ロストカイリューの参考書
また会いましたね、ねぎ一派のねぎです!!
今回は、もし自分がDay1に参加できた場合に使用していたロストカイリューのデッキリスト(日向杯(@hinatahai_)にて20位/166人中)および、PJCS2023のDay2にてチームメンバーのアシダ選手(@kamoasidaaa)に提供したロストカイリューのデッキリストについて解説していきます!!
ちなみに今回の記事は自分が大した戦績を残せていない&他人の戦績であるため全文無料となっておりますので、もしお時間がありましたら最後まで読んでいただけると幸いです!!
早速本題ですが、今回の記事は以下の構成となっております。
デッキ選択の理由
・環境読み
デッキ選択をする上で、現環境をある程度把握することは必須です。(現環境で刺さるデッキ、カードの選択ができるため)
身内での練習にてPJCSのDay1での環境は以下のランク表になると考えました。(ここでのランク表は強さ+シェア率を指します)
tier表を見ていただくと、先攻を取るデッキ、非V非exのアタッカーの運用がデッキコンセプトに組み込まれているデッキ、妨害札+手札干渉により相手の理想的な動きをさせずに勝ち切るデッキのいずれかの条件を複数満たすデッキがtier表上位に存在していることがわかります。
そのため、現環境では後攻でも強い動きがある、早い段階で相手の非V非exポケモンを複数取りして相手の盤面を崩壊させることができる、妨害札+手札干渉に強いの3つの条件を満たすデッキの選択が適切であると判断しました。
・ロストカイリューとはどんなデッキなのか?
前項の条件に自分はロストカイリューがこれに当てはまるデッキだと考えました。
その理由としてはロストカイリューが以下の動きができるデッキだと考察したからです。
・後攻1ターン目からウッウ(稀にカイリューVやゲッコウガ)でサイドを取ることができる
・ロストスイーパー多投により早い段階で、非V非exポケモンを複数取りすることができるゲッコウガやヤミラミの運用が可能である
・森の封印石や後述するカイリューVの2枚目採用により、ある程度手札干渉に抗うことができる
以上より、PJCSのDay1ではカイリューV多投型のロストカイリューを選択するのは正解であると考察しました。
Day2について(特にシニアリーグ)は、後ほどのメインカードの採用理由にて説明させていただきます。
デッキリスト
・Day1で使用予定だったロストカイリュー
・アシダ選手に提供したロストカイリュー
・アシダ選手が実際に使用したロストカイリュー
メインカードの採用理由
・Day1で使用予定だったロストカイリュー
ロストカイリューに関しては、今では新しいデッキタイプではないため細かな部分は割愛させていただき、既存のロストカイリューと異なる点を重点的に解説させていただきます。
既存のロストカイリューはライコウVやウッウ、ヤミラミ以外の非V非exアタッカーであるレントラーやカビゴンであったり、フィニッシャーであるカイオーガを採用されていたりすると思います。
このような形のロストカイリューを触ったときに、
・アルギラやサナのような手札干渉(ナンジャモやジャッジマン)するデッキが増えたことで、毎ターン新しいアタッカーを用意することが厳しい
・カイリューVやライコウVがサイドを2枚とられるポケモンであるため、試合展開が速くなり山を掘りきることが困難であるため、カイオーガの運用が難しい
と感じました。
これはあくまで個人的な感想ですので、もしかしたら自分が下手くそなだけかもしれないです… これらのことから、複数枚取りできない非V非exアタッカーをなるべく採用せず、場持ちの良いある程度耐久、高打点があるポケモンを複数枚採用することで手札干渉対策とし、フィニッシャーをカイオーガではなく別のアプローチで置き換える必要がありました。
そこでこの条件を満たすカードとして、2枚目のカイリューVおよびこだわりベルトを選択しました。
カイリューVはHP230とよくあるVやexポケモンのHP220ラインよりも10高く、また弱点が存在しないため耐久値が他のVやexポケモンと比べ少し高くなっております。
この差は非常に大きいと考えており、例えばルギアVSTARの攻撃やベルト込みダブルターボミュウのメロディアスエコー、テクノバスターを耐えることができます。
特にアルセウス系統のデッキに関しては、ライコウVや非V非exでは耐えることができないベルトダブルターボアルセウスVSTARやダブルターボなしアルセウスVSTARの攻撃も耐えることができるため、手札干渉されたとしても1ターンを生み出すことで、後続の育成の準備や試合最終盤面に必要な札を探しに行くターンを増やすことができます。
以上のことから、手札干渉に対して強くでることができる場持ちの良いカイリューVの2枚目を採用しました。
続いて既存のロストカイリューで使いにくいと感じたカイオーガについてですが、カイオーガは主にアルセウス系統のデッキやミュウに対して捲ることができる札として採用されていると考えております。
しかし先述したように手札干渉やサイドレースの速さからカイオーガで〆ることが難しいことが課題でした。
その課題に対し、アルセウス系統の対面(主にアルギラ)では、先程採用を決めた2枚目のカイリューVとこだわりベルトで解決策としました。
カイリューVの打点はVSTARに対してこだわりベルトを採用することで倒すことができます。
従って、1体目のカイリューVを倒すことができるポケモン(主にギラティナVSTAR)を2体目のベルトカイリューVで倒すことで、相手は2体目のカイリューVを処理することができず、押し切ることが可能になります。
また、ミュウ対面ではアプローチが減った分をドラピオンVを採用することで補填しました。(ミカルゲはHPが低くカイリューのドラゴンゲイルで気絶するため不採用としました)
以上の理由より、PJCS2023 Day1のtier表上位にいると考えられるデッキ(サナ、ロスギラ、アルギラ、ミュウ…etc)に対して五分以上に戦えるデッキとしてこのロストカイリューのデッキリストを作成しました。
・アシダ選手に提供、使用したロストカイリュー
アシダ選手に提供したデッキは自分がDay1に参加した場合に使用予定だったロストカイリューと2枚だけ異なっております。それはライコウVと勇気のおまもりです。
ライコウVと勇気のおまもりはもともとカイリューVとこだわりベルトだった枠でした。
これは、PJCS直前の自主大会の結果を参考にするとDay2にはアルセウス系統のデッキがあまり勝ち上がっていないと予測されたこと、シニアリーグのDay1でインテウーラが複数人Day2に勝ち上がっていたことを考慮した(メタ対象が変わった)結果となっております。
ライコウVはもともと既存のロストカイリューに入っており、インテレオンVMAXを一撃で突破するための採用であるため細かい採用理由について割愛します。
今回提供したデッキリストの勇気のおまもりは以下のような考察の下採用しました。
・サナのお守りフワンテが減ったことで、現環境においてポケモンの道具をメタるカードの採用が減った(ロスト系統を除く)
・インテウーラやロスト系統に対して、マナフィのHPを底上げし守ることができる
・ライコウVに貼ることでルギアVSTARやアルセウスVSTARの攻撃を耐えることができる
・ヤミラミに貼ることでクレセリアのムーンライトリバースで倒されなくなる
・カイリューVやライコウV、ドラピオンVに貼ることでサナのザシアンVやアルカナシャインサーナイトの要求エネルギーが2枚増える
以上を踏まえ、勇気のおまもりの採用は適切だと判断しました。正直、枠があれば勇気のおまもりは2枚採用したいカードではあるため、もし構築を真似したい方がいればどこか1枚削って試してみてもいいと思います。
最後に提供したリストと使用したリストでは森の封印石が1枚、空の封印石となっている点に関して述べると、アシダ選手本人がミュウとインテウーラを厚くみるために採用したと言っておりました。
この枠は好みだと思っているので、安定に寄せたい方は森の封印石を、デッキパワーを高めたい方は空の封印石を採用するといいと思います。
拙い文章でしたがここまで読んでいただいた方大変ありがとうございました。もし好評でしたら、各対面での立ち回りを軽く追記したいと考えております。
文責:ねぎ(@negi__pokeca)
校正:おのたく(@osushisoba)
デッキ作成協力:おのたく(@osushisoba)、ひぬ(@1chandog)
アシダ、世界Day2おめでとう!!!!
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