2024年銘柄分析③ ノバシステム第2Q決算分析(証券コード5257)
2024年銘柄分析③、ノバシステム株式会社(5257)(以下「ノバシステム」)の第2Q決算分析です。
※本記事は個別株の銘柄分析であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。個別株への投資は自己責任ですが、本記事が投資検討の一助となれば幸いです。
○はじめに
ノバシステムの第1Q決算分析は過去に紹介していますので、是非ご確認ください。
○概要
(1)第2Qについて
第2Qについて、第1Qの好調から一転、上半期利益は前期比マイナスとなっています。第2Qでも計画どおり、あわよくば上振れてくるなと思っておりましたので、正直なところ、かなりびっくりしました。
売上高は前期比で19.5%増。まず売上がしっかり伸びないとその後の利益も出ないという意味で、一番重要視している部分が計画どおりなのはポジティブでした。
一方で営業利益は計画比の80%。長期プロジェクトの一部工程において想定を上回る開発コストおよび先行開発着手ということで、外注費の増加が主な要因のようですが、長期プロジェクトの開発コスト増は第2Q限定なのでしょうか。第3Q以降も続くとなると、利益がかなり圧迫されて、苦しい状況になってくると思います。
(2)通期業績について
通期は据え置きで一安心ですが、本当に達成できるのか、第3Qでの進捗を注視していく必要があると思います。
○8月7日の決算説明会について
8月7日の決算説明会書き起こしを拝見しましたが、社長は「確信」という言葉を何度か使っていて、引き続き通期計画達成にかなりの自信があるようです。
説明会で話していただいている内容を信じて、引き続き保有していきたいと思います。
〇IR問い合わせについて
個人的に気になる点ですが、IRのレスポンスが悪いような気がします。問い合わせを送ってからすでに5日は経過しているのですが、音沙汰なしですね。これくらいかかるのは通常なのでしょうか。お盆だからでしょうか。
ちなみにタスキHD(166A)はIRに問い合わせると翌日には返信があって、そういう場面で会社としての組織力や経営に対する意識の高さが見えるので、是非IRのほうにも力を入れていただきたいですね。(ただのお盆期間でIRお休み中だけならごめんなさい)
○最後に
本銘柄については、引き続き四半期ごとに分析を進めていきます。
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