ヒップホップダンススクールのレッスン中にアキレス腱断裂した53歳ひとり社長、入院の記録①
2021年10月4日(月)20時半過ぎのこと。
毎週通っているヒップホップダンススクールのレッスン(この日は「ランニングマン」を受講)中に、突如「バチッ!!!」と音がして目の前がホワイトアウト。
気づいたら床に転がっている自分がいた。
最初は後ろの人の足が何かの拍子にぶつかった、もしくは意図的に蹴られたのかもと思い込んでいた。
しかし、当該の後ろの人(Gさんというスタッフで生徒さんでもある)は「どうしたんですか?」と鳩が豆鉄砲を喰らった顔をしてこちらの顔をのぞき込んでいる。
右足のふくらはぎから足首にかけて、激痛が走り、力が入らない。
ダンスの先生はじめ、生徒さんたちが私のところへかけより、教室の外へ肩を貸して連れ出してくれた。
スクールの店長が事務の女の子にバケツと氷水を用意するよう指示してくださり、足を冷却させてもらう。
生徒さんで「先生」と呼ばれているスラッとした美しい女性が、私の足を見てくださった。
お医者さんか学校の先生らしいのだが、このときはそこまで確認する余裕はなかった。
「たぶん靱帯を痛めていますね」
アキレス腱が切れたら痛みはこんなものではない、という。大人でも泣き叫ぶほどらしい。
事務スタッフの女の子が救急に連絡してくれて状況を説明してくれている様子。
「ご本人に変わってくださいとのことです」
電話の向こうの病院事務の女性が状況を尋ねてくる。
「ヒップホップダンスをしていた」と説明すると明らかに電話の向こうで「ププッ」と吹き出した。
「ご自宅と当病院は正反対の方角にある。今後の通院のことも考えると、うちではなく近くのほかの病院を当たってくれ」と断られてしまった。
この夜は病院に見てもらうことを断念して帰宅することに。
ダンススクールには車で来ていたのだが、とても運転できる状態ではない。
スクールのF店長さんが代わりに運転してくれることになった。
事務所までの1駅分の運転をお願いした。
F氏は私の通うダンススクールの店長さんだが以前はダンス講師もしていたという。
講師時代にぎっくり腰をやって生徒さんに抱えられながら自宅まで帰ったこともあるそうだ。
プロでもそんなことがあるのだなと妙に納得しながら事務所に帰還。
事情を知らない母(事務所は母の住むマンションの一室を登記しているのです)が私の姿を見てえらく驚いていた(それはそうだ)。
タクシーを呼んでやろうかという母の申し出を軽く断り、スマホの「Go」というアプリでタクシーを配車。
ものの1〜2分でタクシーが到着した。
動かせない足を引きずりながらタクシーに乗ってさらに1駅向こうの自宅まで。
妻と息子が心配そうにしながら出迎えてくれた。
状況と経過を説明して、自宅に着いた安堵感から空腹を覚え、妻に仕事部屋まで夕食を運んでもらった。
この日はどうすることもできないので、夕食を食べて寝た。
だらだらと書き綴ってしまったが、何が言いたいかをまとめておく。
・アキレス腱が切れるときは「バチッ!」と音がする
・ケガをしたりすると周囲の人はとてもやさしい
・Goというアプリはすごく優秀
以上、続きはまたまとめていきたい。