忘れない日
2022年12月30日
またこれも、ただの私のための日記。
朝は寝不足ながら早起きして、
犬の散歩をした。
見慣れたいつもの散歩コースだけど、
樹氷やらスケートリンクやらカラッとした十勝晴れやら、気分が晴れやかになる景色が見れた。
3ヶ月ぶりの地元、1年ぶりの冬に
新鮮に思えた。
美しくて爽やかな町だなぁと誇りに思った。
今日は父が退院する日。
そして、在宅看護が始まる日。
父が間もないとか、もう容態が悪いくらいに思って
ずっと落ち込んでいたし、母と泣いてばかりいた。
不謹慎ながら明日にでも「その日」が来ることをすごく考えた。
どうやって生きていこうって。
病院に迎えに
その前に契約のために在宅医療の説明を聞いて、何枚も父の名前、住所、生年月日を書いて、代理人として自署と続柄 長女を書いた。
私がこんな引っ張っていくようになるとはなぁ。年取ったな。
父に会って、思ったより元気な姿にホッとした。
なんでも自分でしようとするし、座位にもなれるから安心した。
久しぶりに会って涙が出るかと思っていたけど、それよりも普段通りに振る舞ってくれる父に、いつも通りのちょっと父娘の嬉し恥ずかしムズムズする感情にさせてくれた。看護師さんもいてテキパキしてて、そんなしみったれた空気にすらならなかったかも。
でもほっとしたなぁ。
家に帰ってきて
2-3時間はケアマネさんや、訪問看護師、福祉用具の取付とかで出入りが多くてバタバタ。年の瀬なのに、皆さんすぐきてくれて、丁寧に説明してくれて、それも安心した。これから私も在宅ケアできそうって思えた。
夕飯時にそれが終わって、やっと父母と私の時間に。
こんなにも、ちっぽけなことに家族と喜んで幸せだなぁ。を噛み締めた。
入院中に出なかった屁が出たこと、うんちが出たこと、
入院中にほぼ食べなかったのに、退院祝いケーキや母特製の飯寿司を少し食べたこと
大好きなコーヒーを父自ら淹れてくれたこと
精神的に元気が出たから、食欲が出てきたんだろうね〜なんて、喜んだ。
一緒にいることがこんなにも良いお薬なんて。
明日はこれしよう、調子良かったらこうしたいね、なんて活力あることをたくさん話した。
今まで入院中にはできなかったこと。
そして、家族が今までにないくらいに平和で優しい気持ちになった。
みんなが離れて暮らして、みんな精神的に辛かったはず。
父が家に帰ってきて、本当に肩の力が抜けた。張りつめてメソメソしてたのも吹き飛んだ。
そして、安心しすぎたのか、調子乗ったのか
父のランクルを車庫から移動させる時に、バックで雪山にぶつけ、バンパーを壊してしまった。
本来ならめちゃくちゃショックだろう、、、
いやショックなんだけど、金で解決するし、どうにでもなること!ま、いいわ!とすごいスピードで開き直れた。恐るべし、気持ちのゆとり。
なんだか、今日という忘れられない日に、ネタ的な笑い事ができたわ、ふふ🤣くらいに思った。
ほんで、父には内緒にしておこうと思っていたのに、
弟が私いない隙に帰ってきて、すぐ父にチクった。
父も、誰かはわからないはずなのに、すぐに私が頭に思い浮かんだとか言って、
はー、やっちまったなー。
私を呼ぶ時ビストロスマップみたいな鈴を鳴らすとか、急にみんなナイチンゲール精神で何かしたくなる衝動とか、元気になるとお互い口が達者になってまた言い合いしたりとか、笑うことも多かった。
うまくいくのか、在宅看護😂
こんな日が続くと良いのにな。
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