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観光業DX 閑散期で収益|売上をつくるDX-Case.3

こんにちは、根岸です。
2020年4月から始めた「地方×DXプロジェクト」。何を目指しているのか?何でやるのか?は、以下のプレスリリースとnoteをご覧いただけると嬉しいのですが、ざっくりいうと「ちゃんと事業再構築をすれば、日本には魅力的でさらに成長する企業が本当はたくさんある」ってことを広める活動です。

そんなプロジェクトですが、事例となるロールモデル(≒参考にしたら改革方法がみえてくる)が複数生まれてきました。

いろんなパターンがあるのですが、きちんと参考にできる形でオープンにしようと思い、「うちもやりたい!」と思ったら動ける受け皿もできた
ので、順次事例公開(≒できるだけ数字も暴露)していきます。

第三弾の事例は、本格派キャンプ場を全国展開する「株式会社VILLAGE INC」です。

①どんな会社?

社名:株式会社VILLAGE INC
場所:静岡県下田市
事業:本格派キャンプ場の企画開発、運営など
従業員:25名
URL:https://villageinc.jp/


②事業課題は?

日経トレンディヒット予測ランキング1位にも選ばれるほど、注目のキャンプ場を展開する同社ですが、キャンプ場は季節による繁閑の波が激しく、また、突然の天候悪化によるキャンセルも。そこにコロナが追い打ち。
外的要因に左右されないモデルが必要でした。

③改革方針(戦略・体制)は?

「売上をつくるDX」プロジェクトの方針は、既存のノウハウやアセットを活用して、社内リソースを最小限に、閑散期を活用できる新しい収益モデルを生み出す。と設定しました。
社内に企画開発ができる人材はいるものの、業務多忙につき、なかなか専任できない状況だったため、体制を次のように作りました。

ただし、完全にフリーランスだけになると、ノウハウを社内に蓄積できないため、社内メンバーは議論から実施まで一緒にやることにしました。

社員の業務量を増やすのではなく、雇用して過剰人員にするのでもなく。

④具体的に何して、どうなった?

◆サービス企画:
企画・プロデュースを得意とするフリーランスがプロジェクトに参加。「閑散期にいかにキャンプ場に訪れてもらうか」を、社内の方とともにプランニング。
◆マーケティング・イベント:
集客・マーケティングが得意なフリーランスもプロジェクトに参加。立案した企画の仮説を検証するため、SNSやオンラインイベントなどを実施。

冬場のキャンプ場に。飛行機でくる遠方者も。


⑤気になる売上や利益は?

閑散期の活用事例ができたことで、一定の確度をもって、閑散期の売上が2.2倍になる事業プランができました。
なお、キャンプ場の稼働率は控えめに10%で試算しているため、20%になれば4倍、30%になれば6倍です。

閉鎖状態になりがちな閑散期が、収益拡大に。

⑥まとめ&今後

閑散期のキャンプ場利用に関する企画立案、実行を増やせば、それだけ収益増が見込めます。ただし、企画立案を社内のみで実行すると「企画を増やす→増員する」になるため、売上と同時にコストも上がってしまいます。
そこで、ファンマーケに着手。ファンが企画して、ファンがキャンプ場を活用するモデルに向け、トライアルを開始しています。

社内では浮かばなかった企画が次々と!

また、閑散期の収益化は、観光地の宿泊業、飲食業にも参考になる事例となります。コロナで苦しむ全国各地の観光地の、ロールモデルとして展開していきます。

最後に

VILLAGEINC が企画運営する、圧倒的な非日常を体験できるプライベートキャンプ場はこちら。全国にありますので、よかったら~

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ご興味がありましたら、お気軽にお声がけください!
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