フリーゲームを選ぶ基準
フリーゲームを作っている人達なら、「どうすれば自分のゲームをプレイ、DLしてもらえるか」と普段から悩んでいる事だろう。
それに対する答えとして、私なりのフリーゲームを選ぶ基準に関する記事を書く事にした。「こういうゲームはプレイしたい」という特徴、逆に「こういうのはやりたくない」という特徴も併せて書いている。
あくまで、個人の選び方なので「こーゆー人もいるのね」くらいに思っていただければ幸いである。
個別のページまで見に行く
フリーゲームのサイトでは色々なゲームが並んでいる。その中からプレイヤーに選んでもらうにはタイトルと1枚のサムネイル画像しかない。
タイトルやサムネを見て「これは面白そうだ」と思って個別のページまで見に行くものはこんな感じ。この辺りの基準は少し曖昧かも。
・サムネイルが黒背景に白い字のタイトル画面
何となくダークで暗そうなイメージがあっていい。
そういうのが好きなので、それっぽい雰囲気の画面には惹かれるものがある。
『あなたはばけものですか』はそれに近い感じでいい。
・美麗なイラストのキャラクターが大きく描かれている
絵は綺麗な方がいい。なので、サムネ画像にキャラクターが大きく描かれていると「この絵いいな」とか「このキャラクターは好み」となってプレイする意欲が沸く。
『みことにっき』の時はそんな理由で選んだ気がする。
・プレイ画面のサムネがある
タイトル画面よりはキャラクターやゲームの特徴が判りやすいのがいい。
プレイ画面ならば「これはこういうジャンルのゲームなんだ」というのが伝わる。これはタイトル画面のサムネにはない大きな武器だ。
・タイトルから内容がイメージしやすい
タイトルにゲームの特徴となる言葉が入っていると内容がイメージしやすい。
『板前探偵すしおか』は『板前』で『探偵』だという主人公の特徴や、『探偵』がタイトルに入っている事から推理要素がある事が想像できて判りやすい。
・タイトルが特徴的
タイトルがぶっ飛んだものは人の興味を惹きやすい。上記の『板前探偵すしおか』もその例。「なんで板前で探偵なんだよ!」となってしまう。
『日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム』もタイトルが特徴的なゲーム。「日本をよく知らないのに和風?」という一見矛盾した部分で、人の興味を引く事ができる。
ここまで書いてきたが、「この作品は自分の好みだ」と感じるサムネやタイトルだったら見に行く。なので、プレイする層を絞って「こういうのが好きな人に特化しました!」と言いたげなサムネやタイトルもいいかも。
プレイする、ダウンロードする
プレイヤーを個別のページに引っ張ってきたらもう一息。プレイしてもらうまでもうちょっとだ!
ここからは、個別ページに飛んだゲームを選ぶ基準について書いている。
・プレイ時間やEND数が書いてある。
作品に関する数字の情報が書いてあると選びやすい。
学生さんみたいに時間のある人ならともかく、社会人だと時間がなくて困る。なので、プレイ時間が書いてあるゲームは嬉しい。
短いならサクッとできるので選びやすいし。
・ジャンルが書いてある
これはしっかり書いておいて欲しい。自分の作品をどういうゲームか定義して、しっかりプレイヤーに伝えて欲しい。
・あらすじが好み
ゲームの物語のあらすじを読んで、サムネ画像で見た時の印象と異なるかどうかを考える。あらすじが面白いと思ったら、プレイするし、ダウンロードする。
難しいあらすじにする必要はない。ジャンルが書いてあれば、後はゲームの雰囲気の一部だけでも味わえるような短い文章を2、3行くらいでいい。
・特徴が好み
ストーリーのないゲームの場合。
その場合はゲームの特徴を書いておけばOK。「こういうところが面白いですよ!」というのを伝えよう。
まとめると、プレイ時間、END数、ジャンル、ゲームの特徴(長所)がしっかり書いてあればプレイしたくなるという事なのだ。
ここまでやってあると嬉しい
ここから先はプレイした後の話になるけれど、ここまでやってあるとプレイヤーとしては嬉しい。そういうポイントをまとめた。
・攻略方法が書いてある
どうしても攻略に詰まるという事はある。
ダウンロードしたゲームならゲームのファイルの中に、攻略方法が書いてあると嬉しい。作者さんが作った攻略サイトがあると最高だ。
こういうアフターサービスがしっかりしている人のゲームは安心してプレイできるので、別のゲームにも手を伸ばしたくなる。
・難易度調整がある
ゲームは好きだけど、下手の横好きなのでジャンルによっては難易度が複数用意してあると助かる。
・プラスの感想をツイートすると反応がある
私はフリーゲームの感想はできるだけTwitterで書くようにしている。高評価の感想には何か反応があると嬉しい。リプライするのは大変だと思うので、いいねを押すくらいで充分。
選ばない、プレイしない例
ここからは個人的に選ばない例。ここに書いてある事を改善するだけでプレイしたくなるかもしれないので、参考程度に書いておく。
・タイトルにクソゲーと入っている
自らクソゲーと言っている時点でやる気がなくなる。個別のページまで行かない。
・説明不足
個別ページまで飛んでも説明が2行程度のものはどういうゲームか判らないのでプレイする気にならない。
もっと自分の作品を売り込んで!「こういうところが面白いよ!こういう魅力的なキャラが出るよ!」とか。
それが苦手なら想定プレイ時間、END数、ジャンル、実況動画を出していいかどうかだけでも書いておくといい。
・READMEファイルがテキスト形式のものでない
READMEファイルはOSやPCの環境を問わず、どんなものでも開けるものでなくてはならない。テキスト形式(ウインドウズだとメモ帳)がベストだ。
その辺りの配慮ができていないゲームで面白かったものには出会えていない。
おわりに
フリーゲームを選ぶ基準として普段からやっている事を書いた。いつもは意識していないので、意識して文字に起こすのは結構骨が折れる。
上記のは全て個人の感想だけど、フリーゲームを作る人の参考になれば幸いである。
以上。