるさと納税関連については、競争激化にともない、飛躍的な伸びは期待できないかもしれませんが、サイバーセキュリティー領域や公共DX領域の伸びが堅調であり、今後の成長も期待できます。
(5)会社の業績株価に対する野心的な姿勢が「◎」
チェンジHDは、業績や株価について、他社より力を入れている印象がかなりあります。IRでは、資料の書きぶり、四半期ごとの決算説明動画、質疑への対応、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」のスライドの掲載を行っており、個人投資家の私から見て、なんとかして業績や株価を上げたいという意志を感じ、非常に好感が持てます。
(6)次期中期計画の数値が見えてきた!?
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先日、有償ストックオプションの発表がありましたが、そこで2028年3月期の利益に関する記載がありました。つまり、次期中期計画値はここに近い数値を目指すことが想定できるのではないでしょうか!?
○最後に
投資に絶対はありませんが、チェンジHDへの投資については、損する可能性が低く、3年後には株価もかなり成長していることが予想されます。個別株での投資を検討されている方は、本記事が検討の一助となれば幸いです。
本銘柄については、決算短信が公表される四半期ごとに分析を改めていきます。「スキ」&「フォロー」をいただけるとモチベーションにつながりますので、本記事が気にいっていただけたなら、是非是非よろしくお願いします!