我らもゆく道

え、なんでしたっけ?子供に怒るな自分も通った道、年寄り笑うな自分も行く道だとかいうことわざありますよね。
本当にその通りだなぁと感じることが多いし、日々もう少し優しさを持って接したいなと反省することも多い。

先日知人がスーパーで全く違うところに違う商品を置いている人に対して怒っていた。
どういう躾されてきたんだ!と。
しかし残念ながら恐らく年配者なのだ…
時々子連れの疲れきってるお母さんがやってしまうのも見かけるが
麺つゆの所にお菓子を戻したり、レジ横の棚に全然違うものを置く年配者を時折見かける…

今回知人が指摘している事に対して「あー、あるよね…わかるわかる」と思いつつも、
庇いたい気持ちの方が湧いてきた。

というのは私自身アラフォーに差し掛かってきて、体力の低下に悩むことが増えた。

数年前に問題なくできていたことが上手く出来なかったりする。
元あった所がどこだったかを思い出すのも、戻しに行くのも高齢の方や弱ってる人にはかなりしんどいのかもしれない。

以前どこかで見かけたのだがスーパーによっては「ちょっと買いすぎたわ棚」がレジ横にあって
そこに置いておけば店員さんが戻してくれる(今思えば冷食とかは無理だな)システムにしているところもあって、
あれを見た時は「すごい!」と感心した。
服屋さんも試着室の横にハンガーラックを置いてくれているお店もある。

指摘していた知人も私も絶対に歳をとるし、
こういった優しさに救われることも、いつかはあるのだろうなとおもう。

戻せる人は戻した方が良いのは勿論なのだけど、
人に迷惑かけずに生きることは出来ないから
なるべく人がかける迷惑にも寛容でありたいと思ったりはする。

そもそも元あった所では無いところに置いてあることに対して立腹していいのは店員さんだけかもしれない。

難しい時もあるけど、相手の状況を考えるという事は大切だなと感じた。

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