見出し画像

エースストライカーの面目躍如。板倉選手の6発でNAGAREYAMA F.C.が6連勝。

8月13日、大雨の影響で延期となっていた千葉県社会人サッカーリーグ2部の第2節が開催されました。大雨で延期になっていたこの試合、今度は台風であわや再度の延期か…と心配しましたが、不安定な天候に苦しめられつつも、何とか無事に開催することが出来ました。

ころころ変わる天候…サポも各々のスタイルで。
いつかチームカラーのポンチョが欲しいなぁ
ずぶぬれになりながら旗を振り続ける
我らがコールリーダー

NAGAREYAMA F.C.の第2節のお相手は、ミナトサッカークラブさん。この試合に当たっての状況やミナトサッカークラブさんについては簡単にではありますがこちらの記事にも書いていますので、よろしければご参照下さい。

上記の記事を書いた後に消化された試合でミナトサッカークラブさんはアベーリャス千葉FCさんに2-5で敗戦…手痛い2敗目を喫している状況。ミナトサッカークラブさんとしてはこれ以上離されたくない、絶対に勝ちたい試合。そして対するNAGAREYAMA F.C.としても、船橋FCさんが無敗である以上は絶対に負けられない試合となります。


この試合のスカッドはこちら。

千葉県社会人サッカーリーグ2部 第2節

基本的には直近の市川市役所サッカー部さんとの第6節と同じ布陣ですが、インサイドハーフのところだけ、前節の#11山口 賢人選手から、今節は#6山室 伊ノ介選手に代わっています。
ベンチメンバーは#5平久 竜土選手、#7土屋じょにー選手、#17森田 大輔選手、#18加藤 康徳選手と、こちらは変わらず。

我らが守護神、板橋選手!
アップ風景…キックオフ前はとにかく蒸し暑かった!
毎回円陣ばかり撮っていたので、
たまには記念撮影の方を…

非常に蒸し暑い中でキックオフしたこの試合は、開始早々に動きました。
前半6分、中盤で相手選手に素早いプレッシャーをかけたところからルーズになったGKへのバックパスを#13板倉 航希選手がカット。落ち着いてGKを外してゴールに流し込み、NAGAREYAMA F.C.が幸先よく先制します。
そしてその直後の前半8分には、#6山室 伊ノ介選手のスルーパスを受けて裏に抜けた#13板倉 航希選手が今日2点目となるゴールを決め、NAGAREYAMA F.C.が前半10分までに2-0とリードを広げ、一気に試合の主導権を握ることに成功します。

この試合はNAGAREYAMA F.C.の攻守の切り替えが非常に早く。ボールを失ったら即座に相手ボールホルダーへ寄せてボールを奪還、FWへのくさびのパスも中盤とDFで引っ掛けて回収と、完全に相手を圧倒していました。後から配信で知りましたが、この試合は雷の状況によっては前半で試合が終了となる可能性があったので前半のうちに勝負をかける必要があった、ということ。雷が鳴ったら中断して治まってから再開、くらいにしか考えていなかったのですが、そんなレギュレーションだったんですね…。後から考えると恐ろしい状況でした(汗)
絶対に星を落とせない、更には出来るだけ得失点差を稼ぐ必要があるNAGAREYAMA F.C.にとって、この試合は40分で勝利を決める、最初からフルスロットルで全てを出し切る、という試合だったんですね。そしてこの危機感のある状況が、今年一番のクオリティを生んでいました。ミナトサッカークラブさんを圧倒した集中力、運動量。本当に素晴らしかったです。

そして、序盤の2点で完全にエンジンに火が付いたのが、我らがエースストライカー、#13板倉 航希選手。
既に2得点をあげた後の前半18分、今度は中盤でボールを受けると、DFラインに出来ていたギャップの間を一気に駆け抜け、そのままゴールに流し込んでハットトリックとなる3点目。
更に前半35分には、#3牧野 純己選手の折り返しを受けて、ゴールのニア上をぶち抜く豪快なゴールで4点目。
板倉選手の大爆発で、NAGAREYAMA F.C.が前半を4-0と大きくリードして折り返します。

風の中でも今山選手の左足のクロスは
期待させてくれる軌道を描いていました
蒸し暑い中のはずなのに
爽やかに見えてしまう橋本選手の不思議…

そして後半になっても、板倉選手は止まりません。
後半9分、#1板橋 柊哉選手のフィードを胸トラップで受けて反転、ここまでスピードで振り切られてきたからか、相手DFが警戒してスペースを開けて守っているのを見るや、ドリブルで突っかけずにそのままミドルレンジからの豪快なゴラッソを決め、5点目。
更に後半27分、ハーフウェイライン付近でボールを受けると、今度はスピードに乗ったドリブルで相手DFラインを単身突破、相手にファールをさせる間も与えずに相手GKまで躱してゴールに流し込み、6点目。
チームの得点6点全てを板倉選手が挙げるというとんでもない活躍を見せ、NAGAREYAMA F.C.が6-0と勝利。強敵を相手に完勝したNAGAREYAMA F.C.が6連勝で無敗を守りました。


この試合の主役は何といっても板倉選手でした。雨あり、風ありで難しいコンディションをものともせず、圧倒的な力を見せつけての6ゴール。お見事でした。
特に5点目は…凄まじかった!現地に駆けつけたサポーターからも驚嘆の声があがっていました。
板倉選手、ここまで今年の公式戦全試合でゴールを継続中。そして千葉県社会人サッカーリーグ2部だけで、今シーズン13ゴールです。不戦勝があったので、実質5試合で13ゴール。昨年3部リーグでは7試合で13ゴールでしたので、カテゴリーがあがった今年の方がゴールを量産しているという。
まさしくUNSTOPPABLE!ワンダーボーイですね!!

UNSTOPPABLE!!

板倉選手のこの勢いを呼び込んだのはスタートから全開で入って高い集中力を見せてくれた全選手(ゴールという数字に残る結果はなくとも、全員本当に素晴らしい出来だったんです)だと思うのですが、その出来の良さをもう一段加速させたのが山室選手だったのではないか、と思いました。
チーム全体がハイペースで入っている中で、シンプルにボールを捌いてゴール前に顔を出す山室選手が入っていることによって、より縦に速い攻撃が増える。そしてこの縦に速い攻撃が、板倉選手に前を向く時間とスペースを与える。今日のNAGAREYAMA F.C.の攻めはとにかくシンプルで速かったんです。
ボールの預け先となり前に運ぶ、タメを作りながら違いを作ることができる山口選手と、テンポよく速い攻めを呼び込める山室選手。やりたいサッカーによって選手の起用、配置を変え、個性を活かし活かされる。そんなシーンを観ることが出来て、非常に面白かったです!


この試合、まるで風呂場にいるかのような蒸し暑さならはじまり、雨がぽつぽつ降り始めたかと思いきや目を開けていられないほどの勢いの雨。そして時折照り付ける暑い日差し。更には向きも強さも折々で変化していく風、と…とにかくこの試合は難しいコンディションだったと思います。
蹴れば風で流される、雨が降ってピッチは滑る。選手たちは相当苦労していたかと思うのですが、見ている限りではその苦労を感じさせるシーンはほぼ無し。選手たちは、それくらいに高い集中力で試合を臨んでいたように思いました。
ホント、素晴らしいです!

後半開始時点は雨
牧野選手、小野田選手の連動にわくわくした今節でした
後半途中のポジションチェンジと共に
アシストからゴールへと期待が変わる今山選手
後半の中盤…この頃は雨やんでいました
そして後半の終盤…どしゃぶり!!

これで連勝を6に伸ばし、無敗を守ったNAGAREYAMA F.C.ですが、まだまだ真夏の連戦は続きます!
次節は来週8月20日、千葉県社会人サッカーリーグ2部の第7節。お相手はFC BRAZENTINさんです。会場は今節と同じく利根川ゆうゆう公園。
流山市から比較的アクセスしやすいゆうゆう公園でのNAGAREYAMA F.C.の試合は、千葉県社会人サッカーリーグ2部ではこの第7節が最後になります。朝イチとは言えこの季節ですので暑い中での試合になるかと思いますが、せっかくの有観客試合ですので、多くの方に現地で選手の背中を後押しして頂けると嬉しいです!

今週は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!

試合終了の整列…この雨!!
試合終了後の挨拶、今節は土屋じょにー選手!
試合終了後は一瞬晴れ間が。片付けは選手たちの手で。
今日もチームを裏で支えてくれていた赤津マネ!
縁の下の力持ちです!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?