NAGAREYAMA F.C.か、船橋FCか。無敗同士、昇格を掛けた運命の最終節。
NAGAREYAMA F.C.の2023年のメインステージである千葉県社会人リーグ2部。5月に開幕してから、大雨による延期あり、不戦勝ありと色々なことがありましたが、いよいよあと1節を残すのみ、となりました。
現在の千葉県社会人リーグ2部 グループ1の状況はこちら。
いつものように公式の結果が更新されていないので、クラブからの情報とSNSでわかる範囲で結果を集計しています。
相変わらず消化試合数が揃っていないので暫定順位ではありますが、優勝の可能性を残すのは、無敗を守っているNAGAREYAMA F.C.と船橋FCさんのみに絞られました。NAGAREYAMA F.C.にとっては次節が最終節であり、優勝決定戦、ということになります。
船橋FCさんは1試合消化が少ないので順位表上は2位になっていますが、得失点差では船橋FCさんの方が上。リーグのレギュレーションでは①勝ち点 ②該当チーム間の対戦成績 ③得失点差 の順で順位が決まりますので、船橋FCさんが最終節 ミナトSCさんとの試合に勝つ前提で考えると(実際、船橋FCさんが負けるイメージが湧かないのですが)、NAGAREYAMA F.C.が船橋FCさんを上回るためには、最終節の船橋FCさんとの直接対決で勝つしかない、という状況になります。
逆に言えば、NAGAREYAMA F.C.は最終節に勝てば、文句なしでその場で優勝が決まる、ということです。わかりやすい!
最終節のお相手である、船橋FCさん。名実ともに、NAGAREYAMA F.C.がこれまで公式戦で対戦した中で、一番強い相手です。
船橋FCさんは船橋市を本拠とし、1972年頃に設立されたクラブ。「船橋のサッカークラブをみんなで創ろう」をコンセプトに、船橋に縁のある選手たちを中心に構成された、まさしく地元密着型のチームです。
下部組織あり、スポンサーあり、そして所属メンバーは35名という充実ぶり。ちなみに…NAGAREYAMA F.C.は…19名…ですね。いやいや、人数の差が戦力の差では無いハズ。
所属選手には、NAGAREYAMA F.C.メンバーに縁のある選手が居そうです。#20橋本選手は今山選手の八千代松陰高校の先輩、#4大久保選手は土屋じょにー選手、錦見選手の東京国際大学での後輩、#24田中選手は高木選手の江戸川大学での後輩、#55中澤選手/#88浜田選手は土屋じょにー選手の柏日体高の後輩、#66長沼選手は安芸代表の習志野高校の後輩、だと思われます。経歴と生まれ年からの推測ですが。
上のカテゴリーのチームでプレーしていた選手や、市立船橋高校をはじめ強豪校出身の選手も多く所属しています。今年こそ2部リーグで戦っていますが、もともと10年間以上もずっと1部リーグで戦ってきたチームです。むしろ、2部リーグにいるのが不自然な…2部リーグの中では突出したレベルのチームである、と言えます。
いつもNAGAREYAMA F.C.のデータを垂れ流している手前、相手チームのデータがあるなら同じように垂れ流すのが筋だろう…ということで、船橋FCさんについて調べてみました。
中心選手は、FWが#20橋本 諒選手、#7吉田 航選手。MFは恐らく攻撃的なのが#9大塚 裕貴選手、#30小山 北斗選手、守備的なのが#26片岡 壯太選手。DFが#4大久保 海渡選手、#5玉井 崇大選手。GKは#1新田 陽平選手。これらの選手はここ最近の公式戦ではスタートから出場することの多い選手です。
フォーメーションは、恐らく4-4-2か3-5-2。出場選手のポジションは公式サイト上の情報を信じて見ているので、実際のところは違うかもしれませんが…。センターラインを固定するのが定石ですので、上記の選手がセンターラインを担っているのではないかと思われます。
船橋FCさんのポイントゲッターは、#20橋本 諒選手。あくまで自分が把握できた限りで、ですが、ここまで9ゴールをマーク。NAGAREYAMA F.C.では橋本 辰哉選手と同学年の今年25歳の選手。要注意ですね!!単純なゴール数だけでなく、ゴールを決めた試合数で見ると、#20橋本選手と#9大塚選手が4試合以上でゴールをマーク。この二人は特に注意が必要です!
船橋FCさんのゴールした選手の情報を下にまとめてみたのですが、自分が気になったのは、得点している選手が非常に多い、ということ。船橋FCさんは選手層が厚いので、選手を固定せずに入れ替えながら出場しているのだと思いますが、その中でもMF登録の選手の多くがゴールを決めていることが気になりました。MF登録の選手がFWとして出場している可能性もありますが、中盤からどんどんゴール前に飛び出していく、追い越していくスタイルが得意なのかもしれませんね。
そしてもう一つが、DFの#4大久保選手が2ゴール決めていること。セットプレーからのゴール…でしょうか…こちらも注意しないといけないですね!
続いて、船橋FCさんがゴールを決めている時間帯について。こちらもあくまで自分が情報を集められた範囲の中での手集計ですが…正直、隙が無いです。どの時間帯でもほぼ満遍なくゴール出来ているんですよね。終盤に来て足が止まる、ということも無さそうな。
特に注意しないといけないのが、キックオフ直後の時間帯。調べた限りでは、船橋FCさんはこの立ち上がりの時間帯に最も多くゴールを決めていました。勝利しか選択肢がないNAGAREYAMA F.C.ですので、先制を許すと一気に試合が苦しくなります。なので、キックオフ直後の時間帯は一層警戒しておく必要がありますね!
以上、船橋FCさんについてのご紹介でした。
NAGAREYAMA F.C.と比較した数字というのは今回は載せなかったのですが、不戦勝だった試合を除き、両者とも対戦済みの相手との結果だけを集計してみても、実は船橋FCさんの方が得失点差でNAGAREYAMA F.C.よりも上にいるんですよね。そして、クラブとしての歴史、体制、選手層。現時点では、全てNAGAREYAMA F.C.よりも上の相手なんです。
そう、船橋FCさんは「勝って当然」と安易に思えるような相手ではないんです!!NAGAREYAMA F.C.の選手たち、チームが劣っているとは決して思いませんし、当然、自分も勝つイメージしか持っていません。ただ、この試合…船橋FCさんに勝つことは決して簡単な話ではなく、選手、スタッフ含めて本当に必死になって戦うからこそ勝てる相手である、ということだけは、NAGAREYAMA F.C.を応援してくれる皆様には押さえておいて頂きたいと思っております。
NAGAREYAMA F.C.と船橋FCさん。お互い全勝で無敗同士の両者が、最終節で雌雄を決する。勝った方が、優勝。
ホント、出来すぎたストーリーですよね。
最高にアツく、そして同じくらいものすごく重圧のかかる試合。選手たち全員、心の底から「勝ちたい」と思っている試合です。こんな試合だからこそ、自分は選手たちにこの試合を楽しんでほしいと切に願っています。
こんな最高な、アツくなるシチュエーションをリアルで味わうことができる。これってきっと、フットボーラーとして最高に幸せな瞬間だと思うんです。この喜びを、心行くまで味わって欲しい。悔いを残さず、全て出し切って、試合が終わった時には「最高に楽しい試合だった!」と感じていて欲しい。
私が選手の皆さんに伝えたいこと。それは「この試合、心の底からサッカーを楽しんでほしい」ということ。それだけです!
NAGAREYAMA F.C.の最終節、船橋FCさんとの試合は、9月10日(日)の13時15分。会場は船橋市にあるタカスポ…高瀬下水処理場上部運動広場です。
船橋市の会場…そう、NAGAREYAMA F.C.にとってはアウェイでの開催なんです!実は船橋FCさんも、公式サイトで「タカスポを(船橋FCのカラーである)青く染めよう」と呼び掛けていて。「ふなっこ」の力を結集しようと意気込んでおられます!!
そうとなれば、我々、NAGAREYAMA F.C.を応援する流山市民…「ながっこ」だって、黙っていられないですよね!?流山魂、見せたいですよね!?アウェイの地ではありますが、流山市民の力を結集して、タカスポをピーコックブルー…NAGAREYAMA F.C.カラーに、染めたいですよね!?
ぜひ皆で一緒に、現地でNAGAREYAMA F.C.の選手たちの背中を後押ししましょう!!そして、最高の瞬間を、現地で共に分かち合いましょう!
いざ、タカスポへ!!!
今週は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?