NAGAREYAMA F.C.のRSL第4節はドロー。より高みを目指して何が出来るか。
9月24日、我孫子・鎌ヶ谷リバーサイドリーグの第4節が開催されました。
会場は利根川ゆうゆう公園。こちらでの試合は、8月13日のミナトSCさんとの県リーグでの試合以来、ほぼ1か月ぶりとなります。ここのところスポレクパークやタカスポ等、初めて行く会場での試合が続いていたので、勝手知ったる会場のありがたみを感じました…会場のことがわかっているのって、本当に楽!(笑)
まぁ、相変わらずのやんちゃな芝なんですが(笑)
県リーグ最終節の劇的な勝利を受け、あの試合を楽しんだ多くの方がゆうゆう公園に来てくれるかもしれない!せっかく来てくれるなら、少しでも楽しんで観てもらえるようにしたい!
そう思い、今回新しい試みとしてマッチデープログラムのようなものを作って配布してみました。
A4で2枚分と内容的にはペラペラで最低限の内容ですが、少しでも試合を観るにあたっての楽しみの種になれば。さりげなくチャントをインプットしておけば、気分が高揚した時には自然とチャントの声が厚くなるかもしれない…というやましい期待もありますが(笑)
お配りしていたマッチーデープログラムは「NFC is My LIFE」と銘打ち、このnoteの記事としてPDFファイルをアップしていますので、もし興味がございましたらご覧になって下さい!
今日の試合、さすがに最終節程の人出は無かったのですが、嬉しかったのは、何度も現地でお見掛けする方が増えている、ということ。1回きりでなく、何度も足を運んで下さっている方がいる…こんなに嬉しいことはありません!中には、小さなお子様二人を連れて応援に来てくれるパパさんも!
観に来て下さった方が皆、「楽しかった!」と思って頂ける…そんなゴール裏…いや、河川敷か…を、皆で創り上げていきたいですね!
この日の天候は晴れ。9月も彼岸を過ぎ、ようやく涼しくなってきました。日差しは相変わらず強いですが、気温も湿度もそこまで高くなく、風も強かったので体感的には動きやすい環境だったかと思います。
この日のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。
一番大きく変わっていたのが、DFライン。最終節、怪我を押して出場してくれていた#9橋本 真吾選手が外れて#5平久 竜土選手が入り、#4平久 将土選手と兄弟でセンターバックに。サイドバックは左に#18加藤 康徳選手、右に#17森田 大輔選手が入りました。二人とも、6月の千葉蹴球倶楽部さんとの試合以来のスターターです!
中盤は#10小野 敬輔選手が外れ、同じ位置に#6山室 伊ノ介選手が入りました。
ベンチメンバーは公式の発表とは少し異なるのですが、現地で確認できた範囲では、#9橋本 真吾選手、#10小野 敬輔選手、#16今山 育己選手、#24栢野 史也選手。栢野選手は初めて公式戦でユニフォーム姿(パンツの方だけですが)を披露してくれたので「大怪我からようやくここまで戻って来てくれたんだなぁ」と勝手に感慨深く観ていました。
10時、快晴の中でリバーサイドリーグ第4節、FBFCさんとの試合はキックオフ。リバーサイドリーグは30分ハーフと試合時間が短い短期決戦。試合は序盤から球際が激しい入りとなりました。
FBFCさんは自陣深くまで引いて守るのではなく。比較的、高い位置からプレッシャーをかけながら、DFラインは高く設定してコンパクトな陣形で守備。特に中央は選手が多くかなりタイトで、NAGAREYAMA F.C.の選手がボールを持つと厳しくプレッシャーをかけられていました。
厳しいプレッシャーを受けながらも、NAGAREYAMA F.C.はいつものようにボールを保持しながら、両サイドを広く使った攻撃でチャンスを作ります。
前半4分、#18加藤 康徳選手のクロスを胸でトラップした#13板倉 航希選手がシュートを放つも枠の外へ。
前半6分、FKの流れから#3牧野 純己選手の折り返しからシュートを放つも、枠の外。
前半8分、#1板橋 柊哉選手のフィードに#13板倉 航希選手が左サイドを抜け出してクロス、#3牧野 純己選手がシュートも枠を捉えられず。
前半13分、#11山口 賢人選手のスルーパスに#13板倉 航希選手が抜け出してシュートもGKがセーブ。
序盤から勢いを持って試合に入ったNAGAREYAMA F.C.がチャンスを作るものの最後のところで枠を捉えられない展開が続きました。
すると前半23分、相手に裏を取られてピンチを招きますが、ここは#1板橋 柊哉選手がエリア外まで飛び出してナイスクリア。
FBFCさんはボールを奪うとNAGAREYAMA F.C.の高いDFラインの裏を狙って縦に速い攻めを繰り返しており、裏を突いた後は人数が揃う前に積極的にドリブルで1対1を仕掛けてくるシーンも多く、このシーン以外にも危ない場面になりかけたシーンが結構ありました。
その後も、NAGAREYAMA F.C.が押し込む時間は多いもののゴールネットは揺らせずにスコアレスで前半を折り返します。
後半も前半と同じような展開で進みますが、徐々にシュートにまで到達できるシーンが減ってくると、NAGAREYAMA F.C.は選手交代。
後半9分、#3牧野 純己選手に代わり、#16今山 育己選手がIN。そのまま右のFWに入ると、またここからNAGAREYAMA F.C.のチャンスの時間が増えていきました。
後半13分、#17森田 大輔選手がボールを奪って#13板倉 航希選手につなぎ、ドリブルで持ち込むもシュートまでは行けず。
後半21分、逆サイドからのロングスルーパスに#11山口 賢人選手が抜け出すも、GKがカット。
後半22分、#22寺内 大登選手が裏を取って#11山口 賢選手に戻し、山口選手がミドルシュートを狙うも枠の外。
#16今山 育己選手がサイドライン際に張って、相手DFラインと並ぶ高い位置を取ることで相手DFが広がり、中央にこれまでよりスペースが生まれる。このスペースを上手く使うことでチャンスを作れるようになってきました。
そして後半23分。コーナーキックの流れから#5平久 竜土選手が頭で押し込み、ついにNAGAREYAMA F.C.が先制に成功します。
ゴール後、竜土選手はファンサポーターに駆け寄り、大きくガッツポーズ!最高でした!最高すぎて「この姿をきっちり写真に収めねば!」といつにもまして焦りすぎたせいで写真が間に合わなかった(笑)
それくらい最高な瞬間でした!
先制した後もNAGAREYAMA F.C.は追加点を狙い、#16今山 育己選手がカットインから左足で巻いたシュート。GKが飛べないコースに綺麗に飛んだシュートでしたが、惜しくも枠の外。
すると後半29分、今度はFBFCさんのコーナーキック。ファーへのボールの折り返しを押し込まれ、痛恨の失点。試合は再び振出しに戻ります。
アディショナルタイム。中央で細かくパスをつないでシュートまで持ち込むも、枠外。今度はカウンターから#16今山 育己選手が抜け出し、カットインから#13板倉 航希選手につないでシュートもDFがブロック。
結局そのまま試合は終了、結果は1-1の引き分け。
NAGAREYAMA F.C.は公式戦で初めて勝ちを逃した試合になりました。
勝ち切ることは出来ませんでしたが。内容的には決して悪くなかった試合でした。決定的なチャンスも作れていたと思います。ただ、今日の試合はそのチャンスでシュートを枠に飛ばすことが出来なかった印象。チャンスを決め切ることができるか。そのためにあと一歩の余裕を作れたかどうか。そしてどうすればその余裕を作れるか。
今日の試合は木村コーチが観客席(という名の土手)で観戦されていて、お隣で色々と戦術的なお話を伺うことが出来て楽しかったのですが、その中で出ていたのが、ゴール前、ニアに飛び込む選手が少ない、ということでした。誰かがニアに飛び込むことでDFもつられるし、流れてきたボールが後ろの選手のチャンスにもなる。結果としてゴールの確率が上がる。以前、県リーグの解説で栢野選手も言っていましたが、エリア内に入っていく人数をいかに増やせるかどうか。
決定力を上げるというのはどのカテゴリーのチームでも共通した課題ですが、ここは日々こだわって工夫と研鑽を重ねていくしかないですね!
NAGAREYAMA F.C.がより上のカテゴリーで戦うことを考えるに、アキレス腱になってしまっているのが、選手層の薄さ。ここはやはり喫緊の課題だと感じました。
今日の試合、ベンチには4名の選手が入っていましたが、実質的に交代の選択肢に数えられたのは今山選手のみだったのでは、と思っています。この試合は来年の1部リーグでの戦いに向けた準備の第一歩…新しい戦術のテストや選手の適性を試すことにチャレンジできる場だと思っていたのですが、交代選手も覚束ないこの状況では色々なチャレンジもできず…。社会人である以上、来ることができない選手もいるし、来てくれた選手でも痛めているところがあれば無理はさせたくない、という事情もある。1部リーグでの経験の長い船橋FCさんと比較してみても、今の選手層は圧倒的に薄いし、この人数では日々の練習ですら限界がある。紅白戦すらできないわけで…。
人材は誰でも彼でも連れてくれば良いというわけでは無いので難しいのは重々承知していますが、少しずつでもここは何とか厚くしていきたいところですね。
我々ファンサポーターも、少しでも「NAGAREYAMA F.C.でプレーしてみたい!」と思ってもらえる、NAGAREYAMA F.C.を選んでもらえる要因の一つになれるよう、工夫していきたいです!
そして最後にもう一つ、この試合で自分が懸念に感じたのは、感情のコントロールについて。FBFCさんの ボールホルダーへのチェックはかなりタイトで、激しいコンタクトにNAGAREYAMA F.C.の選手が感情的になる場面が多くありました。審判のジャッジに不満を溜め、そこからイエローカードをもらう場面も。
アツくなるのは決して悪いことではないと思っていますしアツく戦う選手は大好きです。ただ、その方向性を誤ってはいけないと思うのです。頭に血が上った一瞬のプレー、言動が試合を壊してしまうことだってあります。そして万一そんなことが起きたら、その後悔はきっと大きな傷となってずっと残り続ける。
心はアツく、頭は冷静に。苛立ちは相手選手、審判に向けるのではなく、自身の内で燃やしてプレーで爆発させてほしい。そう願っています。
…かくいう自分も、NAGAREYAMA F.C.の選手が倒された時は大声で叫んでしまっているので…偉そうなことを言えた義理ではないのですが…自分も気を付けていきたいと思います!
今日の試合で、現在予定が決まっている公式戦はいったん全て消化したことになります。次の公式戦は恐らくリバーサイドリーグの第5節となるかと思いますが、日程は決まり次第、となります。
ここまでこの暑い厳しい季節に、負けられないシビアな試合がずっと続いてきたので、選手たちは心身ともに相当疲労がたまっているかと思います。体もメンタルもしっかりリフレッシュして、次節、またわくわくするようなプレーを魅せてくれることを楽しみにしています!
今週は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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