コロナ退散!来年の事を言うと鬼が笑う

一年を振り返る。この期に及んで。だって今日は大晦日ですよ、2020年の。皆さん無観客の紅白歌合戦を見ながら知ってる歌も少なくなって、こんなのつまらないわなんてリモコンに手を伸ばそうとしてる時間に。除夜の鐘を聞く前に一杯入って、うつらうつらしてるそんな時間に。へそ曲がりの私は、どうせ新年が来たって何かが目に見えて変わるわけでもないし、むしろ変わらないという安定感に毒されている?ことに幸せを感じているのにね。

そんなズボラな私だからこそ、今年が持つインパクトはかなりの重圧だったのです。結婚出産両親との別れなど自分史の出来事とはまるで違う意味合いを持つ衝撃的インパクトの一年だったのです。勿論それはコロナ禍のことです。フツーのおばさんの個人的な予想のできる範囲の戸惑いや悲しみとか辛さと違う、SF並の人類対ウイルスの戦いの問題なのです。両親や祖父母の戦争体験とも違うし台風地震などの自然災害とも違う。相手は人間でもなければ大自然でもない。正しく理解してないかもしれませんが、人間を媒体として増植し感染する得体の知れない目に見えない奴ら。

戦争は人対人、自然災害は自然対人。戦争は人の愚かさが一因。自然災害は人力では到底管理できない力が働く。愚かさは学ぶことで過ちを繰り返さずにすむかも知れない。無力さは備えることで最小限に被害をとどめられる。それではコロナは?まず知ること。そして学び備えること。

ところがこの一年で私達はコロナについてどれほどの知識を得たでしょうか?コロナの話題は毎日テレビやインターネットで流れているのに、敵の本質を知るための情報は少ない。別に専門的な医学的検知に基づく最新研究が欲しいと言っているのでわなく、偏ったり煽ったり、隠してみたり、世界情勢に振り回されたり、事実としての情報がどこか違った伝わり方をしているような気がするのです。得体の知れないものを相手にするのだし、分からないからこそ慎重であるべき事実の取り上げ方が安易すぎるように思えます。大袈裟かもしれませんがそこには人の愚かささえ感じてしまうのです。マスク、手洗い、三密回避以外のさらなる備えを確実にするために、人は愚かであるということを自覚して、優先すべきが何かを考えて行動しなければと思うのです。人対人の利害を持ち込んで愚かな過ちは犯してはならないと思うのです。

来年は延期された東京オリンピックが開催されます。来年のことを言うと鬼が笑う。来年のことを言うとコロナが笑う?いや、アマビエに笑っていて欲しいなあ。来年の大晦日、私はこの文章を読みながら要らぬ心配をしたものだと笑っている。何かが変わる時にはパワーが必要ですがそれが世界中の人たちの安心安全に繋がるには、コロナという敵を知る為の公平な情報と知識がとても大事になってくると思うのです。




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