2024年10月〜のリミットレギュレーションにおける召喚獣の影響

先日、公式より2024年10月から施行されるリミットレギュレーションが発表されました。
https://yu-gi-oh.jp/news_detail.php?page=details&id=2055

相方ありきのテーマである召喚獣は、強力なテーマを相方に持つと規制の影響を受ける可能性があります。また、汎用カードも当然影響を受けます。
今回のレギュレーションでは、多くの規制、緩和がありましたので、関連の高そうなカードに対して、召喚獣における影響を記述したいと思います。

私は、召喚獣というテーマが好きであり、2019年には召喚閃刀姫で2024年には召喚ドラグマ(ユベル出張型)で店舗代表を取る事ができました。直近では、ホルス召喚ドラグマ、召喚ドラグマ(ユベル出張型)、アザミナ召喚ドラグマを使用していました。
興味のある方は結果を残せた召喚獣についての記事を書いているので、合わせて読んでいただけると嬉しいです。

召喚獣そのものへの影響

今回、召喚獣に関連する規制や緩和はありませんでした。
環境最前線にいるようなカード達と比べてカードパワーは劣る為、基本的に掛かるような心配はありませんが、テラ・フォーミングの禁止だけは常に考えられるので、そこは掛からなくて良かったです。

規制による影響

本題はここから、相方として採用されてきたカードの規制が多い改訂となりました。また、汎用カードの規制、緩和もかなりの枚数あった為、珍しく思い切った改訂をしたなという印象です。
それでは、特に影響のありそうなカードについて記述していきます。

デモンスミス関連

永遠の淑女 ベアトリーチェ【制限⇒禁止】
魔を刻むデモンスミス【新規・制限】
刻まれし魔の詠聖【新規・制限】

デモンスミス関連では、上記3枚が規制を受ける事となりました。
私はデモンスミス型の召喚獣を使用していなかったのですが、十分に相方としての選択肢になり、デッキパワーを上げてくれるカードでした。
実際に相方として採用していた方も多いと思います。
今回の規制では、相方にしていた場合、全て影響が大きいと考えています。
デモンスミスからスタートする事で、召喚権を使わずにベアトリーチェを立てられる為、ベアトリーチェの効果で救いの架け橋を落とす事で、暴走魔法陣にアクセスできる事から、デモンスミスが召喚獣の初動として機能していました。
おろかな副葬と違い、救いの架け橋を落とすまでにリンク値を増やすことができているので、残ったリンク値でアポロウーサ等の妨害を立てることもできました。
また、リソースとしてデモンスミスが残っているので、返ってきたターンの捲り札としても機能します。
デモンスミス及びベアトリーチェの採用は、既存の召喚獣に比べてデッキパワーが上がったのは間違いないです。
しかし、今回の規制で、召喚権を使わずにデモンスミス展開が行いづらくなった点
ベアトリーチェ禁止により、デモンスミス展開で召喚獣ギミックに触れなくなった点
があまりにも大きすぎるので、相方にしていた場合、召喚獣そのものにも影響のあった改訂だと思います。
悪魔族テーマでも無いので、わざわざデモンスミスを召喚獣に採用する意味は無くなってしまったかなと個人的には思っています。

黒魔女ディアベルスター【新規・制限】
ついにディアベルスターが制限カードとなってしまいました。罪宝が登場したタイミングで、罪宝召喚ドラグマとして使用していた方も多かったのではないでしょうか?
最近では、ディアベルスターを活用するのではなく、アザミナの登場により、罪宝の欺きをサーチする為に罪宝狩りの悪魔と合わせて採用していました。
個人的には、直近までアザミナ召喚ドラグマを使用していた為、こちらの方が影響は大きかったです。
肝心なアザミナギミックは生きているので、安定性は落ちてしまいましたが、まだ使おうと思えば使えるレベルです。また、罪宝は12期の顔なので、アザミナ含め今後の新規に期待しましょう。

増殖するG
ほぼ全てのデッキに入っている強力な手札誘発が準制限となってしまいました。
先攻側の打つ増殖するGが強力すぎるのであって、後攻側の打つ増殖するGは先攻有利なこのゲームの抑止力に繋がる必要悪なカードだと思っています。
ですので、マルチャミーシリーズは良く調整されていますね。今後マルチャミーシリーズが増えるにつれ、増殖するGに規制を掛けるという事なんでしょうか。
増殖するG規制の感想はここまでとして、召喚獣の目線で話していきます。
まずは、打たれた側の視点
増殖するGを受けた時の召喚獣はそれほど影響はありませんが、相方次第では影響を受けますので、これから飛んでくる確率が低くなる事は相方の展開が通りやすく、良い事だと思います。
次に打つ側の視点
後攻を捲るのに重要なカードでしたが、引ける確率が低くなるのは、やはり厳しいです。メイン戦で後攻での勝利を諦めないのであれば、フワロスやプルリアをメインからの採用も検討した方が良さそうですね。

ナイトメア・スローン【新規・準制限】
ユベル出張型の召喚ドラグマにおいて影響のあったカードです。ファントム・オブ・ユベルは元から1枚の採用だったので、影響はありませんでした。
コンセプトとして、初めにナイトメア・スローンからファントム・オブ・ユベルを出してから召喚獣の展開をするデッキだったので、その初動の1枚が減り、再現性が下がってしまいました。
似たようなコンセプトのアザミナ召喚ドラグマの方がまだ初動となる枚数は多いので、ユベル出張型を使う事は無くなりそうです。
店舗予選の優勝から日本選手権まで規制を耐えて共に戦ってくれたので、このカードには感謝です。

おわりに

以上が今回のリミットレギュレーションにて、召喚獣への影響について記事にしてみました。
かなりニッチな上に個人的に影響のあったカードなので、ナイトメアスローンなんかは召喚獣と全く関係ないという人ばかりだと思います。
そんなニッチな記事でありながら、ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
これからも定期的に召喚獣の記事を書いていこうと思います。
今回の記事が少しでも参考になりましたら幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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