【緊急特番】あなたは「イシナガキクエを探しています」を見ましたか?
あなたはテレビ東京の「イシナガキクエを探しています」を見ましたか?
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ご覧になりましたか。アレを。いかがでしたか。
アレについて色々と話したいことがあるのですが、しばしお付き合いいただけますでしょうか?この手の番組は観た後にあーだこーだと色々話したくなるものです。
「イシナガキクエを探しています」の考察がしたい
というわけで改めましてこんにちは。モキュメンタリーは好きだけれどホラーは大の苦手で、いつも苦しい思いをしているネギマと申します。
さて、身も蓋もない話で恐縮なのですが、この番組は「モキュメンタリー」です。
おそらく、②を最初に選ばれた方のほとんどが、それを知った上でご覧になったのではないでしょうか。
この番組を作ったのは『Aマッソのがんばれ奥様ッソ! 』『このテープもってないですか?』『祓除』などのモキュメンタリーホラーを作ってきた大森時生氏と、YouTubeなどで『フェイクドキュメンタリー「Q」』シリーズを手掛けている皆口大地、寺内康太郎の両名です。
その方々がなにやらSNSで「TXQ FICTION」とかいうなにやら怪しげなアカウントをこぞってRTしているものですから、そりゃそのスジに詳しい方々からしたら、「おっ?なにかまた新しいことがはじまるぞ?」と身構え、番組情報が公開されたら迷わず番組録画をされたことと思います。
なにも知らず、偶然番組をご覧になった稀有な方々は、不穏な空気を感じながらも番組を観て、最後の「この番組はフィクションです」という表示に、えもいわれぬ不気味さを感じたことと思われます。なんせ、これがフィクションなら、テレビ東京が大真面目に架空の人物を探すための番組を流していることになるのですから。……まぁ、実際そうなのですが。
さて、再び身も蓋もない話になるのですが、この番組はモキュメンタリー、つまりドキュメンタリーの様に見せかけたフィクションです。そして、名言はされていませんが、おそらくホラーです。まるでドキュメンタリーの様に話が進みながら、その最中に少しずつ少しずつ不穏な空気を漂わせていき、どんどんボタンがかけ違って、最後には恐ろしい事実が明らかになったり、ならなかったりします(視聴者に委ねて終わるのはよくあります)
そして、この手の番組の楽しみ方の一つとして「考察」があります。序盤から展開されていく小さなヒントから、この話にはどんなバックボーンが用意されているのかを考える、というものです。
最初にこの番組を観はじめた時は、てっきりこの1回こっきりだと思っていたのですが、なんと5月10日に第2回が放送されるというので、好き放題考察可能なうちに、SNSでの考察意見などを交えて自分が考えたことをまとめておきたいと思います。(第2回の内容を見たら自分の考えと全然違ってた、なんて大いにありえますからね。今のうちです)
違和感を片っ端から上げてみる
さて、では考察に入る前に自分が見つけたもの、SNSで注目されていたものを含めてこの捜索特番から感じた違和感を箇条書きにしていきたいと思います。考察はこの箇条書きを元に行いたいと思います。では、頭から順番に
・まずそもそも捜索番組なら放送時間がおかしい。(この番組が放送されたのは24:30)
・番組名「イシナガキクエを探しています」の「探す」の漢字。本来、対象が人の場合は「捜す」の字を使う。「探す」は新しい住まいや仕事、宇宙人など欲しいものや実在するかわからないものに使う字。
・イシナガキクエさんの情報が不穏すぎる「会話ができない」ってなに?(喋れない訳ではないらしい、ではなおさらどういう意味?)
・現在76歳なら55年前の写真をAIで綺麗にするんじゃなくてAIで「現在推定される姿」を出すべきでは?
・っていうかAI補正の写真めちゃくちゃ怖い!!!ずっと見れないぐらいゾワゾワする!!
・米原さん、55年も探してるのに苗字も違うし「家族みたいなもの」って?家族じゃないなら関係はなに?
・米原さん、ビラ配りの際に「爺ちゃんこの紙前ももらったよ」的な事を言われてる
・「何故さがしているのか」について番組中一切触れられない
・米原さんのご家族、亡くなり過ぎでは??ずいぶん若い方も亡くなってる、おかしい
・スタッフ「イシナガキクエさんは存在しないのでは?」って米原さんにいってたのに何故こんな特番を?しかも米原さんが亡くなってから。本来なら生前からこういう番組をやるべきだったのでは?
・米原さんの意思を継いで?別の理由があるのでは??
・米原さんも最初「写真はない」って言ってたのに「信用していいんだな」って確認してから写真を出してきたのはなぜ??ビラにもその写真を載せるべきだったのでは?
・情報募集の電話番号!?これってモキュメンタリーだよね!?生放送じゃないし。SNSの反応見るとどうやら本当にかかるらしい(怖すぎて自分ではかけられなかった。だって万が一折り返し電話とかあったら死ぬほど怖いじゃないですか!!)しかも、録音で情報を留守電に残す様言われるらしい。
・集まってくる情報がほとんど写真の情報を元にしたものばかり。現在76歳のお婆さんなのでは?
・亡くなった米原さんの家の周りに不審な人?の情報。不穏すぎる。
・動画見たら家の中に人がうじゃうじゃいるじゃん!!言ってた内容と違うじゃん!!怖いよ!!不法侵入だよ!!警察関係者の人なんでそんな冷静なの!!!
・え?安藤アナ次回放送1時33分って言ってたけどテロップは1時53分だよ?どっちが正しいの?
・そもそも、この捜索番組、期間をあけてまた放送するの??
・最後まで一度も、この手の番組だったら絶対あるはずの、本人に対して「この番組を観ていたらご連絡を」という問いかけがなかった
あらためてざっと上げても不気味すぎる。ノンフィクションとしてみても、フィクションとしてみても不可解な点があって怖い(特に繋がる情報提供窓口の電話番号、これはフィクションなのでは??)
考察してみる
SNSで多く見る意見は「米原さんの家族が死に過ぎている」「スタッフに写真を見せたすぐ後に米原さんが亡くなっている」「米原さんが亡くなってから番組スタッフが本腰を入れて探しはじめた」などの要因から「探すのをやめたら呪われる類の怪異では?」というものが出ています。
ほかの考察では安藤アナの言った次回時間とテロップが異なっていた点を、ミスではなく故意である、としたうえで「音を聞くことができない相手(イシナガキクエ?)にこの番組を見せたくないのでは」という説が出ています。
ここからは私の推理なのですが、上記の説が合っている、とした上でイシナガキクエは「探し続けれなければいけないが、絶対に見つけてはいけないもの」なのではないか?と考察しています。
その理由は3点あります。1つは上記の「音を聞くことができない相手にこの番組を見せたくないのでは」という説から。イシナガキクエは「会話ができない」⇒「聞くことができない」という仮説によるものです。2つ目は「本人への呼びかけがなかった点」これは探すポーズを取り続けなければならないが、本人から連絡してきてほしくないからなのではないか?という考えからです。そして3つ目、「米原さんが何度も同じ相手にチラシを渡していたため」です。まるで米原さんが認知症である様な見せ方をしていましたが、自分は「米原さんはわざと同じ人に渡し続けていたのでは?」と考えています。つまり、「この人はイシナガキクエを知らない」=「この人にならチラシを渡しても安全」だったからではないかと。
イシナガキクエを探しはじめたら探すことをやめてはいけない、そして絶対に見つけてはいけない。それが、このイシナガキクエという怪異なのではないかと自分は考えています。
この先どんな展開を迎えるのか
「イシナガキクエを探しています」は第2回が5月10日に放送されます。この捜査は、この番組は、この番組のスタッフは、そして視聴者はこの先どうなっていってしまうのか。目が離せません。
だってそうでしょう?
この番組を見てしまったあなたも、もう探しはじめてしまっているんですから。
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