日本選手権に参加した感想

人生でなかなか全国大会を経験する機会もないので、今大会の感想や店舗予選と今回で使った構築の違い等を記録も兼ねてここに記述したいと思います。


先日行われた遊戯王OCG日本選手権2024にて、残念ながら1回戦で負けてしまいました。
今大会からブロック戦によるエリア代表が無くなり、いきなり東京での全国大会という形でしたので、これまでブロック戦には参加した事があった自分としては人生初の全国大会でした。
結果は、1勝もする事ができず、悔しい思い出となってしまいました。

日本選手権2024 結果

1回戦 粛声 後 ‪✕‬○‪‪‪✕‬

デッキとしての完成度は、日本選手権に持っていったこの構築がピークだと思っており、デッキは悪くなかったと思っています。
しかし、選手権前までに実践する機会が少なく、大きく構築を変更したサイドデッキにおいて、当日正しいサイチェンができておらず、準備不足があったかなと試合を振り返って思いました。

さて今回、使った召喚獣は以下のリストになります。

基本的には、以下の記事で紹介した店舗予選で優勝した時の構築と変わりませんが、若干変えているところがあります。

メインデッキ
out
幽鬼うさぎ 2
in
原始生命態ニビル 2

7月からのリミットレギュレーションの変更により、天盃龍が数を減らし、ユベル、R-ACEの数が多くなると予想しました。
メインデッキの基本となる動きに対しては、規制による影響は無いため、手札誘発の種類の調整のみ行いました。
天盃龍に対して唯一有効な手札誘発であった幽鬼うさぎですが、他の対面に対して有効な場面が少ない事と天盃龍の数が少なくなると予想した為、今大会では、不採用としました。
代わりに分布の多いであろうデモンスミス入りのユベル、R-ACEに対して強く見る為に、サイドのニビルをメインから採用しました。

サイドデッキ
out
原始生命態ニビル 2
カイザーコロシアム 2
コズミック・サイクロン 1
センサー万別 1
拮抗勝負 3

in
幻創龍ファンタズメイ 3
冥王結界波 3
墓穴の指名者 2
ユベル-Das Ewig Liebe Wächter 1

ニビルはメインで述べたので割愛

永続系→墓穴の指名者に変更
永続系を辞めた理由として、カイザーコロシアムが禁止になったのもありますが、店舗予選の時からサイチェン後に永続系のカードの採用が読まれ、バックを割るカードを採用されてしまう傾向がありました。
そこを逆手に思い切って採用せずに相手の手札を腐らせてしまおうという考えで永続系のカードの採用を辞めました。
墓穴の理由
自ターンでは、アレイスターの通りを良くする為や、アトラクター、ドロール等の食らうと致命的な誘発をケアする為に採用しました。
一応セットできるので、相手ターンでは、相手のファントムやデモンスミス展開を止めるのにも役立ちます。
また墓穴がセットできる状況は、アレイスターの効果が通っている可能性が高いので、そのまま抱えてメルカバーのコストにも使えるかと思います。

拮抗勝負→冥王結界波に変更
デモンスミスユベルを捲る時に想定される最終盤面は、ファントムオブユベル、ラギア、ヴァルドラス、シーザーになるそうです。
この場合、拮抗勝負では、ヴァルドラスで止められてしまうので、捲る事ができないと判断しました。
冥王結界波であれば、プルガトリオで前の盤面は全て処理できるので、こちらの方が捲る確率は上がると思い、今回は冥王結界波を採用しました。

ユベル-Das Ewig Liebe Wächterの採用
今大会では特にユベルを重く見ていました。相手のファントムを使わせてユベルを出してくれれば、超融合で結界波以上のリターンを得ることができます。
更にこちらもユベルギミックを採用しているので、能動的に用意する事も可能である事から、今大会は採用しました。

ドロー系誘発の採用
展開系のデッキが多く、増殖するGが通ると別ゲーになるほど、かなり刺さる環境です。
次点の候補であるマルチャミーも店舗予選である程度プレッシャーを与えている事は感じていました。
増殖するGほどのリターンは得られないものの、消費した手札誘発や捲り札を他のドロー系の誘発で引きに行くプランは現環境に合っているのではないか?と考えました。
また、「召喚ドラグマで勝つための本質である、適切なタイミングで手札誘発を使ってできるだけ相手のリソースを吐かせてスローゲームに持ち込み、互いにトップゲームに近い状態から、1枚初動で完結した動きでリソース差を徐々に広げること」に対して、自分はトップゲームにならずに補充した手札で更なる妨害や初動の確保を期待できます。
以上の事から後攻0ターン目でドローする事ができるマルチャミーに加え、幻創龍ファンタズメイもフル投入で採用しました。
これらは調整の段階でかなりの成果を出していたので、非常に良かったプランだったと思います。

おわりに
現環境にしがみつく事ができた要因として、元々召喚獣は、誘発に割けるスロットが多い為、ある意味で今の12〜15枚は当たり前に入っていなければ戦えない誘発環境と召喚獣はマッチしていたと思います。
環境デッキとの違いは、1枚辺りのカードパワーなのは明白なので、その差を少しでも埋められるようこれからも研究を続けて、来年こそ召喚獣を世界に連れて行けるようにまたチャレンジしたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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